「50歳未満の若い人が投票しに行ったって、50歳以上の人の方が投票率も高いし人口も多いしで勝てないでしょ。だから若者が選挙に行く意味なんてないのよ。」
という考えがあります。確かにその通りでして、
- 人口が少ないし投票率が低い50歳未満
- 人口が多いし投票率が高い50歳以上
の構図で考えると、圧倒的に50歳以上の人たちの方が有利なのですね。でも、だからといって「選挙に行かない!」というのは間違いです🤢
50歳以上でも若者のための社会を考えている人はいますし、逆に20代でも自分のことしか考えない人はいます。高齢者だからといって『高齢者優遇の政策』を推す人ばかりじゃないのですね。
それに「選挙に行く」ということは、今すぐの政治を変えるのではなくて、10年後20年後、自分ではなく、自分の子や孫の社会を考えて行うものだからです。テスト勉強やダイエットじゃあるまいし、政治というものは「短期間で〇〇したら結果が出るよ!」みたいなあまっちょろいものではないのですね。
政治の土台を作るための選挙
健全な政治が行われるためには、
- 強い与党
- 強い野党
がなくてはなりません。
「与党がダメだったら、次の選挙で政権交代が起こるよ?」みたいなプレッシャーをかける野党が存在するからこそ、健全な政治が行われるのです。
しかし、2019年現在、強い野党が存在しません。自民党(与党)の一強なのですね。「自民党以外の政党が政権握ったら心配じゃね?」みたいな風潮なので、消去法で考えたら自民党に票を入れるしかありません😱
でも、それではダメでして、健全な政治が行われるには強い野党の存在が不可欠です。ですから、これからの選挙は『強い野党を作るための選挙』と言ってもいいのではないか、と私は思っています。
そのために選挙にいかなくてはなりません。政治を変えるためではなく、
- 自民党にプレッシャーをかけるために
- 強い野党を育てるために
選挙にいかなくてはなりません。
若者の投票率が変われば起こること
また、いま、合理的に物事を考える能力を持つ、若くて優秀な人は政治家になろうとしません。なぜなら、若者の投票率が低いので、若者優遇の政策を掲げて立候補しても落選するからです。
若者の投票率が上がれば、「あ、今だったら当選できるかも」ということで、若くて優秀で日本のことを考える優秀な人が政治家になろうとする確率が高まります。そのために選挙に行って、投票率を上げなくてはいけないのですね。
ということで、選挙に行って、健全な政治が行われるための土台を作っていきましょう👍それでは!
>『政権奪取論 強い野党の作り方』を読んで
*記事の内容を簡単に動画でまとめています↓↓↓
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