iPhoneは買い替えさせるために「システムデータ」を溜めているのか?確かめた結果

iPhoneのストレージ設定画面でシステムデータとApple Intelligenceの容量を確認している様子と、容量不足を解消するイメージ画像 Apple活用術
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Xでとあるポストを見ました。

「Appleはユーザーに機種変更させるため、わざとシステムデータという名のゴミを溜め込んでいる」

…ほんまかいな?って思っちゃいますよね。

でも、iPhoneのストレージを開いてみると確かに溜まってる。
何年も使っていると、どんどん膨れ上がる「システムデータ」という謎の項目。
消すこともできなければ、詳細な説明もありません。
15GBも20GBも占領している。

「…まさか、本当に?」

ちょうど2026年の初売りで新しいiPhoneを購入したので、いい機会だと思い、この疑惑を自分の目で確かめることにしました。


iOSとシステムデータで約30GBあるiPhone13 mini

私が3年以上、大切に使ってきたiPhone 13 mini(128GBモデル)です。
ストレージの奥底を確認すると、そこには不可解なデータが居座っていました。

iOSとシステムデータを合わせると、約30GB。
ストレージ全体の5分の1以上を、この「目に見えないデータ」が占拠しているわけです。

機種変更をすれば、このシステムデータは魔法のように消えてなくなるのでしょうか?
それとも、新しいiPhoneにも嫌がらせのように引き継がれるのでしょうか?

私は期待と不安を抱えながら、iPhone 16へのデータ移行を実行しました。

iPhone16に機種変更【システムデータは減った!】

データ移行を完了させ、2日ほど経ってからiPhone 16のストレージを開いてみました。

結果は…システムデータは減ってるーーーーーーーーーーーーーー!!!
あれ?でもめっちゃiOSデータが増えてる笑

iOSの内訳を見ていると、iPhone16から導入されたApple Intelligenceが重くしていました。
Apple Intelligenceさん、お前、そんなに重かったのか。全然使ってないのに…

まぁ仕方ない。
Apple Intelligenceは、Appleが社運をかけて開発している最新のAI機能です。

テキストの自動生成、画像認識、音声処理、リアルタイム翻訳。
その知能を、わざわざクラウドに頼らず「iPhone単体」で動かすために必要な機械学習モデル。

6GB強という容量は、いわば「iPhoneが賢くなるための対価」だったのです。
これほどの高度なAIをネットなしで動かすデータが、たったの6GB強で済んでいる。
むしろ、驚くべき効率化と言えるのではないでしょうか。

まぁやっぱり上手くいかないみたいで、Googleと手を組んじゃいましたが笑

AppleがGoogleと手を組んだ日──「垂直統合の夢」が破れた歴史的瞬間と、AI時代の新しいリアリズム
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結論:「買い替えさせるため」の陰謀論は間違いだった

結局のところ、機種変更で削減されたシステムデータは4GB程度でした。
これを喜ぶべきか、それとも「たったこれだけか」と肩を落とすべきか。

私は、こう考えます。
「機種変更をしても、システムデータはそれほど劇的には減らない」
これが現実なのです。

実際に、iPhone 16を使い始めて1週間が経つ頃には、システムデータは再び11.72GBまで増えていました。特に新しいアプリを入れたわけではありません。
つまり、システムデータとは「iPhoneを快適に動かすための作業場」のようなもので、使えば使うほど、自然に一定量まで溜まっていく性質のものなのです。

機種変更しなくても容量を取り戻す方法

「じゃあ、ストレージ不足はどうにもならないの?」 いいえ、そんなことはありません。

実は、システムデータの正体は「アプリのキャッシュ」であることが多いのです。
Instagram、TikTok、YouTube、Spotify……。 これらのアプリは、画像や動画を素早く表示するために、裏側で大量のデータを溜め込みます。
そして、このデータは「システムデータ」としてカウントされる場合があり、アプリ内の設定からは消せないことがよくあります。

しかし、解決策があります。

重いアプリを削除して再インストールする

手順:

  1. 設定 → 一般 → iPhoneストレージを開く
  2. 容量が大きいアプリを確認(特に500MB以上の「書類とデータ」を持つアプリ)
  3. アプリをタップして「Appを削除」を選択
  4. App Storeから再インストール

これだけで、数百MB、場合によっては数GBの容量が即座に戻ってきます。

特に効果的なアプリ:

  • Instagram、Facebook、TikTok(ソーシャルメディア)
  • YouTube、Netflix、Amazon Prime Video(動画ストリーミング)
  • Spotify、Apple Music(音楽ストリーミング)
  • Safari(ブラウザのキャッシュ)

これらのアプリはクラウドで同期されているため、再インストール後にログインすれば、データは元通りです。心配いりません。

注意点:

  • 再ログインが必要になります
  • アプリ内の設定は初期化されます
  • ごく一部のアプリはローカルにのみデータを保存している場合があるため、重要なデータがないか確認してから削除してください

参考までに。それでは!


注意:この検証の限界

今回の検証はあくまで1台のサンプルによる観察です。他の機種やiOSバージョンでは結果が異なる可能性があります。また、システムデータは使用を続けると再び増加していきます。より厳密な検証には、複数の条件での比較が必要でしょう。

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