パソコン(MacやWindows)で使えるUSBマイクを探し始めると、必ずと言っていいほど比較対象に挙がるのが、配信マイクの王道である「Blue Yeti」と、老舗オーディオメーカーShureのコンデンサーマイクです。
私は過去に、Macでの音声入力や録音環境を整えるため、この2つのマイクで非常に悩み、最終的にShureの「MV51」というモデルを購入しました。
この記事では、過去のアーカイブとして、私が当時Blue YetiではなくMV51を選んだ理由や実際の音質比較、そしてマイクスタンド等の環境構築手順をまとめています。
なお、MV51はすでに生産が終了しているため、記事の最後では「2026年現在、これから買うならどのマイクが良いか」という最新の結論もあわせて解説します。
Blue YetiではなくShure MV51を選んだ理由
マイク探しを始めた当初、第一候補は圧倒的な知名度を誇るBlue Yetiでした。しかし、最終的にShure MV51を購入するに至ったのには、以下の明確な理由がありました。
1. デスクに置いたときの「サイズ感」
Blue Yetiは非常に高性能ですが、本体がかなり大きく、デスクの上に置くとかなりの存在感(圧迫感)があります。当時の私のデスク環境では、モニターの視界を遮らない、よりコンパクトなマイクが必要でした。MV51はBlue Yetiに比べて背が低く、スッキリと配置できる点が魅力的でした。


MV51のこのデザインめっちゃ好きです。
2. iPhoneやiPadにも直接繋げる汎用性
これが一番の決定打です。Blue Yetiは基本的にパソコン用のUSBマイクですが、ShureのMV51は、MacだけでなくiPhoneやiPadにも直接ケーブルで繋いで高音質な録音ができるという強みがありました。パソコンの前だけでなく、モバイル環境でも使える汎用性の高さは、Shureならではのメリットでした。
※注意:これは当時のLightning接続環境での体験談です。MV51は生産終了モデルのため、現在のUSB-Cを搭載したiPhone 15以降や最新iPad等でのケーブル互換性や動作を保証するものではありません。
3. DSP(デジタル信号処理)プリセットの便利さ
当時のMV51には本体にタッチパネルが搭載されており、スピーチ、歌声、アコースティックなどのモードをワンタッチで切り替えることができました。ソフトウェア側で複雑な調整をしなくても、当時の専用アプリ(旧ShurePlus MOTIV)と連携して環境に合わせた最適な音に自動調整してくれる機能は、マイク初心者だった私にとって非常にありがたい仕様でした。
Shure MV51の音質

音質を比較したものをYouTubeにアップしてみました。
- 0~31秒:安物マイク(Wiiマイク)
- 32秒~2分4秒:iPhone内臓マイク
- 2分4秒〜 Shure MV51
の順番になります。
全て口元から10cmくらいの距離で録音しています。
Shure MV51 は音量レベル6で録音しています。
どうです?
違いがわかります??
音量が小さいと分かりづらいと思うので、音量を上げてみてください。
ホワイトノイズの入りが全然違うはずです。
安物のwiiマイクは「ザー」というホワイトノイズがガンガンに入っています
iPhoneではホワイトノイズが小さくなり、Shure MV51だとほとんど聞ホワイトノイズが聞こえないと思います。
さすがはサウンド系の老舗メーカーのShureさん、評価と違わない良い音質です!
Blue YetiとShure MV51の音質比較
購入後、実際にBlue Yetiを使う機会もあったため、両者の音質を比較してみました。






Blue Yetiは結構でかいです。(ポップガードをつけたらちょっとダサくなりました汗)
結論から言うと、どちらも1万円を超えるコンデンサーマイクなだけあり、Macの内蔵マイクとは比べ物にならないほど高音質でした。
・Blue Yetiの音質傾向
非常に感度が高く、空間の音を広く、豊かに拾ってくれる印象です。複数人でのポッドキャストや、部屋の空気感ごと録音したい場合に強いマイクだと感じました。
・Shure MV51の音質傾向
Blue Yetiに比べると、声の輪郭がくっきりと前に出る、クリアで芯のある音という印象です。特にスピーチモードでの音声入力や一人喋りにおいては、こちらのほうが声が聞き取りやすく、自分の用途にはMV51が合っていたと再確認できました。
音質を比較した動画を撮りましたので、聞いてみてください。(録音環境を揃えています)↓

iPad Pro10.5インチの内蔵マイク:3分9秒〜
Shure MV51:8分3秒〜
Blue Yeti:13分〜
Shure MV51もBlue Yetiもホワイトノイズがほぼ入ることなく、綺麗に録音できているかと思います。指向性もほぼ同じくらいなのかなーという印象です。
デスク環境の構築:スタンドとポップガードの導入
MV51は背面にキックスタンドが付いており、そのまま机に置いて使うこともできました。しかし、実際に使ってみると口元との距離が遠くなり、キーボードのタイピング音なども拾いやすくなってしまいました。
そこで、より快適な録音環境を作るために以下の2つのアイテムを追加導入しました。
卓上マイクスタンド(MDS-1500/BK)の導入
MV51は金属製で約574gというズッシリとした重さがあるため、華奢なスタンドではお辞儀をしてしまいます。そこで、安定感のあるKCの卓上マイクスタンド「MDS-1500/BK」を購入しました。
土台の重量がしっかりあるため、重いMV51を取り付けても倒れることなく、口元の最適な高さにマイクを配置できるようになりました。
ポップガードの装着
コンデンサーマイクは息が直接吹きかかると、ボフッというポップノイズが入ってしまうため、ポップガードの装着は欠かせません。
MV51のデザインを損なわないよう、クランプ式でスタンドの支柱に取り付けられるタイプのポップガードを選びました。これにより、ノイズとツバの飛沫からマイクを守りつつ、適度な距離感を保って録音できるようになりました。
YouTubeに音声をのっけてみたので、そちらを聞いてみてください。
https://youtu.be/TRl6I4heY2I?si=pHW2CtCpbYfgpj4w
どうです?
あんまり変わらないですよね笑
喋り声ぐらいなら、ポップガードはそこまで必要ないのかもしれません。ただ、つばがマイクに直接あたらないので、そこはいいのかなーと思います。
2026年現在の結論:これからマイクを買うなら?
ここまで旧機種であるMV51の魅力と環境構築について語ってきましたが、2026年現在、これからパソコン用のマイクを買おうとしている方に、わざわざ中古で古いモデルを探すことはおすすめしません。現在はShureからさらに優秀な後継機や新モデルが登場しています。
・本格的なデスク用マイクが欲しい方
Shureの「MV7」など、USB接続ができてノイズにも強いダイナミック型のポッドキャストマイクを選ぶのが現在の主流であり、最も失敗が少ない選択です。
>パソコンでもスマホでもUSB接続できるダイナミックマイク SHURE MV7
・スマホと一緒に持ち運びたい方
MV51のような「iPhoneにも繋げる手軽さ」を求めるなら、よりコンパクトでモバイルに特化した「MV88+ ビデオキット」を選ぶのが正解です。
>iPhoneにもMacにも使えるマイク Shure MV88+ レビュー
当時の私のように「どのマイクを買えばいいか」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。


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