SONYの高級ヘッドフォンMDR-1000xを購入したので、せっかくだからテレビの音声も無線(Bluetooth)で飛ばしたい欲求にかられました。
と言っても、どうやってテレビの音声をBluetoothで飛ばすのか、そんな知識は私にはありません。その方法についてゴリゴリと調べていましたら『TT-BA09』を使えば、ペアリングできることが分かりましたので早速TT-BA09を購入し設定してみました。
このページではTT-BA09の使い方などを紹介したいと思います。
1 テレビの音声をBluetoothで飛ばすには?
さてさて、テレビの音声をヘッドフォンで聴くためには以下の3つが必要になります。
- テレビ
- Bluetoothトランスミッター
- Bluetooth対応のヘッドフォン
Bluetoothトランスミッターってなんぞや?
と、最初私は思いました。これはテレビの音声入力を受けて、Bluetoothで飛ばすものです。
Bluetoothを受診するものをBluetoothレシーバーと言いますが、私のヘッドフォンMDR1000xは内蔵されているので、Bluetoothレシーバーは購入していません。
1.1 Bluetoothトランスミッターの選び方
Bluetoothで音声を飛ばすのに最も重要なのが、Bluetoothトランスミッターの選び方です。絶対に知っておかないといけないことが、音声の入力方式です。音声入力は以下の3つがあります。
- イヤフォンジャック
- RCAアダプター(赤と白のやつ)
- 光デジタル
自分のテレビがどれに対応しているかを調べておいてください。(ヘッドフォンジャックと、RCAピンプラグはたぶんどのテレビでもあるはずです)
ちなみに、光デジタルが最も高音質です。
1.2 対応コーデックとは何か?
ここからがちょっと難しくなります。
Bluetoothトランスミッターで音を飛ばすのですが、コーデックによって音質と遅延度合いが変わってしまうのです。ですから、
自分のヘッドフォンが対応している『最も良い音質のコーデックで飛ばせるBluetoothトランスミッター』を選んでください。
コーデックの種類としましては、
- SBC:ほとんどの機器で対応するけど、音質は良くない
- AAC:アップル製品でおなじみのコーデック。SBCより音質が良い
- apt-X:Androidでよく使われるコーデック。AACより遅延が少ないと言われる。今の主流。
- apt-X HD:apt-Xの進化系。まだ対応製品が少ないのが欠点。
- LDCA:ハイレゾ音源対応のもの。言わずもがな音質は最高峰。ソニー製品しか対応していない。
アマゾンなどでBluetoothトランスミッターを調べましたが、ほとんどがapt-X対応のものでした。ちなみにMDR-1000xは音質の最高峰LDACに対応しています!でも、そんなBluetoothトランスミッターがないってね笑
2 TT-BA09を購入&使い方
それで色々調べた結果(かなり時間をかけました笑)、TaoTronicsさんのTT-BA09を購入しました。
購入の決め手は次の通り。
- アマゾンの評価が超高い
- apt-Xに対応
- 5000円以内
- イヤフォンジャック、RCAアダプター、光デジタル対応
- 上のケーブルも付いてくる
- バッテリーで最長15時間
- 充電しながら使える(←ここ重要。充電しながらだと使えない製品も多くある)
- 2台同時接続可能
- 消費電力の少ないBluetooth4.1
大きさはこんな感じです。
遊戯王カードより小さいです。
これのいいところが、ケーブルも付いてくるところ。イヤフォンジャック、RCAアダプター、光デジタルと、ほぼ全てのテレビにつなぐことができると思います!
*追記(2020/06/30)
Bluetooth 5.0に進化し、Type-CとなったTT-BA09 Proが発売されております。
これからTT-BA09を購入するなら、TT-BA09 Proを選べばいいのではないでしょうか。
>TT-BA09 Proレビュー【PS4 Proに繋いで使ってみた】
2.1 TT-BA09の使い方
- トランスミッターならTXモード、レシーバーならRXモード(トランスミッターとして使うので私はTXモードにスイッチで切り替え))
- テレビに対応している音声入力ケーブルを使う(光端子の場合、SPDIFにスイッチで切り替え)
- 電源ボタンを3秒押して起動
- 電源ボタンを2回押してペアリングモード
これで完了です。設定も簡単ですね。
それと、LEDの光で状態を知らせてくれます。
LEDインジケーター | 状態 |
赤の点灯 | 充電中 |
消灯 | 充電完了 |
赤と青の点滅 | ペアリングモード |
赤の点滅 | バッテリーが少ない |
青の点灯 | ペアリング完了 |
2.2 TT-BA09を使ってみての音質と遅延
実際にテレビに繋いで利用してみました。apt-Xでは40ミリ秒ほどの遅延があると言われています。それがどのくらいか購入する前に私はわかりませんでした。
その結果・・・全然気になりません。
口と声のズレを頑張ってよく見ればわかると思いますが、ほとんどの人は気にならない程度だと思います。(まぁそれが気になるのであれば、そもそもBluetoothではなく、有線にしとけって話ですね笑)
んで、音質ですがこれはヘッドフォンの性能に影響される部分が大きいとは思います。apt-Xだから特に悪いとは感じません。普通にGOODです!
まぁ音質はハイレゾ音源のみ!という音フェチの人は嫌なのかもしれません。私にはそこまでの違いが分かりません。
2.3 Amazonの評価をまとめてみた
TT-BA09のアマゾンのレビューを簡単にまとめてみます。TT-BA09の購入に迷っているのであれば参考にしてみてください。
- 問題なく利用できる!
- 一台接続は問題ないけど、二代接続は少し面倒
- 付属品に光ケーブルが付いてくるので余計な出費がない
- 遅延は特に気にならない
ほとんどが高評価なのですが、ちらほらとマイナス評価もあります。
- 半年で壊れた
- 音質が悪い
などです。
ちなみに私は購入して大満足です!まぁまだ購入して1ヶ月なので、半年後はもしかしたら壊れているかもしれませんね。(追記:2019年2月2日。いまだに壊れず現役で動いております!)
おわりに:TT-BA09をPS3に繋いでみた
テレビに繋いでいたTT-BA09をPS3に繋いでみました。これで臨場感あふれるゲーム、最高のライブ映像と音楽を楽しめるようになりました!(まだPS3を使ってるのかよ!というツッコミは受け付けません笑)
PS3の音をBluetooth(ブルートゥース)でヘッドフォンにペアリングするなら『TT-BA09』や!>
ということで、テレビの音声をBluetoothでヘッドフォンやらスピーカーやらに飛ばしたい人は、参考にしてみてください。参考までに。それでは!
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