Apple Musicが超進化!空間オーディオ/ロスレスオーディオ対応

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2021年5月17日、アップルがApple Musicの進化を発表しました。

箇条書きでまとめますと、

  • お値段変わらずに
  • ロスレスオーディオに対応
  • ドルビーアトモスによる空間オーディオに対応

という進化を遂げました。

お値段が変わらずに、というところがすごいです。こりゃAmazon Music HDは解約ですな。

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Apple Musicが空間オーディオ/ロスレスオーディオ対応

Try Apple Music

以下でもう少し具体的に書いていきます。

参考>Apple Music、ドルビーアトモスによる空間オーディオを発表、さらにカタログ全体がロスレスオーディオに

サービスは6月開始

サービスは6月から開始されます。既にApple Musicに契約しているのであれば、自動的に新サービスに移行されます。

ドルビーアトモスによる空間オーディオを利用するためには

ドルビーアトモスによる空間オーディオを利用するためには、Apple製品が必要です。具体的には、

  • H1チップ/W1チップを搭載したAirPodsとBeats製品
  • 最新バージョンのiPhone/iPad/Macの内蔵スピーカー

です。

アップルの囲い込みがきてますねー。「安くいい音を聞きたければアップル!」の時代がきそうです。

AppleはApple Musicでドルビーアトモスによる空間オーディオを提供します。ドルビーアトモスは画期的で臨場感あふれるオーディオ体験で、アーティストは周囲のあらゆる方向や頭上から音が聞こえるように音楽をミキシングすることが可能になります。デフォルトで、Apple MusicはH1チップまたはW1チップを搭載したすべてのAirPodsとBeatsのヘッドフォン、および最新バージョンのiPhone、iPad、Macの内蔵スピーカーで、ドルビーアトモス対応の曲を自動的に再生します。Apple Musicは新しいドルビーアトモス対応の曲を常に追加し、リスナーが好きな音楽を見つけやすいようにドルビーアトモス対応のスペシャルプレイリストもキュレーションする予定です。さらに、ドルビーアトモス対応のアルバムは詳細ページにバッジが表示され、簡単に見つけられるようになります。

ロスレスオーディオを利用するためには

ロスレスオーディオってなんじゃい?といいますと、ようは「めっちゃいい音!」ということです。

また、Apple Musicで7,500万を超える曲のカタログがロスレスオーディオで利用できるようになります。Appleはすべての音源ファイルの保存にALAC(Apple Lossless Audio Codec)を使用しています。つまり、Apple Musicのサブスクリプションの登録者は、アーティストがスタジオで制作したのとまったく同じものを聴くことができるようになります。

ロスレスオーディオを聴くためには、設定を変更する必要があります。(ちなみにロスレスオーディオを選択すると、通信量もグッと増えますので注意です)

「設定」>「ミュージック」>「オーディオの質」でロスレスオーディオへ変更します。

また、ロスレスにもレベルがありまして、

16ビット/44.1kHz(キロヘルツ)のCD品質から24ビット/48kHz、そしてさらに最大24ビット/192kHzまであります。(ハイレゾロスレスにはUSB DAコンバータ(DAC)などの外部装置が必要になります)

音楽の取り込みでiTunes Plus(AAC 256kbps)かApple losslessどちらにするべきか?

ハイレゾ音源とは?ハイレゾを聴くために必要なものを調べてまとめてみた

おわりに:Apple Musicによりハイレゾサービスは駆逐されるかも

ハイレゾ音源が聴けるのに、お値段変わらないままのApple Music。これ、やばすぎです。

ハイレゾが聴けることで有名なAmazon Music HDのお値段は、個人プランで月額1980円です。Apple Musicの2倍です。こりゃ、ハイレゾサービスの大移動が起きそうですな。

Try Apple Music

ロスレス配信にAirPods Maxは対応せず

追記です。(2021/05/19)

アップルが発売している高級ヘッドホンAirPods Macは、なんとロスレスオーディオに対応しないとのことです!無線でも有線でも。残念すぎ。

AirPodsとAirPods Proがロスレス品質で再生できないのは、アップルがBluetoothでAACコーデックしかサポートしていないためやむを得ません。

https://japanese.engadget.com/airpods-max-lossless-notsupport-032018072.html

今回の進化で楽しめるのは、空間オーディオだけですね。このヘッドホンを購入してる人枯らしたら悔しいですね。

Amazon Music Unlimitedがロスレスの追加料金をゼロに!

追記です。(2021/05/19)

Apple Musicの進化にAmazonが対抗してきました。

アマゾンの音楽ストリーミングサービスAmazon Music Unlimitedが、これまでAmazon Music HDとして別プランで提供してきたロスレス音質プランを、追加料金なしで提供することを発表しました。即時対象となる国は米国、英国、ドイツ、カナダ、フランス、イタリア、スペイン。残念ながら日本は含まれません。

https://japanese.engadget.com/amazon-music-unlimited-streaming-hd-music-no-extra-cost-020038000.html

「日本は対応してないのかよ!」という悲しさはありますが、これは時間が解決してくれそう。いやー、Amazonさんはさすがですねぇ。

追記(2021/06/14)

日本も対応しました!

アマゾンジャパンは6月9日、音楽配信サービス「Amazon Music Unlimited」の加入者を対象に、ハイレゾ音楽配信サービス「Amazon Music HD」を追加料金なしで利用可能にすると発表した。これは5月に米Amazonが発表していたもので、日本でも追加料金なしでハイレゾ音源を楽しめるようになる。

https://japan.cnet.com/article/35172060/

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