金融政策とは?わかりやすくまとめてみた

政治・経済
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金融政策って結局なんなの?

新聞やニュースを見れば『金融政策』という言葉をよく目にすると思います。しかし、金融政策の意味をはっきりと知っている人はどれくらいいるのでしょうか?

ということで今回の記事では『金融政策』について簡単にまとめてみました。

ぶたさん
ぶたさん

正直な話、よく分かってないわ。というか知らずに新聞とってる人も多いと思うなー。

とりさん
とりさん

普通に生きてたら知ることないもんね。ということでこの記事で金融政策について説明していきます!

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金融政策とは?

金融政策とは?

とりあえず、ウィキペディアから金融政策の意味を引用してみます。

金融政策(きんゆうせいさく、英: Monetary policy)は、中央銀行が行う金融面からの経済政策のこと。財政政策とならぶマクロ経済政策の柱である。
金融政策は経済を持続的に拡大させることが最終的な目的である。物価や通貨価値の安定、さらに景気対策の一環として、金融引き締め、金融緩和を行う。手段は、基準割引率および基準貸付利率(公定歩合)や預金準備率(準備預金制度)を変更したり、公開市場操作を行ったりする。また、操作の目標として金利かマネーストック(マネーサプライ)、その結果としての為替レートなどが上げられる。引用:ウィキペディア 金融政策

まぁ何を言ってるのか分かりにくいですね笑。

ということで、分解しながら金融政策について書いていきます。

金融政策はどこが行うのか?

金融政策はどこが行うのか?

そもそもの話として、金融政策はどこが行うと思いますか?

引用した部分によると、『中央銀行』が行うと書いています。日本の中央銀行は『日本銀行(日銀)』なので、つまり日銀が金融政策を行います!

日銀ってあまり知られていないのですが、職員は4000人くらいいます(`・ω・´)”

4000人の上に立つのが政策委員会で、政策委員会はトップに日銀総裁(1人)、続いて副総裁(2人)、審議委員(6人)の合計9人から構成されています。

実質的に、この政策委員会の人たちが金融政策を決めています。

ぶたさん
ぶたさん

日銀ってそんなに職員がいるんだ!

*日本銀行のサイトはこちら→日本銀行

日銀はどこにあるの?

日銀はどこにあるの?

日銀がどこにあるかご存知ですか?

日銀は、東京都中央区日本橋本石町211にあります。有名な話ですが、日銀を航空写真でみると、『円』、という字になっています。

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金融政策はいつ決められるのか?

金融政策はどういう時に行われると思いますか?

「景気が悪い時」と、思うかもしれませんが、違います。金融政策は「金融政策決定会合」というもので決められます!

この会合は年に8回、それぞれ二日間あります。つまり、金融政策はあらかじめ決まっているものなんですね〜。

そして会合が終わったら内容もちゃんと発表されます。

金融政策はなんのために行われるもの?

金融政策はなんのために行われるもの?

ここが本題ですね。

「金融政策は何のために行われるものなのでしょうか?」

金融政策は『物価の安定のため』に行われるものです。物価とは、簡単に言ってしまえばモノの値段のことです。

値段が急激に上がったり、下がったりしては経済は安定しません。そのために日銀は物価のコントロールをしているのです。

ちなみに、物価が下がるのは経済がどういう状況か分かりますでしょうか?

物価が下がる時は、モノが売れないので値段を下げるしかない時です。ようは景気が悪い時に物価が下がるということです。

逆に、反対に物価が上がるのは、経済の状況が良い時です。景気が良い時はものがたくさん売れるようになります。

モノをたくさん作るためには人手がいるので、好景気の時は企業は人手不足になります。そのため人材を確保しようとして新しく人を雇い入れるので、雇用が増えます。

つまり物価を安定させるということは、雇用にもつながってくるのです(`・ω・´)”

それに、景気が良い時は人材確保競争になるので、「うち、給料いいよ〜!うちの会社においでよ〜」となるので、給料を上げる傾向にあります。逆に言えば、景気が悪い時は『人余り』の状態になるので、安い給料でも人が働くような状況、つまりはブラックな環境が整ってしまうのです(´・ω・)

ちょっと複雑になったので、簡単にまとめます。

  1. 景気が良くなる
  2. モノがたくさん売れる
  3. 企業はモノをたくさん作る必要が出てくるので、人手不足になる
  4. 雇用を増やそうとする
  5. 人材確保のために給料を上げる

てな感じですね。

ぶたさん
ぶたさん

なるほど。物価のコントロールが雇用にも繋がるってことやな!

