Geminiは「学習をオフにすると履歴が残らない」― ワイがGemini AI Proに課金しない理由

Gemini個人有料版で学習設定をオフにするとチャット履歴が消えて困っている人のイメージ図 AI
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前回の記事では、主要な生成AIについて

  • 「入力データが学習に使われるかどうか」
  • 「無料版と有料版で違いはあるのか」

を横断的に整理しました。(>【学習させない設定】ChatGPT / Claude / Gemini / Perplexity / Grok― 無料版・有料版の違い【2026年対応】

その中で一つ、強く引っかかる点があります。

それが Gemini(Google) です。

Geminiは、
「学習に使われたくなければ設定でオフにできる」
という点だけを見ると、一見すると良心的に見えます。

しかし、月額料金を払って個人の有料プラン(Google AI Pro)を契約しても、「プライバシーを守ると履歴が消滅する」という仕様からは逃れられないのです。

この記事では、私がGeminiの個人有料版を使って感じた「致命的な欠点」と、それを解決するために辿り着いた唯一の正解についてお話しします。


個人有料版「Google AI Pro」の致命的な欠点

Geminiの個人向け有料プラン「Google AI Pro」は、より多くの最新モデルのGeminiへのアクセス、画像生成、ディープリサーチ、NotebookLM、Googleドライブの容量が増えたりと、スペックだけ見れば非常に魅力的です。

しかし、「データの取り扱い」に関しては、無料版と同じジレンマを抱えています。

Geminiでは「学習をオフにすると、チャット履歴が残らない」

有料会員であっても、設定画面で直面するのは以下の二択です。

  1. デフォルトのまま使う(便利だが不安)
    • チャット履歴は残る。
    • しかし、入力データはGoogleの学習に利用される可能性がある。
    • さらに、「人間のレビュアー」が内容を目視確認するリスクも残る。
  2. 学習させない設定にする(安全だが不便)
    • 「データを学習させないようにアクティビティ」をOFFにする。
    • 学習はされなくなる。
    • しかし、チャット履歴も完全に保存されなくなる。

「お金を払っているのに、履歴を残したければデータを差し出せ」と言われているようなものです。 業務でコードを書いたり、ブログの下書きを推敲したりするユーザーにとって、履歴が残らない(ブラウザを閉じたら消える)ツールは、実務ではほとんど使い物になりません。

Geminiは「学習オフ」と「履歴保持」がトレードオフになっている

ChatGPTやClaudeは、有料プランであれば「学習拒否」と「履歴保存」は別々に設定できます。 なぜGoogleだけが、ここまで「データの利活用」と「利便性」をセットにするのでしょうか?

この仕様から読み取れるのは、「データを蓄積することこそがGeminiの中核である」というGoogleの強い意志です。

Googleにとっては、検索エンジンがそうであるように、「履歴(データ)が残らない使い方」はあくまで例外的なイレギュラーなのかもしれません。 これは善悪の話ではありませんが、「機密情報を扱いたい」「長期的な作業履歴を残したい」というユーザーの要望とは、根本的に噛み合っていないのです。

(2025年11月、Gemini3 Proが発表されてChatGPTの地位を脅かしました。なぜここまでGeminiが成長できたのか?それは学習データを食いまくったからかもしれません)


データを学習させたくない個人は、「Google Workspace」を使え

「Geminiの性能自体は好きなのに、この思想のせいで仕事に使えない……」

そう諦めかけていた時に見つけたのが、「Google Workspace(法人アカウント)」という選択肢でした。

「会社で使うやつでしょ?」と思われるかもしれませんが、実はこれこそがGeminiの真の力を解放する鍵だったのです。

Workspace(Business Standard以上)の特権

WorkspaceアカウントでGeminiを使うと、世界が一変します。

  • デフォルトで学習されない: 設定をいじる必要すらなく、最初からデータは保護されます。
  • 履歴はバッチリ残る: 学習されないのに、チャット履歴は自動で保存され、いつでも見返せます。
  • 人間による目視なし: エンタープライズ級のセキュリティが適用されます。

つまり、「私たちが求めていた『当たり前の安全性と利便性』は、個人版ではなく法人版(Workspace)の方にしかなかった」のです。

でも、個人で「法人契約」なんてできるの?

ここで一つの疑問が浮かびます。 「Google Workspaceって、企業じゃないと契約できないのでは?」

結論から言うと、個人でも契約可能です。 開業届も、登記簿も必要ありません。

ただし、たった一つだけ条件があります。 それは、「自分独自のドメイン(〇〇.com など)を持っていること」です。

  • 「ドメイン? なにそれ難しそう」
  • 「維持費がかかるんじゃないの?」

そう思うかもしれませんが、実はドメインは年間千円程度から取得でき、設定も一度やってしまえば終わりです。

次回は、

「私が Google Workspace に契約した理由」

について書きます。

  • なぜ個人向けGeminiでは足りなかったのか
  • Workspaceなら本当に解決するのか
  • それでも残る制約は何か

個人でも法人向けのWorkspaceに一人で契約するのが、賢い手だと判断しています。

ワイがGemini課金にGoogle Workspaceを選んだ理由【学習に使われずに便利にGeminiを使いたかった】

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