M4 Mac miniの最安モデルを購入しました。M2 Pro Mac miniからの買い替えです。
いやね、すごいよ!M4 Mac miniすごすぎるよ!これで10万円を切ってるんだから、もう「やばい!」としか言いようがありません。衝撃度合いで言うと、Intel MacからM1 Macになった時の衝撃のチョイ下って感じです。
ディスプレイ持ってて、トラックパッドかマウス持ってて、デスクトップ型を探している人はM4 Mac miniで決まりだよ。「Windowsじゃなきゃやだ!」みたいなこだわりがないのであれば、M4 Mac mini以上にコスパのいいパソコンって今の世の中にないんじゃないかな。(アメリカでは599ドルというのがなお恐ろしい)
2014年モデルのMac miniからMac miniシリーズを買い替えた人間としては、こう結論づけます。M4 Mac miniはMac miniの完成系です。歴代最強のMac miniです!
- 最新のM4チップついてて
- メモリが16GBになってて
- USB-Cポートが5個ついてて(うち3つはThunderbolt)
- 小型化されてて
- 軽くなってて
- 大円安時代なのにお値段が10万円切ってて…
もう最高としか言えません!
これまでのApple的な流れだったら、絶対値上げされててもおかしくないもん。それがお値段据え置き、なんならメモリが8GBから16GBに増えた分値下げですからね。(本気でAI時代の覇権を取りにこようとしている気概が感じられます。AI使うならサクサク動くMacでしょ!的な流れになりそう)
M2 Pro Mac miniからM4 Mac miniに買い替えたのでレビュー
それでは以下に具体的に購入してみての感想を書いていきます。
外観
開封って楽しいよね。
前面にUSB-C×2、背面にUSB-C(Thunderbolt)×3で、USB-Cポートが合計5つあります。M2 Pro Mac miniはUSB-Cポートが4つだったので、1つ増えました。
その代わりにM2 Pro Mac miniではUSB-Aポートが2つありましたが、M4 Mac miniではUSB-Aポートはなくなってしまいました。ちょっと残念。でもそのおかげで小型化に貢献できたのであれば、全然OKです。
電源ボタンが底面についているのでちょっと押しづらくなりました。まぁ毎回起動させるわけではないし、なんなら再起動をする必要がない限りは数ヶ月くらいは平気でスリープ状態なので問題なし。(Windowsユーザーは結構頻繁に電源を落としているらしいです。)
あと電源ケーブルがメッシュタイプに変わりました。Appleの最近のケーブルはだいたいメッシュタイプですね。残るはApple TVくらいかな。
上から順に、Apple TV 4K第3世代、M4 Mac mini、M2 Pro Mac miniです。
M4 Mac miniは高さが出てしまいましたが、その分縦横は小さくなりました。重さもむっちゃ軽くなっています。1.2kgから670gになっています。
もっと近づけて比べてみました。ケーブル類がごちゃごちゃしているのは許してください。
隣に並べてみました。小さい!親子みたいで可愛い!
以前のMac miniに近いというよりは、Apple TVのちょっと大きい版という感じ。
Thunderbolt接続の移行アシスタントが爆速だった
私、いままで多くのMac miniを使ってきました。
- Intel時代のMac mini 2014(Mac miniの起動ディスクをHDDから外付けSSDにしたら爆速になった件!もうHDDには戻れないよ?)
- Mac mini 2018(Mac mini 2018を10ヶ月使ってみての感想)
- M1 Mac mini(M1 Mac mini 16GB 512GBに買い直して3ヶ月使ってみた感想【8GB 256GBから】)
- M2 Pro Mac mini(M1 Mac miniからM2 Pro Mac miniに買い替えてみた【ポートが増えたのが良い】)
買い替えたということは、何回もデータ移行をやってきているわけですが、いままで「スッゲーはやく終わった!」という経験がないんですよね。
Thunderbolt接続で移行アシスタントを使えば爆速やろ!みたいに考えていたのですが、そこまでの爆速経験はしてきませんでした。
でも今回は違いました。M2 Pro Mac miniからM4 Mac miniのデータ移行は爆速でできました!
なんと500MB/秒くらいのスピードでデータ移行ができたんですよね。ようは1秒で1GBくらい。だいたい200GBのデータを移行しましたから、単純計算で200秒で終了です。
実際には200秒で終わったというわけではありませんが、それでもびっくりするくらいに爆速でした。いやー、気持ちがいい!
M4 Mac miniでようやくスピーカーの音質が改善された!
Mac miniを以前から使っている人だったら超共感してもらえると思うんですけど、Mac miniのスピーカーの音質が良くなりました。
- Mac mini 2014の音質→クソ
- Mac mini 2018の音質→クソ
- M1 Mac miniの音質→クソ
- M2 Pro Mac miniの音質→クソ
と、Mac miniのスピーカーの音質はまったく改善されずずっと「クソ」でした。改善する気がないと思っていたので、今回もまったく気にしていませんでした。
それがびっくりM4 Mac miniは音質が良くなっているんですよ。起動音から「お!?」みたいな反応しちゃいましたもん笑
まぁ良くなっていると言っても「普通」ですけれど、長年Mac miniを使ってきた身からすると、「ここがいちばんの進化じゃね?」と思っちゃうくらいに音質がよくなっていました😇
音楽を聴くにはやはり向きませんが、ポッドキャストとか、オーディオブックとかの話し声系であれば外部スピーカーは不要です。M4 Mac miniの内蔵スピーカーでOKです。
この進化、うれしー!
性能はM2 Proに匹敵する
M4はM2 Proに匹敵する力を持っています。Proじゃないのに!すごい!
