SHURE AONIC50を購入して以来、「音質めっちゃええー!」と、とても気に入っています。SHURE製品が好きなので、SHURE愛も込みです。
で、ここで気になってくるのが、SONYのWH-1000XM4です。至るところで最大の評価を受けているWH-1000XM4。気になるじゃないですか。
ってことで、WH-1000XM4も購入してみました(中古で)。家電量販店でWH-1000XM4を試すこともできますが、家電量販店だと周りの音もうるさいし持ち運ぶこともできないので、できるだけ公平に評価するべく購入しました。
以下ではSHURE AONIC50とWH-1000XM4の比較、ついでに持っているAirPods ProとSONYの初代ノイキャンヘッドホンであるMDR-1000Xを比較していきます。
まず先に結論だけを書いておくと、音質で選ぶならSHURE AONIC50、持ち運びを考えるならWH-1000XM4です。といってもWH-1000XM4の音質が悪いわけではないので、いい音+携帯性を考えるならWH-1000XM4なので、多くの人におすすめできるのはWH-1000XM4かなと思います。
(AONIC 50を2ヶ月使ってみたときのレビューはこちら>SHURE AONIC 50を2ヶ月使ってみたのでレビュー)
AONIC50とWH-1000XM4を比較してみた
以下では具体的に、AONIC50とWH-1000XM4を比較して感じたことについて書いていきます。
表でまとめると
まずは表でまとめてみました。
音源はすべてAmazon Music HDのULTRA HDを使用しています。またイコライザーはすべてオフにしています。
AirPods Pro | AONIC50 | WH-1000XM4 | MDR-1000X | |
ノイズキャンセリング | 良い | 良い(ノーマル時)。最大にすると、サーという音がするようになる | 良い(若干、サーという音がする) | 良い若干、サーという音がする) |
外音取り込み | 良い | かなり良い(特に話し声がよく聞こえる)。外音取り込みモードを最大にすると補聴器買ってくらいに周りの音がよく聞こえるようになる(補聴器つけたことないけれど) | 良い(話し声が若干割れる感じがある) | 普通 |
Bluetooth接続時の音質 | 普通 | バランスがとてもよく、クリアに聞こえる | いい音なのだけれど、AONIC 50を使用した後だと、音のクリア感がなく、こもって聞こえる | いい音。(WH-1000XM4と比べると、若干低音が強く高音が弱いのでバランスが悪い感じ。長時間聴いていると聴き疲れしそう) |
iPhoneと有線接続時の音質 | 使用不可 | 文句無しに良い。 | はっきりとわかるレベルで、Bluetooth接続の方が音が良い。有線接続する意味がない。 ただし電源ON状態にして有線接続すると、Bluetoothと同じくらいいい音になる。 | 腹が立つほど悪い。なんなんこれ?やる気あんの?レベル。 |
USB-C接続時の音質 | 使用不可 | 最高 | 使用不可 | 使用不可 |
アプリの操作性 | アップルらしくシンプル(すぎる) | 普通。イコライザで音を調節できるのが良い | 普通。イコライザで音を調節できるのが良い | 使用不可 |
ヘッドホンを外したら音楽を停止 | あり | なし | あり | なし |
ヘッドホンの操作性 | 良い | ノイキャンのオン/オフがボタン式ではなくスライド式なので、慣れるまで少々やりづらい | ボタンを押すだけなので簡単 | ボタンを押すだけなので簡単 |
デザイン | 良い | 可愛い/おしゃれ | 可愛くもないし、おしゃれではない | いまとなっては古臭く、おっさん感がある |
つけ心地 | 良い | 悪くはないが、WH-1000XM4と比べるとヘッドホンをつけてる感じが強い | 軽くて柔らかいのでとても良い。 | 良い |
耐久性 | 2年使っても壊れない | まだ不明 | まだ不明 | 最悪。1年で壊れて、修理してももう1年で壊れる。そしてサポートも最悪 |
携帯性 | 神 | 悪い。携帯させる気がない | ヘッドホン界では良い | ヘッドホン界では良い |
頭のでかい人は大丈夫? | 大丈夫 | 大丈夫 | 耐久性は不明だが、AONIC 50よりもまだ若干余裕あり。 | 最悪。1年以内に壊れます |
外観の違い
AONIC50の外観↓
WH-1000XM4の外観↓
AONIC50とWH-1000XM4を比べると↓
比べてみると分かるんですけど、やっぱりAONIC50って可愛いんですよね。WH-1000XM4は見慣れてしまった感が強いですし、よく言えばスマート、悪く言えば古臭い感じ。
AONIC50とWH-1000XM4とMDR-1000Xの重さを調べると↓
AONIC50とWH-1000XM4の重さは90gくらい違います。付け心地もやっぱりWH-1000XM4のほうがいいです。ヘッドホンにおいて軽いは正義なのです。
折り畳めないAONIC50は持ち運ぶのはきつい
画像の通り、AONIC50は折り畳めません。対してWH-1000XM4は折り畳めます。
つまり、AONIC50を持ち運ぶのは厳しいです。というか無理です。AONIC50は家用です。
Bluetooth接続の音質
Bluetooth接続時の音質は、AONIC50とWH-1000XM4もどちらもいいです。好みが分かれると思います。
でもAONIC50の方がクリアで、音のバランスがいいと私は思います。(WH-1000XM4はドンシャリ系です。迫力があればあると)
iPhoneと3.5mm有線接続時の音質
iPhoneと純正の変換コネクターを使って3.5mmケーブルを接続して、Amazon Musicのハイレゾ音源を聴いてみました。
- AONIC50→いい音
- WH-1000XM4→え?どしたん?Bluetooth接続の方が音ええやん!
ってなりました。
SONYの初代ノイキャンヘッドホンMDR-1000Xの時もそうだったんですが、3.5mmの有線接続の音って悪いんですよ。Bluetooth接続の時の方がはっきりと分かるレベルで音がいいんですよね。謎。
ちなみに、iPhoneとではなくオーディオインターフェースと繋いでも同様の結果でした。WH-1000XM4は有線ではなく、Bluetooth接続の方が音がいいんですな。
(ちなみに、WH-1000XM4は電源ON状態で有線接続すると、Bluetooth接続時と同じくらいにいい音になります。まぁ結局のところWH-1000XM4を有線接続する意味が分からないんですよね)
USB-C接続できるAONIC50は音質がめちゃいい
AONIC50はUSB-C接続できます。(ヘッドホンの電源はONにする)
USB-C接続することで、AONIC50の内蔵DACを使うことで最高32bit/384khzまで楽しめるようになっちゃいます。すごい!
で、これ、めちゃくちゃ音がいいんですよ。AONIC50を家のパソコンで聴くならパソコンとUSB-C接続なのです!
詳しくはこちらの記事で書いています→SHURE AONIC 50を2ヶ月使ってみたのでレビュー
おわりに:インドア派のワイはWH-1000XM4よりAONIC50
以上、簡単な比較でした。
私はヘッドホンを持ち運ぶ人間ではないし、インドア派でもっぱら家で音楽を楽しむ人間だし、外ではAirPods Proで満足している人間なので、AONIC50いいね!という感じです。
私的な選び方で言いますと↓
- 音質を楽しみたい方は、AONIC50
- ヘッドホンを持ち運びたい方は、WH-1000XM4
- とりあえず家でも外でも音楽を聴きたいという人は、AirPods Pro
という感じでいいのではないでしょうか。
冒頭にも書きましたが、なんとなくヘッドホンが欲しいという多くの方にとってはWH-1000XM4が最適かなと思います。
参考までに。それでは!
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