本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。
林修先生が「社会で活躍できる人」のお話をされていて、それがとっても面白かったので共有かつ備忘録的に記事に残します。
周りからのプレッシャーに打ち勝つには?
周りの人から過度に期待されているとプレッシャーを感じちゃいますよね?
この番組では東大生女子が「東大生だからできる」と思われているのが辛いと、林先生に相談していました。
林先生はこれに対して、自意識過剰になっているのでは?と。
- 東大卒で活躍している人
- 東大卒以外で活躍している人
- 東大卒で活躍していない人
- 東大卒以外で活躍していない人
社会に出たら活躍できるか、活躍できないかが重要で、東大を出たとか出てないとかは関係なく、東大生というブランドは数年間だけのことだと言ってました。
それと、「東大生ならできる」と思われているなら「できるんだ!」とプラスに思うようにしたほうが良いともアドバイスしてました。
社会に出て活躍するためには
林先生は社会に出て重要なことが2つあるといいます。
- 解決力
- 創造力
この2つを社会に出る前に身につけておくべきで、、そのためには「失敗の経験」をするべきだと言ってました。
東大生は下手に最難関の大学の受験に成功しているので、失敗の経験が少ないとか。
社会に出て必要な感覚
林先生は「群像の感覚」が必要と語っていました。
群像とは多くの人々の姿という意味です。
社会に出た時に自分の強みはなんなのか?
自分の実力は周囲と比べてどのポジションにあるのか?
を客観的に見定める能力が必要と。
群像の感覚を身につけなければ、「公務員」しかないと林先生は言います。民間でやっていくのなら、自分には何ができて、横には誰がいて、どういうライバル企業がいて、という感覚が必要なんですね。
最も大切な科目とは?
東大女子50人に最も大切だと思う教科をアンケートで聞いたところ、
- 英語21人
- 国語13人
- 数学11人
- 社会3人
- 理科2人
という結果になりました。
林先生は受験生の時「英語」は軽視してました。
英語が終わったところからが勉強と考えていたのです。
アメリカやイギリスの若者は英語を勉強だと思っていない、だから英語を勉強とカウントしていたら彼らに勝てるわけがないと、学生時代の林先生は考えていだんですね。
英語はもちろん重要だから、あえて勉強だと思わなかったのです。
そういうことを踏まえて林先生は、圧倒的に大事なものを「数学」としています。
林先生の言葉はわかりやすいと言われていますが、
使っている言葉ではなく、言葉にする前の情報の処理、要素の組み立て方がすっきりしているから伝わりやすいと、林先生は自己分析しています。
なぜそんなことを林先生はできるのでしょうか?
それは、
「モデル化」
をするかららしいです。
例えば、
- 目玉焼き
- スクランブルエッグ
- オムレツ
の違いをどのように説明しますか?
林先生が非常に感銘を受けた本「料理の四面体」の著者は、これに対して面白い見解をしています。
料理は無限の種類がありますが、
- 火
- 水
- 油
- 空気
の4つを頂点に取り四面体を作ることで、すべての料理は説明できるのです。
先ほどの例を、この四面体で説明すると、
- 目玉焼き→卵の姿焼き
- スクランブルエッグ→卵の崩し焼き
- オムレツ→卵の崩し固め焼き
この3つはすべて四面体の同じ点であらわせるのです。
「油で焼く」ということで、本質的には同じ料理だからです。
こんなように物事の仕組みを単純化し、図やグラフなどで表すことを「モデル化」と言います。
林先生の頭の中は、このようにモデル化されたもので溢れているから、どんなことでも簡単に表現できるんですね。
社会において物事を解決していくときは、言葉のやり取りが行われます。
言葉をモデル化し、単純なモデルを作り、もう一度言語化して相手に伝えます。
これができるかどうかは、
物事を要素に分解し、単純化する数学の力です。
そしてそれを概念で組み立て直す力、つまり国語力が重要だと林先生は考えます。
まとめ
言葉をモデル化し、それを再び言語化する力が必要なんですね。
でもそのためには、ある程度の「モデル」を知っておかなければ、モデル化はできません。
モデルは多くの概念から出来上がると思います。多くの概念を知るためには、やっぱり読書が一番効率的かと。