なんかM2 Pro購入したのがアホらしくなる感じですね。
具体的な数値はユーチューバーさんたちが動画にしてくれていますのでそこを参考にしてもらいたいです。ざっくり買いちゃいますと、
- CPUのマルチスコアはM4の方が上
- GPUはまだM2 Proの方が上
という感じです。
動画編集する人であれば、GPU性能が高いM2 Proの方がちょっといいかな、くらいです。ただ、動画編集するのであればSSDが256GBじゃ足りないので、M4かM2 Proの下位モデルしか選べないのであれば、512GBあるM2 Proで決まりですね。
ま、動画編集するのであればM4 Proですけどね。
ちなみに、動画編集をほとんどしない私としては、M2 ProもM4もどちらも体感できるほどの差を感じることはありません。どちらもサクサクです!
(動画編集をしない私がM2 ProのMac miniを購入した理由はポートの数です。M2 Mac miniよりM2 Pro Mac miniの方がポート数が多かったんです)
結論:M4 Mac miniはコスパが異常
M4 Mac miniは最高っす。コスパがおかしすぎるっす。
ちょっと前M4 iPad Proを購入したんですよ。お値段20万円越えですよ。>M4 iPad Pro 13インチが薄くて軽くて良かったので買い替えて正解だった
M4 iPad Proを購入して後悔なんてしてないのですが、このM4 Mac miniのすごさを感じてしまうとちょっと後悔しそう😭
Appleの最先端のチップM4が使えて、メモリもなぜか値段据え置きで16GBが搭載されていて、お値段が10万円を切っている…マジでどうなってんの?
超特殊な職業人じゃない限り、M4 Mac miniでできないことがないじゃない。M4 Mac miniさえあれば、デスクワーカーの仕事のほとんどが超サクサクでできちゃうじゃない。
これが10万円か。恐ろしい。
ってことで、迷われている方はM4 Mac miniおすすめです。動画編集をやる方は、言わずもがなM4 Proをどうぞですけど。世の95%の人はM4 Mac miniを購入しておけば間違いないです。
参考までに。それでは!
追記:M4 Macは消費電力も低い
M4 MacはM2 Proに匹敵するくらいに性能が高い。では消費電力はどうなのか!?
Appleが大好きなんだよちゃんねるさんが、M4/M4 Pro Mac miniの電力消費を調べていました↓
✅動画のレンダリング時の消費電力↓
- M4 Pro:32Wから38W
- M4:16Wから30.5W
Mac Proを使っていたときは400Wとかいっていたらしいので、10分の1に消費電力はなったそうです。すごいですね。
✅動画の書き出し時の消費電力↓
- M4 Pro:10W前後
- M4:8W前後
Final Cut Proで書き出している時でさえ、M4で8W前後、M4 Proで10W前後という超低い電力消費みたいです。
✅ディスプレイを2台繋いでスリープ状態の消費電力↓
- M4 Pro:8W弱(1台だと5W前後)
- M4:7W強(1台だと3.6W〜4.6W前後)
いやーすごい!M4すごいぞ!
というか、スリープ時と動画の書き出し時で消費電力がそんなに変わってないって笑
動画の最後らへんで表がありましたのでコピペ↓
詳細が気になる方は、ぜひ動画をご覧になってくださいませ。
追記:M4がすごいと言っても、やっぱりM1ってすごいよね
M4すげーーーーーーと思っていたのですが、シンスペースちゃんねるさんの動画を見ていると、「やっぱりM1ってすごいよね」って思い知らされました↓
M1 Macで満足しているのであれば、わざわざM4に買い替える必要はないですな。動画編集でAIの力を借りたいのであれば、M4がいいかと思います。ってそんな人はそもそもすでにM1は使ってないか😅
動画の情報を箇条書きにまとめますと↓
- 比較対象のMac: MacBook Pro 14インチ(M4チップ)とiMac 24インチ(M1チップ)を比較。
- M1チップ: 8コアCPU、8コアGPU、メモリ16GB、ストレージ512GBの構成。
- M4チップ: 10コアCPU、10コアGPU、メモリ16GB、ストレージ512GBの構成。
- クロック周波数: M1チップは3.2GHz、M4チップは4.4GHzで、M4の方が性能向上。
- ベンチマーク結果: シングルコアでM4はM1より約1.6倍、マルチコアで約1.8倍の性能向上。
- グラフィック性能: OpenCLのベンチマークで、M4がM1より大きく優位。
- ディスクスピード: 両チップともほぼ同じ読み書き速度だが、M4は書き込み速度が若干速い。
- メモリ性能: M1はLPDDR4X、M4はLPDDR5メモリで、転送速度が倍近く向上。
- アプリ起動: Safari、Illustrator、PhotoshopなどでM4は速いが、M1でも十分な速度を維持。
- Final Cut Pro: 4K編集でもM4は速いが、M1でも遅延なく動作。
- 4K 60Hz 15分くらいの動画の書き出し速度:M4は16分6秒、M1は18分4秒、ちなみにM3は17分39秒
追記:重たいアプリが外部SSDに移動できるようになった
10万円を切るM4 Mac miniの弱点は、なんと言っても内臓ストレージが256GBしかないところ。
- ちょっとアプリを複数入れようもんなら
- 重たいゲームアプリを1つでも入れようもんなら
256GBではいっぱいいっぱいになっちゃいます。
そんな弱点を克服するアップデートが行われました。
なんと最新macOSでは、1GBを超えるような重たいアプリは外部ストレージに移動できるようになりました!SSDは安くなっていますから、こいつをThunderboltで接続してやれば外部SSDにアプリを移動させたとしてもなんら問題はありません。神アップデートなのです。
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