ずっと疑問に思っていた為替レートの決まり方。
需要と供給の量で変わるっていうのは、なんとなーく理解できるのですが、いまいちしっくりきませんでした。
しかし、とうとう為替レートの変動についてしっくりする考えを得たので記事にしたいと思います(`・ω・´)”
為替レートの決まり方
為替というのは、『1ドル=110円』のことですね。
じゃあこの値がどうやって決まるのか?という話ですが、これは『量』によって決まります。
例えば、円の総量が100兆円で、ドルの総量が1兆ドルだったら、1ドルあたり何円になると思いますか?
割り算の問題ですね。
円の総量を分子に、ドルの総量を分母に持ってくれば、1ドルあたりレートが出てくることになります。
式にするとこんなかんじ。
『為替レート=円の総量÷ドルの総量』
です。
先ほどの答えは1ドル100円になります。
では、円の総量が110兆円だったらどうなりますか?
1ドル110円ですね。
じゃあ、1ドル100円と、1ドル110円はどちらが円高でしょうか?
1ドル100円の方ですね。
今まで100円で1ドルだったのが、110円を払わないと1ドルに交換できないとなると、ドルの価値が高まったことになります。
つまり円の量が増えれば円安になっていくというわけです。
円安を誘導したいから、異次元の金融緩和が行われたんですね( ´∀`)
どうやって円を増やすのか?
今さらっと金融緩和という言葉を使いましたが、わかりましたか?
円(通貨)を増やすためには金融緩和を行います。
金融緩和とは、日銀がお金を刷ることでした。
そのお金で国債を購入することで、市場にお金が出回るっていう仕組みですね。
国債を買う量で比較したら簡単?
ここで鋭い人は、「どうせお金を刷って国債を買うのであれば、日銀が国債を買う量と、アメリカの中央銀行が国債を買う量を比べたらいいんじゃね?」と思うかも知れません。
鋭いですが、そんなに単純ではありません。
日本の中央銀行である日銀は、お金を刷って国債を買いますが、アメリカの中央銀行はお金を刷って、国債も買うし、国債以外の債権も購入するのです。(モーゲージなど)
だから国債の量を比較するのはちょっと違うんですね。
比較するのは、やっぱりお金を刷った量になります。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では『為替レート』について書いてきました。
為替レートとは通貨の交換比率のことで、ほとんどが通貨量によって決まります。
ドルと比べるなら、円を刷った量とドルを刷った量の比で比べます(`・ω・´)”
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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