とりさん
とりさん

そうそう!

どうやって物価を安定させるのか?

金融政策は『物価を安定させるため』でした。では、どうやって物価を安定させるのでしょうか?

その方法が『金利の上げ下げ』になります。

「へ?金利?上げたり下げたりして物価の調節ができるの??」と、クエッションマークが頭に浮かぶかもしれませんね。噛み砕いて説明していきます。

金利って言葉は聞いたことありますよね?お金の利子のことですね。

銀行にお金を預けていたら利子がつきますが、それが金利のことです。金利が高いと、銀行にお金を預けたら得になるので、みんながこぞってお金を預けるようになります。

じゃあ金利が低くなったらどうなると思いますか?

「銀行にお金を預けてても意味ないじゃないかよ!」と銀行にお金を預けない人が増えます。

つまり、金利が上がれば人はお金を銀行に預けるので、モノを買うのを控えます。逆に金利が下がれば、銀行にお金を預けるのを控え、モノを買うようになります。

こうやって金利を調整し、物価を安定にしているのです。

ぶたさん
ぶたさん

確かに金利が低ければ銀行にお金を預ける意味がほとんどないもんなー。

とりさん
とりさん

超低金利時代にお金を銀行に寝かしていても、お金は増えないんだ。そういう時には『人的資本』に投資するのがいいって言われているよ!まぁ自分磨きとでも言っておこうか笑

どうやって金利を調整するの?

どうやって金利を調整するの?

んでは、どうやって金利を調整するのでしょうか?

金融政策は日銀の1つの役割ですが、日銀にはもう1つ大きな役割があります。

それが『紙幣の発行』になります。そうです、お札って日銀が作って供給しているんですよね。

需要と供給の関係から、日銀がお金を増やすと金利は下がります。(金利が下がるということは、お金を借りやすくなるということ。)

通貨の量を増やして、金利を下げることを『金融緩和』と呼びます。これがよく聞くやつですね(`・ω・´)”

「デフレ脱却には金融緩和!」なんて言葉をニュースやら新聞やらで耳にした人も多いはずです。金利が下がると、銀行からお金を借りやすくなります。

だから「金利が低い今の内だ!家買っちゃえ!」と考えるご家庭もあるだろうし、「今の内に設備投資だ!」と考える企業もいます。そうなると、お金の流れができて、デフレを脱却できると予想されたわけです。

そもそもデフレというのは、お金の価値が異様に高まり、誰もお金を使いたがらない状況にあることです。そのせいでお金の流れができないので、

  1. モノが売れない
  2. 企業の経営がピンチ
  3. 社員の給料下がる
  4. 給料が下がるから余計にモノが買えない
  5. 1~4のサイクルが続く

という負のスパイラルに突入しちゃうんですね(´・ω・)

ぶたさん
ぶたさん

デフレってそういうことか!

とりさん
とりさん

そうなんだ。負のスパイラルに突入しちゃうんだ。

日銀が発行した紙幣はどこに出ていくの?

ここまでの話を知ればきっとこう思うでしょう。

「日銀が紙幣を発行するということは分かりました。でも発行した紙幣はどこにいくの?私の懐には入ってきてないよ笑」

これはごもっともな疑問です。

日銀が発行した紙幣はどこに最初に流れていくのでしょうか?

その答えとしては『銀行』になります。銀行は国債を持っており、その国債を日銀が購入するからです。

国債で儲けるためには、国債を持ち続けて利子をもらう方法もありますが、株とかと同じように、安く買って高く売って儲けるという方法もあります。

国債を手に入れたときの金額より、日銀が高く買ってくれるのであれば、銀行も売りたいはずです。

国債を売ってお金が手に入ったらそのお金で融資(銀行が企業などにお金を貸すこと)を行います。これで銀行も儲けることができるし、お金を借りたい人にとっても嬉しいことです。このような流れで、日銀が発行した紙幣は市場に流れていきます。

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銀行はどうやって日銀に国債を売るの?

日銀が国債を買ってくれるといっても、国債を持っている銀行は数多くあります。数多くある銀行の中から、どの銀行の国債を日銀は買うと思いますか?

これは逆オークションみたいなもので、銀行側が「私たちは、この値段で国債を売ります!」と申請します。その中から日銀は、お買い得なところから予算の額まで国債を購入していきます。

これを『買いオペ』なんて言ったりします。

『売りオペ』という言葉もありますが、これの意味は分かるでしょうか?

