2018年7月にカジノ法が成立しました。反対派としては、「カジノができたら、カジノ依存症の人が増えて社会がダメになる」という意見でした。
まぁ少なからずカジノができることによって、カジノ依存症の人は出てくるでしょう。でもそれをいうなら、パチンコや競泳や競馬とかってどうなん?という話にもなるわけです。それで社会がダメになっているのかは疑問なところですね。
結局のところ、カジノをつくることによって、日本全体としてどれくらいメリットがあるのか?という話なわけです。
- カジノ依存症が増えて、ろくに仕事をしなくなった人のマイナス分よりも
- お金持ちがガンガン金を落として、税収が増えるほうがプラス
なのであれば、カジノをつくったほうが日本社会全体としてはプラスになるわけです。
それでも気持ち的には、「依存症が増えるのはよくない・・・」と考える気持ちもわかります。ひとりひとりの人生を大切にしたいですからね。
この話は、新薬を認可するかどうかと似ています。
- ある病気に対して効果のある薬が開発された
- しかし、少なからず激しい副作用で苦しむ人が出てくる
さて、この薬は認可するべきでしょうか?
- カジノに行く人だって「自分が依存症になる」なんて思っていません
- 新薬で治療する人だって「自分が副作用で苦しむことになる」なんて思っていません
デメリットを上回るメリットが享受できるのであれば、そのデメリットを受け入れていく、ということにするしか社会を動かせません。だってなんにだってメリット・デメリットはあるのですから。
人の人生やら命というものは、社会というメタ的な思考でみると、「プラスになるかならないか?」で判断していくしかないのですね。この能力こそが、人を人たらしめる能力なのですが、人を無限に残酷にもしていく力です。
さて、あたなはどう考える?それでは!
*参考にした本↓
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