本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。
橋下×羽鳥の番組で、国会議員の給料をもっと下げてもいいんじゃない?とテーマで議論が行われていました。
面白いな〜と思ったので、記事にまとめます。
国会議員の年収はいくらなのか?
国会議員の年収は約2200万円です。
ちなみに国会議員の給料のことを『歳費』と言います。
政治とカネの問題を解決するために、国会議員の給料を日本国民の平均年収の420万円まで下げるべきでは?が論題です。
国民の政治不信の多くって『お金がらみ』ではないでしょうか?
それを解決するために、国民の平均年収まで下げれば、政治不信は減るはずだと言う考えです。
世界の議員の年収を比べてみると、
- 日本:2200万円
- アメリカ:1570万円
- イギリス:970万円
- 韓国:800万円
と、トップクラスで日本が高いのです!
橋下さんが、「なぜ今、政治家と国民の意識が乖離しているかと言うと、給料が高すぎるから多くの国民の感覚を掴めない」とおっしゃっていました。
確かにその通りだよね。
格差社会が広がってる中、非正規労働者が広がっている中、給料2200万円ももらってて、国民の気持ちがわかるのか?って疑問に思いますよね。
小池都知事はすぐに自分の給料を下げましたよね。あれが今の政治家としての理想の姿だと思います。
反対派の意見
この番組には現役政治家が二人出演していたのですが、二人とも反対でした。(そりゃそうか)
- 政治資金だけでは人件費・活動費が賄えないから、歳費が必要だ
これに対しては、政治活動に必要なお金は、より積極的に国がサポートすれば良いことなのだから、歳費を下げてもいいってことだよね?
国「政治活動に必要なお金は出します。だから歳費は減らします。」
政治活動費が十分ではないので歳費が必要だ!という意見ならば、これで解決だよね。歳費下げましょうよ。
- 優秀な人間を集めるためには、多くの給料を払うべきだ。上場企業の役員レベルにするべき
これに対しても、お金に執着のある人が政治家になるから、政治とカネ問題がたくさん起きるんじゃないの?って感じですよね。
NPOやNGOなどの非営利組織を見ても、優秀な人が給料以外で仕事を選んでいると思いますけどね。国境なき医師団とかそうだよね。医者やってればたくさんのお金が入るだろうに、貧困地域・紛争地域の国で人の命を救うために活動しています。
この反対意見はカネこそ全てだと思っている人の考えだと思います。この反対意見は杉村太蔵さんが言ってたんですがね。(テレビを盛り上げるために言ってるのかもしれませんが)
そもそも年収が減るなら国会議員やめるって人は、どんどん辞めていってくれたらいいんじゃないかなぁ。
国を良くしたいと強く思っている人は、給料が安くてもやるはずです。
- 国会議員は次当選しなかったら、無職になる
国会議員は次に当選しなかったら、無職になってしまうから、給料が高くても良いと言う意見です。
でも、国会議員になるってことは、ある一定以上の能力のある人ですよね?年収2200万円もらってる人なんて、大企業の部長でもそこまでもらってないよ。
ってことは、大企業の部長以上、つまり大企業の幹部くらいの能力があると仮定するならば、落選したってすぐに仕事に就けるでしょ。だって能力高いんだもん。国会議員に当選できなくて、他の仕事も見つける力もなく無職になる人なんて、そもそも政治家にならないで・・・。
ちなみに、一般の方に国会議員の給料を下げるべきか?と言うアンケートを取ったところ、300人中256人が賛成でした。圧倒的でした。
この結果を受けて反対していた二人の政治家は「真面目に仕事をしていたら、政治資金だけでは足りないので、それを出してくれるなら420万円で十分!」と言ってました。この辺の切り返しがさすが、政治家だなぁと思ったところです。
まとめ
- 政治活動費を国から支給して、国会議員の年収は下げても良いと思う
- 給料が高いから国会議員になるって人は、まさに政治とカネ問題につながりそう
- 国民の平均年収まで下げるというのは行き過ぎかもしれないけど、800万円とかでもいいような気がする
- 国会議員の年収が高すぎると、低収入が増えている現代の日本では、国民との考えが『ズレ』てくる
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