ここ数年はもうほとんどCDを買うことも借りることもなく、iTuns Storeでダウンロードしていました。しかし、TSUTAYA DISCASのサービスを利用してから、あまりの便利さに久しぶりにCDをレンタルするようになりました😁
それで久しぶりにCDをiTunesに取り込んだら、インポートの方法が『iTunes Plus』になっていました。「iTunes Plus?なにこれ?」となったので、CDを取り込む際の音質データについて色々調べてみました。
この記事では調べたことを簡単にまとめていきたいと思います。
こういうのややこしいよねー。
頑張ってまとめてみました!参考になれば幸いです。
高音質でiTunesにCDを取り込む方法
『iTunes Plus』はiTunesの初期の取り込み設定(エンコード設定)で、AACエンコーダを使用しています。
「AACエンコーダってなに?」ってなるかもしれませんので一応説明しておくと、MP3のように元のCDに録音されているデータを、人間が聞き取れないであろう範囲を切り取り、圧縮して保存することです。(非可逆圧縮)
データを圧縮して保存するのでCDよりは音質が落ちます。その代わりに、データ容量を圧倒的に小さくできます。CDのアルバムを圧縮しないで取り込むと700MBくらいになりますが、AACエンコーダを使用すると10分の1の70MBくらいですみます。
容量少なめのパソコンだとデータの圧縮は必須やね。
せや。私のMacBook Proちゃんは128GBのSSDだから圧縮は必須なのねん。
インポートする際に選べるエンコード
CDをiTunesにインポートする際には、以下のエンコーダを選べます。
- AAC:MP3の改良版として開発されたもの。
- AIFF:Mac環境の無圧縮フォーマットでCDのデータをそのまま保存したいならこれ。
- Apple lossless:Appleが開発した可逆圧縮形式のフォーマット。圧縮による音質の劣化なく、データ容量を抑えることができる。AIFFで一曲取り込むと50MBくらいだったのが、Apple losslessを使うと30MBくらいでした。ぽくの家の再生環境では音の差の違いを感じられなかったので、少しでも容量を抑えて保存したいならばApple losslessがオススメです。
- MP3:よく使われている非可逆圧縮フォーマット。
- WAV:ウィンドウズの無圧縮フォーマット。CDのデータをそのまま取り込むことができる。
音質を少しも劣化させることなく、パソコン内にデータを保存したいならば『AIFF』or『WAV』です。
でもこれだと、CD 1枚で700MBくらいのデータを使ってしまうので、パソコン内のデータをiPod やiPhoneに入れる場合のことを考えると、実用的ではありません😅
高音質のまま、少しでもデータ容量を抑えたいのであれば、Apple losslessです。さらに容量を抑えたいのであれば、『AAC』or『MP3』です。
高音質で音楽を聞きたいという欲望が駆け巡る。
その気持ちわかる。でも・・・でも・・・容量が・・・
AACとMP3のビットレートの設定
「ビットレートってなんやねん?」
私が音楽のデータ容量を学ぶときにまず疑問に思ったことです。
ビットレートとは1秒間あたりに転送されるデータ量(ビット)を表す単位です。『bps』とよく見かけると思いますが、これは『ビット毎秒(bit per second)』のことです。この値が大きければ大きいほど、多くのデータを転送できるということです。
itunesで音楽を買うと、AACのエンコーダーで256kbpsでダウンロードされます。これは毎秒256キロビットの情報を転送してるということですね👍
bpsの値が大きければ大きほど音質がいいので、CDを取り込む時にAACやMP3で最高の音質で取り込みたいのであれば、320kbpsを選択するといいです。
VBRってなに?
上の画像ではビットレートの横に『VBR』とあります。これが何かといいますと、VBRはVariable Bitrateの略で、可変ビットレートと訳されます。
VBRはファイルのデータを小さくするため、音がなくなったり、小さくなったりする場面ではビットレートの値を下げることでデータ容量を小さくします。これと反対で、常に一定のデータで保存することを固定ビットレート(CBR:Constant Bitrate)と言います。
容量を圧縮するために、基本的にはVBRでの保存になってますね。当然ながら、音質を劣化させない以下の保存形式では
- AIFF
- Apple Lossless
- WAV
固定ビットレートでの保存になっています。
結局どれを選んだらいいの?聴き比べてみた
さて、結局どのエンコーダで保存したらよいのでしょうか。これは人それぞれとしか言いようがないので、自分次第ということになります笑
ちなみに私はiTunes plus(AAC 256kbps)で保存することにしました。その理由はというと、iTunesでダウンロードした曲がその設定だからです。なんか統一したいじゃないですか🤔
それと、一応すべてのエンコーダでCDを取り込んで見て聴き比べてみたんですよね。でも私の家の再生環境&私の耳ではそこまで違いがわかりませんでした。(ヘッドフォンをして一生懸命聴き比べてみたんですよ!)
ということで私はiTunes plus、デフォルトの設定でCDをガンガンインポートしていこうと思います(`・ω・´)”
追記:ソニーの高級ヘッドフォンMDR-1000xを購入して聴き比べてみました。すると、ある程度違いが分かりました。ですから、お気に入りのアルバムはApple losslessで保存しようと思います。
いいオーディオ環境が整っている人は高音質で保存するべきなんだろうね。
逆に言えば「聞けたらいい」だったらデフォルト設定でいいよね。
おい!昔は128kbpsで保存してるじゃないか!!
ちなみに昔の曲はどの設定で保存してたんだろうと気になって調べてみると、128kbpsのAACで保存していました・・・。あぁ・・・iTunes plusで統一できない・・・😱
調べてみると2012年まではiTunes Storeで販売している曲もAAC 128kbpsで販売していたようです。「iTunesの曲は音質が悪い!」と言ってた人がいましたけど、そういう理由だったのね。
んで、持ってるCDは全部AAC 256kbpsで入れ直してみました。それで128kbpsと256kbpsで聴き比べてみました。その結果・・・
「違う・・・違うぞ・・・・とくに女性ボーカルの高音部が全然違うぞ!」
となりました。
ちょっとショックなのです。
- 全部AAC 256kbpsで統一しようと思ったのに、それができなかった。
- AAC 128kbpsだとさすがに音質の違いに気づいてしまった。
「iTunesは音質が悪い!」というのは本当だったようです。
おわりに
今回の記事では『iTunesでのCDのインポート設定』について書いてきました。
音質に相当こだわる方でなければ、デフォルトの設定(iTunes plus AAC 256kbps)でそのままインポートしていいと思います。最高の音楽環境を求めており、パソコン内の保存容量には自信があるのであれば、AIFF、WAVでインポートがいいかと👍
それかお気に入りのCDのみ、その設定でインポートするのもいいかと思います。それでは!
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追記:Apple Musicがお値段変わらずでハイレゾに対応
Apple Musicがお値段変わらずでハイレゾロスレスに対応するという、すんごいことをやりましたね。これに追随してか、Amazon Music HDもAmazon Music Unlimitedユーザーは無料でアップデートできるようになりました。
CD音源をそのままHDDに入れると容量がすごいことになるので、これからの時代は「いい音楽はサブスクで聴く」という時代なのかもですね。いやー、Apple Musicすさまじいです。
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