相続についてあれこれと書いてきました。初相続だったので勉強になることがたくさんありました。>実際に相続してみて勉強になったことをまとめてみた
相続と聞くと「きょうだい間で問題が出る」みたいなことをよく聞きますよね。昼ドラの世界だけかもしれませんが。
「自分の家は大丈夫だろう」と思っていたのですが、ところがどっこい、荒れに荒れました。長男がやべーやつになっていたのです。
やたらお金に執着心を出してきて、「全部よこせ!」とか言ってくるんですわ。おいおい、どうした。いったいなにがあったんだ…。
と、長男以外の家族(祖母を含めて)は、長男が精神的な病に罹ってしまったのではないかと心配、というか恐怖というようなものを感じていました。
で、2ヶ月近く話し合いをしてみるとようやく長男がヤバくなってしまった理由がわかりました。
嫁のATMになり、会社のお金に手をつけ、キャバ嬢と同棲し、消費者金融へ
長男がやべーやつになって1ヶ月半ほど経ち、家族全員が精神的にキツくなった頃、「ほんとうはこんな話はしたくなかった…」と長男はお金が必要な理由を話してきました。
長男家族は崩壊していました。嫁と息子には無視され、家に居づらくなり数年は家に帰っていないとのこと。でも離婚はしていません。(というか長男の嫁が長男をATM化しているので、長男の嫁としては離婚はしたくないと)
それで長男はいまはキャバ嬢と同棲みたいな暮らしているそうな。接待と称して会社のお金でキャバクラに行きまくっているうちに付き合い出したんですって。(そんなことしたら離婚が不利になるじゃん…とまぁそんなことさえ考える力がなくなってしまった長男なのです)
んで、会社のお金で接待をしまくったのですが、それが経費には認められず自分が払うことに。このまま払わなければ横領になると。(キャバクラで接待しまくっていたみたいなので、そこでキャバ嬢と知り合ったみたいです)
仕方がなく消費者金融からお金を借りたのですが、案の定というか、利息が払えず借金が膨れ上がりました。なんで消費者金融の利息の高さを知らないの?というか、知らなくてもちょっと計算したらわかるやん…(ちなみに長男が消費者金融にお金を借りて払えなくなったことは、今回が2度目です。おいおい、そこで利息が高いことを学んでおけよ…)
そんなころに自分の親が死んだので、相続の考えが出てきました。親の遺産を全部もらえば借金がチャラにできるというわけです。
だから長男は家族間、きょうだい間の仲を悪くさせようとも「全部くれ!金をくれ!」と主張していたというわけです。
やっかいなことは、長男は自分が原因で家族間、きょうだい間の仲を悪くさせていると思っていない点です。なんなら「長男の自分がすべてを相続するのは当たり前だ。そしてそうすることがこの家にとっていいことだし、自分がすべて相続することで親もきょうだいも喜ぶ。」と信じているのです。
もう何を言っても長男は聞き入れません。自分だけの世界を生きているのです。
まさに「貧すれば鈍する」です。
老害化の道は誰もが歩みがち
自分の考えが正しい!
と思い込み、他の人の考えを尊重しない人をぼくは老害だと思っています。
長男は老害になってしまいました。年齢的には40代なので、高齢社会における日本ではまだ若者側なはずなのにです。
自分の兄が老害化の道を歩んでほしくなかった…でもなっちゃった…
悲しい。
とても残念です。
どれだけ嘆いても、兄には届かない。
もうこれは教訓にするしかないんです。
誰もが兄のようになる可能性があります。
で、たぶん「人のことを考えられず、自分のことしか考えられないようになる」原因は、脳の劣化です。
- 栄養の知識などなく適当に食事をする
- 運動は一切しない
- 酒を飲む
- タバコを吸う
- 新しいことを学ぼうとしない
こーゆー生活を20年も続けていたら脳が劣化し、誰もが老害になっちゃいそうじゃありませんか?
兄はこのすべてを満たしていました。食事は適当、運動しない、酒飲む、タバコ吸う、勉強しないという生活をずっと続けています。(勉強しないことについては確証はありませんが)
その結果、40代にして老害になってしまいました。消費者金融の利息の高さも計算できないおっさんに。自分の考えが正しいと思っているおっさんに。
ちょっと気を抜いたら誰だって老害になる可能性はあるっすな。
みなさまお気をつけくださいませー。
*奇しくも、ちょっと前に横川さんの「債務者の考え」に爆笑していたところなのですが、まさか自分の兄が横川さん以上の債務者脳になっていたとは…笑えないー。>「その考え方じゃ債務者になれない」横川尚隆
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