増税が叫ばれている世の中ですが、増税したらどうなるの?社会は良くなるの?
これについてマジメに答えれる人って少ないんじゃないでしょうか。
私は適切なところにお金を使ってくれるのであれば増税は賛成なのですが、「今の政府で本当に適切なところにお金を使うことができるの?」という疑問が絶えないので、基本的に増税には反対の立場になります。
前置きはさておき、増税したらそもそも税収はいくら増えるの?ということについて書いていきたいと思います。
消費税を上げてどうなる?
今は消費税は8%でしたが、ちょっと前まで消費税5%でした。
この税率で9兆円の税収がありました。
消費税増税で10%が叫ばれている世の中ですが、単純計算で5%の2倍なので、税収は18兆円になります。
消費税を15%にしても27兆円、20%にしても36兆円なわけです。
しかし、消費税を上げると消費意欲は下がってしまうので、税収も倍々になるとは思われません。
じゃあここで問題です。
今の日本政府は毎年いくらの額の国債を発行しているでしょうか?
ちなみに国債というのは日本政府の借金のことです。
国債発行額はだいたい40兆くらいです。
それでね、今までの累計国債発行額は1000兆円を超えているのです(´・ω・)
これね、消費税を20%にしたって全然足りないわけです。
それでさえどんどん借金は溜まっていくことになります・・・。
増税してなんの意味があるの?
と、私は思うんですよね。
増税する前に、支出を減らしていくしかないんですよ。
先進国の国債の状況
先進国は国債の6割程度を外国に買ってもらっています。
それに対して日本は、90%以上を国内が買っています。(そのうち70%が国民の預貯金が使われています。銀行はお金を預けるだけの機関ではありませんよ。私たちの預貯金で勝手に国債が買われています。)
だから国債残高が貯蓄残高を超えることがあれば、外国に買ってもらうしかありません。
しかし、毎年40兆近くの国債を発行し続け、トータルが1000兆円を超えた日本の国債を購入してくれる優しい外国の方はいるのでしょうか?
国債の買い手がつかない場合は?
国債の買い手がつかない場合、当然ながら株と一緒で、暴落します。
そうなると資産の大半を国債にしている銀行はアウトで、ほとんどが潰れることになります。
銀行が潰れると、民間企業はお金を借りることもできないので、資金力のない企業から潰れていくでしょう。
日銀がお金を大量発行するしかない
それを回避するためには、日銀こと日本銀行がお金を大量に刷りまくるしかありません。
アベノミクスの異次元の金融緩和というやつですね。
これは歴史の授業で習ったこともあるでしょうが、お金を剃るということは、お金が大量に市場に出てくるということです。
そうなると、お金の価値がどんどんと下がっていきます。
つまり、インフレが起こるということです。
食パンを買うのに10万円を払う時代になるかもしれないってことですね。
そんなやばい国は国際社会が放っておかないので、IMFの名を借りたアメリカが日本に介入してきます。
そして日本は財政再建のために緊縮財政となり、今まで無駄に使っていた税金の支出が削られるのです。
インフレを起こさないためには、高度経済成長を起こし、日銀がお金を大量発行して購入した国債が屁みたいな金額になればOKです。
例えば、昔は初任給が3万円の時代でしたが、高度経済成長により今や18万円くらいです。
給料が3万円の時代に1万円の借金をしていたとすると、1万円はかなりの金額ですが、借金そのままで給料が18万円になってしまえば、借金なんて屁みたいなもんです。
これと同じ原理で、国債の借金が1000兆円くらいあろうと、日本が超発展して、私たちの給料が1億円くらいになってれば、国債なんて屁みたいなものになってるということです。
「そんな未来くるの??」と思うでしょう。
多分きませんね笑
ということは、日本はギリシャと同じような道を歩むのかもしれません・・・。
まとめ
う〜ん、消費税をアップさせて、何がどう変わるのか、政治家の皆さんから聞きたいです。
消費税を上げても上げなくてもどちらでも、国債の発行は続くのです。
消費税を上げることが根本的な解決にならない以上、やる意味あるの?と私は思ってしまうんですよね。
実際、消費税を上げない今も日本は動いてるしね。(沈みゆく船的な感じですが)
消費税を上げるより医療費の問題、公務員の組織体系などを見直す方が先じゃないのかしら(´-`).。oO
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