Mac内の動画をMeta Quest 3で再生する方法【DLNA・SMB対応】

MacとMeta Quest 3がWi-Fiで繋がり、動画データがワイヤレスで転送されている様子を描いた、近未来的で清潔感のあるアイキャッチ画像。 ゲーム・VR
本サイトはプロモーションが含まれています

最終動作確認:2026年2月(macOS Sequoia 15 / Meta Quest OS v74で確認済み)


✅ 先に結論(3行まとめ)

  • Quest 3でAndroid File Transfer(AFT)が詰んだので、「転送」を捨てた
  • MacをDLNAサーバーにして、Quest 3はWi-Fiでストリーミング再生するようにした
  • Mac側はUniversal Media Server、Quest 3側はPIGASUS VR Media Playerで解決した

まずここだけ見て(詰みポイント最短チェック)

DLNAで詰まる人の8割は「Quest 3にサーバーが出てこない」です。
先にこれだけ確認してください。

  • Quest 3とMacが同じWi-Fi(同じSSID)にいるか(ゲストWi-Fiだと別ネットワーク扱いで見えない)
  • ルーターの「AP隔離」「クライアント間通信遮断」がONになっていないか
  • Macがスリープしていないか(スリープしたら配信も止まる)

ここが通っていれば、大体いけます。
それでも詰まる場合は、この記事の後半にある「保険:SMBでも逃げられる」セクションへどうぞ。


この記事は「Android File Transferが使えなくなった」のに対応した話です

純白の背景に、クリーンでモダンなインフォグラフィックスタイルのイラスト。左側にシルバーのMacBookノートパソコン、右側に白いMeta Quest 3 VRヘッドセットがある。黒いUSB-Cケーブルが物理的に2つのデバイスを接続しているが、ケーブルの中央には大きな赤い「X」記号と壊れた鎖のアイコンがあり、接続失敗を示している。MacBookの上の思考の吹き出しには、疑問符と一般的な「Error」テキストアイコンが表示されている。スタイルはミニマリストな技術イラストで、白背景で分離されている。

Quest 2の頃、私はMac内の動画をQuest 2に入れるのにAFTを使っていました。
USBで挿してコピーして、VRプレイヤーで再生。普通に便利でした(`・ω・´)”

ところがQuest 3に移行したら、突然AFTが使えなくなった。

再起動してもダメ。ケーブル替えてもダメ。設定いじってもダメ😭
「公式の通りやってるのに、何が違うんや」という、地味に心が削れるタイプのトラブル😱

補足:AFTの現状(2026年2月)

AFT自体のサポートは縮小傾向にあり、Googleの公式配布ページからもひっそり外されました(参考リンク参照)。
さらに、AFTを検索すると非公式コピーサイトが上位に出てくる状態が続いており、そこ経由でマルウェアを踏むリスクが現実に起きています。
「AFTをもう一度試したい」という場合はダウンロード先に十分注意してください。


いくつか別のアプリも試した(全部ダメ)

AFTの代替を探してこれらも試しましたが、全部詰みました😞

  • AnDrop:Quest 3が接続先として出てこない
  • OpenMTP:接続はできるのに、フォルダの中が見えない

ここで気がつきました。
「動画を観たいだけなのに、ファイル転送の問題で時間が溶けていく」っていう事実に。


そこで「転送」をやめて「ストリーミング」に切り替えた

純白の背景に、ワイヤレスDLNAストリーミングを描いたクリーンでモダンなインフォグラフィックスタイルのイラスト。左側では、MacBookがサーバーとして機能し、様式化された青いWi-Fi電波を発しており、それが中央のWi-Fiルーターアイコンを通過している。右側では、Meta Quest 3ヘッドセットがこれらの波を受信している。再生記号が付いた動画ファイルアイコンがWi-Fiの波に乗って浮かび、ケーブルなしでMacからQuest 3に向かってスムーズに移動している。「DLNA Wi-Fi Streaming」というテキストがさりげなく上に配置されている。白背景で分離。

方針転換。
動画をMacに置いたまま、Wi-Fi経由でQuest 3に配信して再生することにしました。
その仕組みがDLNAです。

これを使えば、

  • 動画はMacのフォルダに置くだけ(Quest 3に移動しない)
  • ケーブル接続が不要
  • Quest 3の容量を圧迫しない

一度作ると「あれ、もうこれでよくない?」になります。

ひとつだけ注意(安全柵)

DLNAは家庭内LAN前提の仕組みです。
外部公開しない。オープンなWi-Fiでは使わない。
あと、共有フォルダは「動画フォルダだけ」にするのが安全(ホーム全体を共有しない)。
ここだけ守れば、この記事の範囲ではだいたい安心です。


