CDから音楽を取り込む時、iTunesやミュージックアプリで「iTunes Plus」と「Apple Lossless」のどちらを選べばいいか迷っていませんか?(現在iTunesアプリはなくなり、ミュージックアプリになっています)
結論:9割の人はiTunes Plus(AAC 256kbps)で問題ありません。
この記事では、Apple Musicロスレス配信・AirPods普及後の2026年時点の環境を前提に、最適な選択肢を解説します。
【結論】迷ったらこれを選べばOK

最初に結論です。ほとんどの人は iTunes Plus(AAC 256kbps)で問題ありません。
| あなたの使い方 | おすすめ設定 |
|---|---|
| iPhone+AirPods/Bluetoothイヤホン | iTunes Plus(AAC 256kbps) |
| スマホ容量を節約したい | iTunes Plus(AAC 256kbps) |
| CD音源を将来も劣化なく残したい | Apple Lossless |
| 有線ヘッドホン+DACでじっくり聴く | Apple Lossless |
音質の違いよりも「再生環境」と「保存目的」で選ぶのが正解です。
「音質重視=必ずLossless」というわけではありません。再生環境が選択を分けます。
【30秒診断】あなたに最適なのはどっち?
Q1. 主にどこで聴く?
・スマホ/タブレット → iTunes Plus
・パソコン/外付けストレージ → どちらでもOK
Q2. イヤホン・ヘッドホンは?
・Bluetooth(AirPodsなど) → iTunes Plusで十分
・有線+DAC → Apple Losslessの価値あり
Q3. 保存の目的は?
・普段聴き用 → iTunes Plus
・将来の変換・アーカイブ → Apple Lossless
👉 迷ったら iTunes Plus を選べば後悔しません。
インポートする際に選べるエンコード
CDをミュージック(旧iTunes)にインポートする際には、以下のエンコーダを選べます。
- AAC:MP3の改良版として開発されたもの。
- AIFF:Mac環境の無圧縮フォーマットでCDのデータをそのまま保存したいならこれ。
- Apple lossless:Appleが開発した可逆圧縮形式のフォーマット。圧縮による音質の劣化なく、データ容量を抑えることができる。AIFFで一曲取り込むと50MBくらいだったのが、Apple losslessを使うと30MBくらいでした。ぽくの家の再生環境では音の差の違いを感じられなかったので、少しでも容量を抑えて保存したいならばApple losslessがオススメです。
- MP3:よく使われている非可逆圧縮フォーマット。
- WAV:ウィンドウズの無圧縮フォーマット。CDのデータをそのまま取り込むことができる。
音質を少しも劣化させることなく、パソコン内にデータを保存したいならば『AIFF』 or 『Apple Lossless』 or 『WAV』です。
iTunes Plusとは?AACとの関係を整理

iTunes Plusとは、Appleが推奨する「AAC 256kbps」形式のことです。
特徴:
- iTunes Storeで販売されている楽曲と同じ音質
- 非可逆圧縮(データは軽い)
- 一般的なリスニングではCDとの差が分かりにくい
「iTunes Plus」と「AAC」は別物に見えますが、
実態は AAC 256kbps = iTunes Plus と考えて問題ありません。
ファイルサイズ目安:
- 4分の曲:約7〜8MB
- アルバム1枚(12曲):約100MB
ビットレート設定

取り込むときにビットレートを設定できますが、基本は256 kbpsを選んでおけばいいいです。
ビットレートとは1秒間あたりに転送されるデータ量(ビット)を表す単位です。
『bps』とよく見かけると思いますが、これは『ビット毎秒(bit per second)』のことで、この値が大きければ大きいほど、多くのデータを転送できるということです。
ミュージック(旧iTunes)で音楽を買うと、AACのエンコーダーで256kbpsでダウンロードされます。これは毎秒256キロビットの情報を転送してるということです。
bpsの値が大きければ大きほど音質がいいので、CDを取り込む時にAACやMP3で最高の音質で取り込みたいのであれば、320kbpsを選択するといいです。
VBRとは

上の画像ではビットレートの横に『VBR』とあります。
これが何かといいますと、VBRはVariable Bitrateの略で、可変ビットレートと訳されます。
VBRはファイルのデータを小さくするため、音がなくなったり、小さくなったりする場面ではビットレートの値を下げることでデータ容量を小さくします。これと反対で、常に一定のデータで保存することを固定ビットレート(CBR:Constant Bitrate)と言います。
容量を圧縮するために、基本的にはVBRでの保存になってます。
当然ながら、音質を劣化させない以下の保存形式では
- AIFF
- Apple Lossless
- WAV
固定ビットレートでの保存になっています。
Apple Lossless(ALAC)とは?

