Tik Tokについてこちらの記事が参考になりました。
一番重要なところはここかな。
さて、TikTokではなぜ、無名の人でも数百人に動画を見てもらえるのか?
これは、新規の動画を、全TikTokユーザーで負担しあって見ているからである。
「オススメ」から動画を次々に見ていると、基本的にはバズった動画しか出てこないが、10〜15回に一回は、いいね数がゼロや数個しか着いていないような「新規動画」も紛れ込んで流れてくる。この仕組みを発明したことが、TikTokの真骨頂。
一見、普通の仕組みだが、これをYouTubeで再現することは不可能である。YouTubeでは10分〜20分の動画が多いので、新規のつまらない動画を皆で分け合うことが成立しない。だって、素人の動画編集に不慣れで内容も洗練されていない10〜20分の動画を強制的に見せられたら、苦痛でしょ?動画の途中で流れてくる数十秒の広告ですらイライラするんだから!そんなことをユーザーに強要したら、ユーザーが一瞬でYouTubeを離れていくに違いない。
しかしTikTokでは15秒のショートムービーが前提だ。例えつまらない動画がたま〜に流れてきても、それを視聴することの負担は小さい。15秒のうち、せめて最初の7秒は見てみて、面白くならなさそうなら途中で辞めて次の動画に進んでしまってもよいだろう。
強制的に少なくとも数百人に閲覧してもらう機会が与えられ、そこでの反応が良く最後まで視聴される比率が多かったり、ファン登録ボタンが押されたり、いいねがたくさんついたりすれば、さらに多くの人に閲覧されるよう、(TikTokを運営する)ByteDanceのAIが、その動画をますます押し上げてくれるのだ。
ようは、短い動画だから、ある程度我慢してみてもらえる確率が高い、ってことだと解釈しております。(誰かに見られる→自分の自己承認欲求を満たしやすいので、みんな大好きなアプリになっちゃう)
つーことで、今無名でも、何か一発面白い動画をあげることができたら、ファン獲得につながりやすいんですな。
これがYouTubeとの違い。んでも、これはYouTube以上に弱肉強食のプラットフォームでしょうな。
記事の作者さんはこのようにいっております。
しかし今、評価でも信用でもなく、価値そのものが重要な時代に突入している。
〜中略〜
YouTubeは結局、パンピー(一般人)をクリエイターにすることはできなかった。しかしTikTokは、誰しもがクリエイターになり、自分のパッションやクリエイティブな創造力を存分に発揮するような世界を実現しようとしている。我々は今、一億総クリエイター時代の幕開けの真っ只中を生きている。
という、まぁ面白い時代ってことですわな。匿名が大好きな日本人が、顔出しでガンガン動画をアップリているのを見ると「時代が変わったなー」と感じます。そして普通に学校の中でも動画を撮ってアップしているんですな。スマホの普及って本当にすごいですわ。
結局のところ、スティーブ・ジョブズすげーってことですな。ジョブズはこういうのを良しとしたのかは分からないですけれども。それでは!
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