買いオペの逆で、日銀が国債を売って、銀行などの金融機関が買うことです。売りオペは消費を抑えたい時(インフレを抑制したい時)に行われます。

でもそれだとお金増え続けない?

物価を安定させるためには、金利を操作します。金利を操作するためには日銀が国債を購入して、市場にお金を流していきます。

「でもそれだと、お金が増え続けない?それって大丈夫なの?」という疑問が浮かびますね。

でも、それでいいのです(`・ω・´)”

日銀の目的はお金を市場に出して、お金の量を増やすことだからです。

というのも、ちょっと考えてもらえば簡単に分かるはずです。世界では、どんどんモノが増えています。

モノが増えているのにお金が増えないとどうなると思いますか?モノは溢れて、お金が一定数だと、相対的にお金の価値が上がっていきます。

逆に言えば、モノの値段はどんどん下がっていきます。どれだけモノを生産しても、お金の量が増えないのであれば、給料は上がりません(´・ω・)

つまり、『デフレ』なわけです。

これとは逆に、お金の量を増やしすぎると『インフレ』が起こります。ようはバランスが大切なので、モノの量とお金の量をうまーく調整するのが日銀の役割なんです。

モノの増え方を見極めて、お金の量も増やしていく・・・考えただけでも「どうやって計算するの?」ってな問題で、すごく難しいことです。だからこそ日銀総裁は超すごい人がなるんですね( ´∀`)

日銀に就職するのも激ムズですし、総裁になるのも激ムズです。日銀総裁は超エリートです!!

日銀に就職するしないはともかく、大学生なら日銀の選考を受けてみては?どんな人たちが働いているのかがちょっとは分かるはずですよ!

ところでマイナス金利ってなんなの?

今までの話で金融政策やら日銀やらが大体分かったと思います。

ということで、ここからはちょっとマニアックになって、マイナス金利の話をしていきます。マイナス金利が導入された時「銀行に預けるのは損だ!」と言ってる人もいましたが、これは一般人には関係ないことです。

というのも、マイナス金利は『銀行と日銀の間の金利』のことだからです。だから普通の人には全然関係ない話だったんですね。

日銀は銀行の銀行とも言われるところで、私たちが銀行にお金を預金しているように、銀行は日銀にお金を預金しています。んで、この預金も同じように利息がつきます。

この利息に対して『マイナス金利』が導入されました。だから、「預けているとお金が減っちゃう(´・ω・)」という状況を作り出したのです。

なんでそんなことするかというと、日銀「おい、お前ら銀行!お金を預けるばっかりしないで、もっと融資を積極的に行いなさい!お金が回ってこそデフレ脱却なんだよ!」という感じで、預金ばかりする銀行のケツを叩いたのです。

というのも銀行の本質は、人々から集めたお金を新たな産業に投資し、日本経済を発展させていくことだからです。しかし、その本質に反して、新たな産業に融資できない銀行が増えてしまったんですね。(これは話すと長いので省略しますが、日本の銀行は融資能力が低いのが原因だと言われています。)

といってもマイナス金利は預金の一部

「マイナス金利って銀行やばいじゃん!」と思うかもしれませんが、実態はそんなことありません。だって、マイナス金利なのは預金の一部だからです。

銀行が日銀に預けている預金は総額で250兆円くらいですが、そのうち200兆円は今まで通り0.1%の利息がつきます。んで、30兆円は金利がつかないので、0%。

そして残りの20兆円がマイナス金利の対象で、マイナス0.1%になります。確かにこれだけをみるとマイナス金利ですね。

ここで、ちょこっと計算してみましょう。

(200兆円 × 0.1% +30兆円 × 0% +20兆円 ×-0.1%)/250=約0.07%

つまり、トータルで考えると0.07%の利息がつくんですね〜。マイナス金利といっても、「ちょっとだけ利息下がるじゃん」、程度のことです。

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まとめ

この記事では『金融政策とは?』についてできる限りわかりやすく書いてきました。(つもりです)

これを読んでもらえれば、なんとなーく金融政策について分かってもらえたのではないかと思います(`・ω・´)”でも初見だと難しいですよね?

私もなんども「え?え?」と頭を抱えながら金融政策について理解してきました。こういうのがすんなり頭に入る脳だったらなぁと悔やみながら色々な本を読みましたねぇ笑

元理系としては、こういう知識って本当に無知ですので^^;(理系という言い訳なのですが)

だけど、まだまだ理解が十分ではないことがあると思います。ということで、新しく理解できたことがあれば、引き続き記事にしていきたいと思います(`・ω・´)”

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

政治経済についてもう少し詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください→→→

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