前回は『自己コントロール能力は筋肉と同じで疲れる?回復方法について』という記事を書きました。
簡単にいってしまうと、人間の自己コントロール能力なんて有限なんだから、それを知って無茶な計画を立てないようにしましょう!ということです。
「じゃあどんな計画を立てればいいの?」ということですが、今回の記事ではそれについて書いていこうと思います。
計画の立て方
目標に到達するためには、どのような計画を立てればいいのか?
このような実験が行われました。
- 毎日、何を、いつ、どこで勉強するか細かく計画を立てるグループ
- 毎日ではなく、月ごとに同様の計画を立てるグループ
- 何も計画を立てずに勉強するグループ
の3つのグループに分けて、勉強の向上を評価しました。
さて、どれが一番良い結果が出ると思いますか?
単純に考えたら毎日計画を立てたグループか一番良い結果を出しそうです。
しかし結果はそうではありませんでした。
月ごとの計画を立てたグループが、勉強の習慣を身につけるという点でも、勉強への姿勢という意味でも、最も成長がみられたのです!
毎日計画を立てるデメリット
毎日計画を立てる方が、良さそうな気がします。
しかし、次のようなデメリットがあります。
- 計画を細かく立てるのが面倒で、準備に時間がかかる
- 融通が利かないこと
物事というものは計画通りに進むことはほとんどありません。
だから少しでも予定が狂ってしまうと、一気にやる気がなくなってしまう可能性があるのです。
月ごとに予定を立てるのであれば、調整が効きます。
その日1日の予定が狂っても、次の日に立て直すことができるのですね。
計画は立てるだけで意味がある
集中したいけど、頭の中で他のことが浮かんできてなかなか集中できない・・・ということは誰しもが経験したことでしょう。
それはザイガルニック効果というやつなんですね。
ザイガルニック効果とは?
ザイガルニック効果とは、終わっていない仕事や達成されてない目標が頭に浮かびがちになる現象のことです。
このせいで、何かに集中したくても「あ、あの仕事終わってないんだよね。どうすればいいだろう?」とかが頭の中をかき乱してくるのです。
ザイガルニック効果を消すために
ザイガルニック効果を消すために最も有効なことは、終わってない仕事を片付けることです笑。
でもそうはいっても、別の仕事に取り掛かっているのであれば、その仕事をほったらかすわけにはいきませんよね?
じゃあどうしたら・・・。
実を言うと『計画を立てるだけ』で頭の中のモヤモヤは消えていくことがわかっています。
終わっていない仕事について、『どのように終わらせるかの詳細な計画を立てて、それを書く』ことでザイガルニック効果を弱めることができるのです!
つまりザイガルニック効果とは、無意識が意識的なのうに計画を立てるように求めていることなのです。
やるべきことを忘れないように脳が頑張ってくれてるんですね(=゚ω゚)ノ
だからそれを計画にして、紙などにアウトプットしておけば、脳はやるべきことから解放されてリラックスできるのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事では『計画の立て方』について書いてきました。
毎日よりは柔軟性のある月ごとの計画を立てる方がいいんですね。
もちろんこれも人によって違いはあるでしょうから、「俺は毎日計画を立てないと気が済まないんだ!」という人は無理に月ごとにしなくてOKです。
ちなみに私は週ごとの目標を計画表に書いています。
例えば「この本とこの本を読む!」なんて感じです。
「本を読む!」という漠然な計画の仕方ではなくて、具体的に「この本を読む!」と決めています。
読む時間も決めていません。
とりあえず1週間の間で読みきればOKてな感じに、ゆる〜く立てています。
これは私の性質上か、やっぱりみっちり「毎日2時間は本を読む!」という決め方はキツキツした感じがして嫌なんですよね(´・ω・)
もちろんほぼ毎日本は読みますが、調子が乗らないときは軽めに、逆に調子が乗ればがっつり読むといった感じです。
とまぁ、人それぞれでしょうから、自分なりに良い計画の立て方を見つけてみてください(`・ω・´)”
それとザイガルニック効果についても覚えておきましょう。
仕事のやり残しで頭がモヤモヤしている場合は、一度それを解決するための計画を紙に書き出してください。
そうするこでモヤモヤが吹き飛び、『今』に集中することができます。
モヤモヤが頭に残りながら、『今』に無理に集中しようとすると、自己コントロール能力を疲弊させてしまいますから、結局集中力が続かなくなってしまいます。
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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