Shure MV7Xという気になるマイクを購入してみましたので、レビューしていきたいと思います。
ついでに音質の比較もしまして、手持ちのマイクShure SM58とShure MV7と比較してみました。
結論から言うと録音の音質にそれほどさ差はないので、1番安く手に入るSM58で十分だと言うことです。(音質のみで言えば)
ただオーディオインターフェース不要で、USBケーブルを接続するだけで使えるお手軽さを考慮すると、やっぱりMV7は最高だなって思います。
Shure MV7Xレビュー
まずは購入したShure MV7Xの外観を見ていきます。
見た目は普通に黒くてかっこいいすね。
Shure MV7と比較しますと↓
ぶっちゃけ、あんまり変わりません。ほんのちょっと違うだけです。(左がMV7X、右がMV7)
背面のみが結構違っていまして、MV7はUSB接続とヘッドホン接続ができます。
SM58も加えて並べてみるとこんな感じ↓
SM58は小型ですね。
Shure SM58とMV7XとMV7の音を比較してみた
Shure SM58とMV7XとMV7で音を比較してみました。
UR44Cというオーディオインターフェースに、3つのマイクを接続しています。
音質は似たり寄ったり
3つのダイナミックマイクを聴き比べるとこう思いますよね。
「似たり寄ったりだな」
「甲乙つけがたいな」
「好みの問題だな」
と。
こう書くとマイナスに聞こえるかもしれないので補足しておくと、どれも優秀なマイクです。環境音はほとんど拾っていませんし、ホワイトノイズもほとんどありませんし、マイクの先にある口元の「音」だけを拾ってくれています。
>コンデンサーマイクは環境音を拾う【静かな環境を整えられるならオススメ】
MV7XとMV7では感度が違う
録音してみてびっくりしたことが、MV7XとMV7の感度の違いです。
XLRケーブルで接続するとどちらも音に差はないだろうと予想していたのですが、結構違いました。MV7のほうが感度が高かったです。
>SHURE MV7 レビュー【音が小さいので口を近づける必要あり】
やはりSM58はコストパフォーマンスに優れている
比較してみて、やはりド定番のマイクSM58ははコストパフォーマンスに優れているなと思いました。
音質に関して文句がないですよね。音質に関して言えば、わざわざMV7XやMV7を購入する意味は無いのかなと思いました。
USB接続もできないただのダイナミックマイクMV7Xの立ち位置は微妙ですよね。SM58でいいですやん。
>SHURE MV7Xは買いなのか?【USB接続できないからオススメしない】
MV7はオーディオインターフェース不要なところがいい
今回オーディオインターフェースUR44Cにダイナミックマイクを3つ繋いだわけですが、そこで感じまくりました。ケーブルがごちゃごちゃになって汚らしい…ということを。
Macとオーディオインターフェースをケーブルで繋がなければならないし、オーディオインターフェースに電源ケーブルも必要だし(不要にもできるけど)、 ダイナミックマイクとオーディオインターフェイスをつなぐXLRケーブルは結構太いし…。
MV7ってやっぱり優秀ですよ。USBケーブル1本でMac(パソコン)と接続できますし、USBケーブルは細いですから、机の上がごちゃごちゃになりません。
結論:迷ったらShure MV7
少々お値段は張りますが、迷ったらShure MV7を買っておけばいいでしょう。文句のつけようがありません。(強いて言うのであれば、接続するUSBケーブルがUSB-Cではないところでしょうか)
ダイナミックマイク選びがMV7で終了しますから、今後マイク選びに悩む時間もありません。MV7を購入しておけば壊れるまで使い続けられるはずです。
とまぁそんなことを書いておきながら、 もし私が今からダイナミックマイクを買うのであればSM58のスイッチ付きを選びます笑(と言いましてもこちらは少々面倒なので、ダイナミック選びに悩む98%くらいの人は迷わずMV7を購入しておくほうが頭を使わずに済むので幸福度が高いはずです)
というのもオーディオインターフェースMViと組み合わせることで汎用性が高くなるからです。>ShureのオーディオインターフェイスのMViとSM58を購入してみた
メリットを箇条書きしておきますと、
- SM58のミュートの物理スイッチが便利
- SM58をカラオケ屋に持っていきすやすい
- MViの操作性が良い
- MViは+20dbができる
- MV7より安い
デメリットとしては、
- MV7と比べるとケーブルが増える(2本必要)
の1つかなと思います。
繰り返しになりますが、ほとんどの人はMV7を購入しておく方が無駄に時間をかけなくてもいいので幸せになると思います。
参考までに。それでは!
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