Mac側の設定:Universal Media Serverを使う

DLNAサーバーとして使ったのはUniversal Media Server(UMS)です。無料です。

設定は大まかにこう↓

  1. UMSをMacにインストールして起動
  2. UMS内で「共有したいフォルダ」を指定(動画フォルダのみ)
  3. macOSのファイアウォールが許可を求めたら許可
  4. Macのスリープを無効にする(スリープすると配信も止まる)

これで、Quest 3側からサーバーが見えるようになります。

少し具体的に説明しますと、UMSを開いて「共有したコンテンツ」タブから共有したいフォルダを追加します。

私は「Universal Media Server」というフォルダを作成し、そのフォルダを追加しています。
あとはUMSを起動したままにしておくだけです。

補足:Macが爆熱になったらトランスコードかも

UMSは、Quest 3側のアプリが対応していない形式の動画を「変換しながら配信」してくれることがあります。
これが発動すると、MacのCPUを食ってファンが回ります。

  • 再生開始が遅い
  • Macがうるさい/熱い
  • なんか重い

このへんが出たら変換中の可能性あり。
解決策は「動画を事前にMP4(H.264/AAC)に変換しておく」こと。

Macで無料で使えるHandBrakeが手軽です。ダウンロードは必ず公式サイト(handbrake.fr)から。>https://handbrake.fr/downloads.php

設定はシンプルで、

  1. HandBrakeで変換したい動画を開く
  2. 「Preset」から「Fast 1080p30」を選ぶ(これで大体OK)
  3. 「Start Encode」で変換

これだけ。変換後の動画はほぼすべてのVRプレーヤーで直接再生できます。
4K動画など高解像度ファイルは変換に時間がかかりますが、一度やれば以降は快適に再生できます。

HandBrakeは2003年から続くオープンソースの動画変換ソフトで、世界中で広く使われている定番ツールです。開発はGitHub上で公開されており、コードも誰でも確認できる透明性の高いプロジェクトです。


Quest 3側の設定:DLNAで動画を再生できるアプリを使う

Quest 3側は、DLNAで再生できるアプリが必要です。

私はPIGASUS VR Media Playerを使っています(有料・690円)。

ただ、一つ注意点。
PIGASUSは「今のところ快適」だけど、更新が2023年10月頃で止まっている(=将来ずっと安泰とは言い切れない)。
なので私は、「いま快適に観る」ために買って、ダメになったら乗り換える前提で使っています。

代替候補としてはSKYBOXあたりが無難(継続的にアップデートされている)。
アプリの詳しい比較は下の記事にまとめています👇

→ DLNA・SMB対応アプリ比較:PIGASUS・SKYBOX・DEO VRをMacユーザーが使い比べた話


保険:DLNAが合わないなら、SMBでも逃げられる

DLNAは「発見(サーバーが見える/見えない)」で詰むことがあります。
その場合の逃げ道として、SMB(ファイル共有)対応のアプリを使う手があります。

Mac側でファイル共有をONにして、Quest側アプリから共有フォルダに直接アクセスするやつ。
DLNAと違い、追加アプリのインストールが不要で、環境によってはDLNAより安定することもあります。

PIGASUS・SKYBOX・DEO VRの3アプリは、全部DLNAとSMBの両方に対応しています。
「DLNAで詰まった」→「同じアプリのままSMBに切り替える」だけで解決するケースが結構あります。

SMBの具体的な設定手順・ログイン失敗時の対処法・セキュリティの考え方はこちら👇
→ DLNA・SMB対応アプリ比較:PIGASUS・SKYBOX・DEO VRをMacユーザーが使い比べた話


AFTのダウンロード先には注意(別の地雷)

冒頭でも触れましたが、AFTを検索すると非公式コピーサイトが上位に出てくる状態が続いています。
焦っているときほど踏みやすいので、そこだけ注意してください。

公式または信頼できる情報源から入手するか、いっそAFTをあきらめてこの記事の方法に切り替えることをおすすめします。


まとめ

Quest 3でAFT転送が成立しない問題の解決策として、DLNAに切り替えました。

  • Mac側:Universal Media Server(DLNAサーバー)無料
  • Quest 3側:PIGASUS VR Media Player(DLNA対応プレイヤー)690円

「転送」で時間と気力を溶かすのをやめて、これでようやく「視聴」に集中できるようになりました😮‍💨


Quest 3 × Macの関連記事

動画の再生環境が整ったら、次はQuest 3をMacの作業環境として使う話も。


参考

コメント