デービッド・アトキンソンさんの『新・観光立国論』を読んで

デービッド・アトキンソン 新・観光立国論
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デービッド・アトキンソンさんの『新・観光立国論 イギリス人アナリストが提言する21世紀の所得倍増計画』を読みました。

めちゃめちゃ面白くて、目から鱗な情報ばかりでした。
観光産業で働いている方は必読の書ですね(`・ω・´)”

気になったところを備忘録的にメモしていきます。

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新・観光立国論を読んで思うこと

デービッド・アトキンソンさんはオックスフォード大学卒業、ゴールドマンサックスで働いていた超エリートアナリストです。
さすがはエリートアナリスト、目の付け所が違うぜってな内容でした。

短期移民を受け入れよう!

短期移民、つまり旅行者をガンガン増やして、日本にお金を落としてもらおう!ということです。
それで日本の経済を潤していこう作戦なのです。

ちなみに、2014年の訪日客数は約1300万人です。
著者曰く、日本のポテンシャルなら1300万人なんて少なすぎ、5000万人突破はいけるぜ!とのことです。

生産性をアップしてもGDPを維持するのがやっと

なんで旅行者を増やそうかというと、日本の経済が先細りだからです。
日本の経済問題に対して「生産性をあげよう!!」というのが成長戦略の1つなのですが、人口がガンガン減少する今、生産性を上げるだけではGDPを維持するのがやっとじゃね?ということです。

だから、生産性向上にプラスして観光立国にも力を入れていこうって話です(`・ω・´)”
日本の成長のためには観光業は必要不可欠なのです。

世界の観光産業で日本はどれくらい?

2011年のデータによると、世界の観光産業は全世界のGDPの9%を占める一大産業になっています。
では先進国の観光業のGDPの割合をみてみます。

  • フランス:2.3%
  • スペイン:4.8%
  • イタリア:2.2%
  • オーストリア:5.2%
  • イギリス:2.2%
  • アメリカ:1.2%
  • 日本:0.4%

日本の観光業の弱さが浮き彫りなのです笑
逆に言えば、これから成長できる産業でもあります(`・ω・´)”

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観光立国になるための4条件

観光立国になるためには条件があります。

  1. 気候
  2. 自然
  3. 文化
  4. 食事

これが揃って入れば、観光立国になることができます。
例えばイギリスでいうと、イギリスは気候と食事が悪いので、ディスアドバンテージです。

アメリカも文化がないので、あまり良い条件とは言えません。
しかし、日本はすべての条件を満たしている珍しい国なんですね!!

それなのに観光業が弱い!
勿体無い!

なぜ観光業が弱いのか?

日本はなぜ観光業が弱いのか?

それは力を入れてこなかっただけです。
「俺たちは工業立国だ!!観光業なんて途上国のやることだろ!」的な思想があったとも言えるんですって。

観光立国として重要なこと

観光業で一番くらいに重要なことってなんだと思いますか?

それは、

「もう一度行きたい!日本は1回だけでは満足できないぜ!!」と思わせ、リピーターになってもらうことです。

一回行っただけで満足ということになると、魅力がないってことですからね(´・ω・)

日本のおもてなしが優れているのか?

本を読んでいて、なるほどなーと思ったところです。

日本人はなぜか自国のおもてなしが優れていると思い込んでいます。
でもそれってただの自信過剰なだけで、日本のおもてなしが優れているわけではありません。

確かにチップを求めずにある一定以上のサービスをするかもしれません。
だけど、それだけなのです。

外国ではチップを求める代わりに、素晴らしいサービスをします。
つまり、チップがある文化か、ない文化かの違いで発展しただけで、何も日本のおもてなしが特別優れているということではありません。

テレビなんかを見てると、日本のおもてなしが素晴らしい!的なところだけをカットして放送してるので、僕たちは「やっぱり外国の方は日本のおもてなしに満足してるんだ」と思い込んでしまうのです。

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イギリス観光庁が作成した観光業向けの手引き

イギリスを訪れる外国人客に、ホテル従業員はどう対応すべきか?のアドバイスの手引きをイギリス観光庁は作成しています。

「カナダからの訪問客をアメリカ人と読んではいけない」

「インド人は愛想がいいが、気が変わりやすい」

「ロシア人は長身なので、天井の高い部屋を用意するべき」

「日本人の要望には、たとえ具体的に言われなくても、すべて先回りして対応すること」

「ドイツ人とオーストリア人は総じて遠慮がなく、要求が厳しいため、無礼で攻撃的に見えることもある。苦情には迅速に対応すること」

「オーストラリア人が冗談でイギリス人をPornsという俗称で呼ぶのは、親しみを込めた表現だと心得ておくこと」

「面識のないフランス人には、微笑みかけたり、目を合わせたりしてはいけない」

「ベルギー人には、同国の複雑な政治や言語圏の話をしようとしてはいけない」

「日本人客にははっきりノーと言わず、もっと感じの良い言い方を考えなければならない」

これは何もイギリスが特別なのではなく、フランスでも同様のことをしているんですって。
僕たちは『外国人』として一括りにするかもしれませんが、それは良いおもてなしではありません。

「日本人にはおもてなしの心が備わっている」、そんな考えから、観光業の怠慢が根深くあるのかもしれませんね(´・ω・)

文化財を大切に!

日本の文化を見にくる外国人の方は多いです。
しかし、見てもがっかりする人も多いのだとか。

なんでかというと、

  • ボロボロだった
  • 説明がなかったのでなんの文化財なのか意味がわからなかった

などです。

だから文化財の保護と理解のために、もっとお金を使うべきなのです。
だって、文化財で旅行客を呼べるのですから!

ちなみにフランスは文化予算に4000億円以上当てています。
イギリスは2000億円以上。

日本はというと・・・1000億円。
少ないですね(´・ω・)

お金を落とすための観光へ

著者曰く、日本の観光は「多くの人たちをさばく観光であって、お金を落とす客に来てもらう観光ではない」とのことです。
つまり、戦術不足ってことです。

お客のニーズに合ったものを提供してないのです。
例えば、日本の超高級ホテル、ホテルニューオータニのスイートルームは1泊30万円ですが、外国の超セレブにとってはこんな安いところには泊まれないぜ!ってなるんですって笑。

他にも、何かを観るために並んだりするのはおかしいそうで、料金ランクをもっと多様化した方がいいとのことです。
例えば、VIPルートを用意して、並ばずに見れるようになどなど・・・まぁこの辺はこの本の醍醐味なのでぜひ手に取ってもらえたらと思います!

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まとめ

いかがでしたか?
この記事では『新・観光立国論 イギリス人アナリストが提言する21世紀の所得倍増計画』について書いてきました。

外国人視点から日本を見ると、こんな感じなんだなーというのがすごくわかる本でした。
正直な話、日本の観光業はダメダメなのかもしれません笑

でも、だからこそこれから発展できるのですね!
僕が今就活生だったら、観光業界狙うかもってな気持ちになりました。

やっぱり成長産業に行くのが面白いですからね!
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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