Apple Losslessは、可逆圧縮形式の音楽ファイルです。
正式名称は「Apple Lossless Audio Codec(ALAC)」。
特徴:
- CD音質を100%保持(劣化ゼロ)
- 圧縮しても元の音質に完全に戻せる
- ファイルサイズはCDの約半分、iTunes Plusの約2〜3倍
- Appleデバイスで再生可能
ファイルサイズ目安:
- 4分の曲:約25〜35MB
- アルバム1枚(12曲):約350〜450MB
Apple Losslessが向いている人
- CDを「原本」として残したい
- 将来、別形式(FLACなど)に変換する可能性がある
- 有線ヘッドホン+DACで静かに聴く
音質の違いは本当に分かる?
AAC 256kbpsは、多くのテストで「透明性(元音源と区別がつかないレベル)」に達しているとされています。
以下の環境では、体感できる差はほぼありません。
- Bluetoothイヤホン・ヘッドホン
- スマホやノートPCの内蔵スピーカー
- 電車・屋外など環境音がある場所
✅Apple Losslessの音質差を実感できるのは、以下の条件が揃った場合のみです:
- 有線ヘッドホン(数万円以上の高級機)
- 外付けDAC
- 静かな環境でのリスニング
- 音の繊細さが重要な音楽(クラシック、ジャズなど)
この条件が揃わない場合、iTunes PlusとApple Losslessの違いはほぼ分かりません。
重要:Apple LosslessとBluetooth再生の関係

誤解されがちですが、
Bluetooth接続ではLosslessの音質はそのまま伝送されません。
- AirPodsを含む一般的なBluetooth再生では
- 転送時にAACなどのコーデックで再圧縮されます
そのため、
Bluetooth中心の使い方では 、いくらApple Losslessで保存した曲といえど、iTunes Plus と体感差はほぼありません。
※一部の最新デバイスや特殊な組み合わせでは例外的な高品質転送がありますが、
CD取り込み設定の判断基準としては考慮しなくてOKです。
注意:「High Efficiency(HE-AAC)」は高音質ではない

iTunesの取り込み設定にある「High Efficiency(高効率)」は、一見「高音質そう」に見えますが注意が必要です。
High Efficiency(HE-AAC)とは?
- 低ビットレート向けのAAC拡張規格
- 通信量・容量を極限まで減らすための方式
- 音質よりも効率重視
結論:High Efficiency ≠ 高音質
High Efficiencyは高音質設定ではありません。 むしろ、容量を極限まで節約するための設定です。
音質を重視するなら:
- ⭕️ iTunes Plus(AAC 256kbps)
- ⭕️ Apple Lossless
- ❌ High Efficiency
「効率」と「音質」は別物です。 High Efficiencyは通常選ぶ必要はありません。
ファイルサイズの目安

