本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。
徳島出身、東大卒、そしてチームラボの設立者である猪子寿之さん。テクノロジーとアートを融合させ独創的な世界観を表す21世紀を代表とする起業家です。デジタルとは「紙から解放されて自由になること」とチームラボでは呼んでるそうです。チームラボの目標は「人類を前に進めること」らしいです。かっこいいですね。 起業した理由は?と聞かれると「仲間と離れたくないからとか、社会人としてのマナー(メールの返信、電話に出る)ができそうにないから。」と独特な理由で、何か惹きつけられる人間味ですね。
猪子さん好きな私はユーチューブやら雑誌やらで、猪子さんの情報を調べまくりました。ということで人間性がとっても気になる猪子さんをご紹介したいと思います笑。
猪子さんのターニングポイント
高校3年生の時に見たNHKの番組「新・電子立国」に大きな影響を受けたそうです。
その番組は情報革命の誕生を描いた番組で、それで「インターネット」のすごさを知り、新しい社会で生きようと思ったみたいです。
東大に入った理由は婿養子になるため?
猪子さんが将来働く場所を考えて、いろいろ情報を調べていたら当時の会社時価総額TOP20には旧国営、旧財閥、規制産業(銀行とか)ばっかりで「おぞましさ」を感じたらしいです。
戦後日本を発展させてきたのは国営起業ではなく、TOYOTAやSONYを始めとする、民間起業だと感じており、この国はどうなってんだ?と思われたそうです。
そこでその社会に入り込むためには、東大に入ってブランドを背負って婿養子から入って社長になるのが一番手っ取り早いと判断し、東大受験を決意したそうです笑。まぁすごい発想ですよね。
ここで私が思う猪子さんのすごさが、普通は「おぞましい」と思うところに自分からは入らないですよね。でも、それが社会で生きることだと割り切り、かつそこで上に行くために逆玉を狙うって発想がすごいですよね。
チームラボ設立のきっかけ
日本の国際協力をあげていくためには「文化」と「テクノロジー」の2つの面を融合させ、そこで生まれる新しい文化を作り出すことが日本を変えていくることにつながると思われたそうです。
そして、この分野でなら小さい集団でも価値あるものを作れる、そしてデジタルだからこそ表現できるアート集団を持とうとしたそうです。そう思った時に逆玉狙ってる場合じゃないと思ったんでしょうね笑。
猪子寿之さんが大切だと考えること「創造性」
これからの時代はありとあらゆる職業が「創造性」を求められていくと仰られてます。そして創造はひとりでできるわけではなく、みんなで一緒になって作る「共創」をするほうが良いと指摘しています。そっちのほうが面白いし、良いものを作れるからです。その体験が新たな創造を生み、発展すると考えられているのでしょう。(猪子さんが大切だと思う創造性については私もかなり同意見で、これからはクリエイティブさが大切になると、このサイトでも伝えていることです。→楽しく生きるためには情報発信が必須の時代へ)
このことからも日本の教育にも考えを持っておられます。
日本の教育の現状は個人主義過ぎると。
たしかにテストで順位を発表されたり、個々の能力が問われる場面が多々有ります。実際社会に出て個人でできることはあまりなく、チームとしてどれだけ成果をあげられるかが重要になっています。個人主義を変えていき、チーム、仲間たちとともに行動でき、何かを作り上げれる教育にシフトしていくほうがいいでしょう。
まとめ
猪子さんが作ろうとしているアートとテクノロジーの融合は、今まさに新しい文化となっており世界中から注目されています。
今まではアートとテクノロジーというものはそもそも融合されていたはずです。エンジニアであり、デザイナーの人が昔は多くいて、その人たちが世のなかに新しいものを作り出してきました。例えば車の外装からエンジンまで。
しかし、専門分野が多岐にわたるなかで、エンジニアの人はその専門技術の特化へ、デザイナーはデザインだけを学び、両極化が増えてきました。
その考えを一掃したのがApple社が作った、ipodであり、macであり、iphoneです。このデザイン性と機能性をを高く評価され今日のApple社があります。
今ではダイソンやティファールなどもどんどん知名度が上がってきていますよね。日本は良い技術を、そしてそれを低価格をで勝負してきたが、それだけでは勝てない世界になってきています。
猪子さんはデザイン、テクノロジーをさらにデジタルで表現したところにおもしろさがあると思っていて、人間の感性をくすぐり、ワクワクさせる、それが評価される対象であると考えています。
これからの活躍が非常に楽しみな人ですね。私たち若者はこの人から学ぶことは本当に多くあると思います。