本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。
NEWS PICKSに
「人工知能と予防医学が導く、より良い生き方」
というすごく面白い記事があったので、共有かつ備忘録的に記事に残します。
幸せに寄与するものはコミュニケーション
身体活動・位置情報・会話した相手やその時間などの大量のデータを蓄積し、そのビッグデータから最近の研究では「人の幸せ」を定量化できるようになりました。そこで分かったことが(当たり前ですが)、幸せに寄与するのは「コミュニケーション」です。ただ、コミュニケーションが多ければ多いほどいいというわけではなく、質・量・タイミング・相手が重要になります。
幸福度の計り方
人の無意識の動きから幸せかどうかがわかるシグナルが出ています。幸福度の高い人たちの特徴は、無意識の動きやパターンに多様性があり、ばらついてるとのことです。確かに、切羽詰まった時や緊張している時などは、動きが単一的なものになってる気がしますね。例えば貧乏ゆすりで一定のリズムを作り体を安心させたり。
無意識ではなく自覚的に幸福度を高める方法
京都大学総長の山極氏が「約200種類いる霊長類の中で、人間だけが赤の他人にも餌をあげる」という話をされていました。コミュニティ外の人にも食事を渡すことで、何が可能になったかというと、長距離移動です。
移動した先で食事にありつけるうえに、そこで見聞きした新しい情報を元のコミュニティに持って帰れたから、人類の知能は進化したのだと。大きく発達した人間の脳には、困っている人に手を差し伸べることが幸せだと感じるようにプログラミングされているのかもしれません。
分け与えるという行動は人間だけのものなんですね。現代でいうと「シェア」することが幸福度を高める方法かもしれませんね。
タバコよりも健康を害するもの→孤独
たとえば、65歳以上の高齢者の研究をされている東京医科大学の金森先生の研究によると、健康を害さないために必要なのは、3つ以上の異なるコミュニティに属することだとわかりました。すると介護が必要になる可能性が20%以上下がったのです。
ワークシフトの本にも書いてあった通り、コミュニティに属することは重要ですね。寿命が延びた今、どういうコミュニティに属するかで健康寿命が変わってきます。健康寿命が伸びることは本人にとっても、周りの人にとっても大切。
1つのコミュニティだけでは決まった人と会うだけになってしまうので、違うコミュニティにも所属し、脳を活性化させることも重要になります。
ただ、人がつながれる人数には限界があります。数年前、雑誌「ネイチャー」で読んだのは、人が本当に深く親しい人とつながれるのは3〜5人が限度で、ゆるいつながりで最大限認知できるのは1500人。チームとしてやっていけるのは150人とのことでした。
とりあえずは3〜5人の親友を作ることから始めようかな。今2人しかいない私・・・。
幸福度と保険
幸せな人は健康で長寿だというデータがすでにあるので、ハピネスを計測して保険料金を変える、ハピネス生命保険があったらいいですね。さらに、ハピネスを上げる行動を起こしている人には特典を出すとか。
この考えって面白いですね。新しい尺度で保険料を考えるってのは興味津々です。車の保険だって、注意深く運転してる人はもっと安くてもいいと思うの。