音楽ライブラリのサイズ別に、必要な容量を比較してみましょう。
| ライブラリサイズ | iTunes Plus(AAC 256kbps) | Apple Lossless(ALAC) |
|---|---|---|
| 100曲 | 約750MB | 約2.8GB |
| 500曲 | 約3.8GB | 約14GB |
| 1,000曲 | 約7.5GB | 約28GB |
| 3,000曲 | 約22GB | 約84GB |
| 5,000曲 | 約37GB | 約140GB |
スマホ中心なら、iTunes Plusの現実的な軽さが大きなメリットです。
シーン別おすすめ設定
スマホに入れて持ち歩く
→ iTunes Plus(容量・Bluetooth再生向き)
理由:
- 容量の節約(5,000曲でも37GB)
- Bluetoothイヤホンでは音質差を感じられない
- 通勤・通学など、環境音がある場所での使用が中心
自宅PCや外付けHDDで保存
→ Apple Lossless(アーカイブ用途)
理由:
- ストレージ容量に余裕がある
- 将来的に別の形式に変換する可能性がある
- CD音質を完全に保存しておきたい
- 高音質オーディオ機器で楽しむ
車で聴く
→ iTunes Plus(環境音が多く差が出にくい)
理由:
- 車内は環境音が多く、音質差を感じにくい
- CarPlayやBluetooth接続が一般的
- ストレージを節約して多くの曲を入れられる
音楽制作・編集用途
→ Apple Lossless(劣化を避けたい場合)
理由:
- 編集や加工時の音質劣化を最小限に
- プロフェッショナルな用途では高音質が必須
Apple Music時代にCDを取り込む意味はある?
Apple Musicではロスレス・ハイレゾが追加料金なしで聴けるようになりました。それでもCDを取り込む意味はあるのでしょうか?
CD取り込みが今でも有効な人
✅ 廃盤・配信されていない音源を持っている
- 古いアルバムや限定盤など、ストリーミングにない音源
✅ 自分で管理できる音源ライブラリを残したい
- サービス終了や配信停止のリスクがない
- 永久に所有できる
✅ 将来フォーマット変換する可能性がある
- Apple Losslessで保存すれば、将来別の形式に劣化なく変換可能
✅ オフライン再生を完全にコントロールしたい
- 通信環境に左右されない
- ストレージ管理を自分で決められる
Apple Musicで十分な人
✅ 聴くのは配信楽曲が中心
- 100百万曲以上のカタログで満足
✅ ロスレス/Dolby Atmos対応で満足
- ストリーミングの最高音質で楽しめる
✅ 音源管理はしたくない
- サブスクリプションの手軽さを重視
よくある質問
- Q既にiTunes Plusで取り込んだ曲を、Apple Losslessに変換できる?
- A
できません。 一度圧縮した音楽ファイルを、後からロスレスに変換しても音質は向上しません。ファイルサイズが大きくなるだけです。
最高音質で保存したい場合は、最初からApple Losslessで取り込む必要があります。
- QApple LosslessはWindowsやAndroidでも再生できる?
- A
Windows:iTunesやVLC Media Playerなどで再生可能 Android:対応プレーヤーアプリ(VLC、Powerampなど)で再生可能
ただし、Androidでは端末やアプリによって対応状況が異なります。
- Q外付けHDDに保存する場合、どちらがいい?
- A
Apple Losslessがおすすめです。ストレージ容量に余裕があるなら、将来的な用途変更にも対応できる最高音質で保存しておくのが賢明です。
- Qビットレートを上げればiTunes Plusより高音質?
- A
iTunes Plusの256kbpsは、AACコーデックにおいて透明性(元の音源と区別がつかないレベル)に達しているとされています。320kbpsにしても体感できる音質向上はほぼありません。
それ以上の音質を求めるなら、ビットレートを上げるのではなく、Apple Losslessを選ぶべきです。
- QFLACとApple Losslessの違いは?
- A
どちらも可逆圧縮形式で、音質は同等です。
- FLAC:オープンソース、より幅広い機器で対応
- Apple Lossless(ALAC):Apple製品での互換性が高い
Appleエコシステムを使っているならApple Lossless、それ以外の機器も使うならFLACが便利です
- QCDを取り込む意味はまだある?
- A
配信されていない音源や「所有」したい人には今でも価値があります。
まとめ:結局どっちを選ぶべき?
iTunes Plusを選ぶべき人
- スマホやタブレットに音楽を入れて持ち歩く
- Bluetoothイヤホン・ヘッドホンを使っている
- ストレージ容量を節約したい
- 普段使いに十分な音質があればいい
- たくさんの曲を保存したい
Apple Losslessを選ぶべき人
- 最高音質で保存しておきたい
- 外付けHDDやパソコンに保存する(容量に余裕がある)
- 高級オーディオ機器を持っている
- 将来的に別の形式に変換する可能性がある
- 音楽制作やDJなど、プロフェッショナルな用途
私の推奨
基本はiTunes Plus、余裕があればApple Lossless
多くの人にとって、iTunes Plusは音質と容量のバランスが最適です。ただし、ストレージに余裕があり、「念のため最高音質で保存しておきたい」という方は、Apple Losslessを選んでも損はありません。
CD取り込みの正解は、音質よりも使い方で決まります。
あと、統一感という意味でもiTunes Plusで保存することにしました。その理由はというと、iTunesでダウンロードした曲がその設定だからです。なんか統一したいじゃないですか🤔
それと、一応すべてのエンコーダでCDを取り込んで見て聴き比べてみたんですよね。でも私の家の再生環境&私の耳ではそこまで違いがわかりませんでした。(ヘッドフォンをして一生懸命聴き比べてみたんですよ!)
ということで私はiTunes plus、デフォルトの設定でCDをガンガンインポートしていこうと思います(`・ω・´)”
昔は128kbpsで保存していて、その違いには気がついた
ちなみに昔の曲はどの設定で保存してたんだろうと気になって調べてみると、128kbpsのAACで保存していました・・・。あぁ・・・iTunes plusで統一できない・・・😱
調べてみると2012年まではiTunes Storeで販売している曲もAAC 128kbpsで販売していたようです。「iTunesの曲は音質が悪い!」と言ってた人がいましたけど、そういう理由だったのか💡
それで持ってるCDは全部AAC 256kbpsで入れ直してみました。それで128kbpsと256kbpsで聴き比べてみました。その結果・・・
「違う・・・違うぞ・・・・とくに女性ボーカルの高音部が全然違うぞ!」
となりました。
ちょっとショックなのです。
- 全部AAC 256kbpsで統一しようと思ったのに、それができなかった。
- AAC 128kbpsだとさすがに音質の違いに気づいてしまった。
参考までに。それでは!


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