私たちはありあまる選択肢のなかで生きています。
選択肢を大別すると、
- 「やるべきこと」
- 「やらなくてもいいこと」
の大きく2つに分けることができます。
成功者と言われる人の多くは、目標達成のために「やらなくてもいいこと」をきっぱりと捨てています。今回の記事は自分にとって大切なことをするための捨てる技術について書いていきます。
なぜ「やらなくてもいいこと」を優先してしまうのか?
「やらなくてもいいこと」を優先して、やるべきこと」を後回しにした経験はないでしょうか?例えば、試験勉強をしなくちゃいけないのに、まず部屋の掃除からとりかかるなど、こんな経験は誰にでもあると思います。
もちろん、部屋が綺麗になってから勉強したほうが勉強効率が上がるのであれば、掃除を優先するべきかもしれません。しかし、掃除に満足してしまって勉強しないようでは全然ダメです。それは「現実逃避」といいます😅
誰の中にも「やるべきこと」と「やらなくてもいいこと」は共存しています。問題はどちらが思考のメインになっているかです。「やらなくてもいいこと」を優先してしまう人は自分の思考の中心に「やらなくてもいいこと」を置き、「やるべきこと」を表面に置いています。
思考のメインを「やるべきこと」へ変える
一番大切なことは、やるべきことを思考のメインにもってくることです。「そこが難しいとこじゃん!」と言われてしまいそうですが、それは意外と難しくないものです👍
先ほどの勉強の例で考えてみましょう。なぜ勉強(やるべきこと)より、掃除(今はやらなくていいこと)を優先してしまったのでしょうか?なぜかを考えてみてください。
その理由は簡単です。自分の思考の中に「勉強が自分の人生のメイン」ではないと知っているからです。
「勉強は大切だ!」と子どもの頃に言われたと思います。それは頭ではわかっていても、本心では納得していません。納得していないことは当然ながら「やるべきこと」の輪の中に入りません。
勉強より掃除を優先してしまう人にとっては勉強も掃除も同列、つまり、どちらも「やらなくてもいいこと」の輪に入っているのです。もとから「やるべきこと」に入ってはいなかったのですね。だからできない、いや、やらないのです。
自分の人生のメインを見つける
人は比較することでしか認識できません。例えば、「まずいもの」を知っているからこそ「おいしいもの」が分かります。「人間は必ず死ぬ」と知っているからこそ「生きることは大切」と理解できます。「汚いもの」を知っているからこそ「美しいもの」を感じることができます。
何かと何かを比較することで私たちは認識できます。この考えと同じように、「やらなくてもいいこと」を知っているからこそ「やるべきこと」がわかるのです。もちろん逆でもよくて、「やるべきこと」を知っているからこそ「やらなくてもいいこと」がわかります。
自分の人生の中で「やるべきこと」が見つかれば勝手にやらなくてもいいことが理解できます。その方法の一例として、常に「なぜ?」を問いかけてみてください。「なぜ?」を問うことで「やるべきこと」を見つけられる確率が上がるはずです。
- なぜ勉強はするの?
- なぜ大学に入学したいの?
- なぜ大企業に行きたいの?
- なぜ公務員がいいの?
- なぜ安定がいいの?
などなど。
「なぜ?」を人生に問い始めたら終わることがありません。しかし、できるだけ早いうちにやっておくべきことです。
徐々にやるべきことの領域を増やしていく
最終的にはどんどん「やるべきこと」の領域を増やしましょう。自分のことで満足できたのなら、次は家族。家族のことで満足できたのなら、次は隣人。課題をクリアしていけば、どんどん「やるべきこと」は自然と増えていきます。
捨てる技術とは?
捨てる技術とは、「自分に問いをかける能力」とも言えます。「なぜ?」と自分に「問い」をかけることで、「やるべきこと」が分かり、「やるべきこと」が分かれば「やらなくていいこと」も」分かってくるからです。
自分の人生をより良くしたいのであれば、できるだけたくさん「問い」をかけてあげてください。そして「やるべきこと」の領域を増やすここで、いつか「やりたいこと」が見えてくるはずです。
やりたいことを見つけることができれば、人生の充実度も変わってきます。例えば、アーティストとして人を感動させたい(やりたい)ならば、それ相応の能力を高めるため努力(やるべきこと)しなくてはなりません。つまり、目標が生まれます。目標に向かって努力している時、人は充実度を感じます👍
「やるべきこと」をしっかりしないと「やりたいこと」はただの夢で終わってしまいます。何かを実現するのであれば、その対価として努力(やるべきこと)をしっかりと払わないとダメなのですね。
今日はこんなところで。それでは!