本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。
林先生が驚く初耳学に「学力の経済学」で有名な中室牧子先生が出演されていました。大人が子どもの勉強にどう関わっていくか?をテーマに中室先生が答えています。それを備忘録的に記事に残します。ちなみに、学力の経済学はとってもよかったので、どうぞ手にとてみてください。
親は子どもの勉強にどう関わるべきなのか?
45000人のデータ研究から、親が子どもの勉強にどう関われば良いか断言できます。
母親の子どもへの影響
- 勉強したかを確認
- 勉強を横についてみている
- 時間を決めて守らせる
- 勉強しなさいと言う
この4つだと、
時間を決めて守らせる
が一番効果的であるとわかっています。
父親の子どもへの影響
父親と母親では子どもへの影響が違います。
- 勉強したかを確認
- 勉強を横についてみている
- 時間を決めて守らせる
- 勉強しなさいと言う
この4つの中だと、
勉強を横についてみている
が最も効果的です。
中室先生は「父親の役割は決して小さいくない」と言います。
林先生も父親の影響があったらしく、父親が持っていた文学全集には細かいメモが入っていたそうで、それを見て火がついたそうです。
男は父親に対抗心を持って伸びていくのでしょうね。
ちなみに、これもデータでわかっていて、
男の子の場合は父親、女の子の場合は母親の方が与える影響が大きいことがわかっています。
- 男の子はお父さんの習慣や考え方を継承しやすい
- 女の子はお母さんの習慣や考え方を継承しやすい
教育現場でもこれは示されており、
苦手教科を克服する場合は、男の子は男の先生に、女の子は女の先生に付くと苦手教科を克服しやすいそうです。
子供が良い点を取った時にかける言葉
- 頭がいいね
- 頑張ったね
両方とも褒める言葉なのですが、与える影響は変わってきます。
頭がいいねは、その子の才能を褒めているのに対し、
頑張ったねは、その子の努力を褒めています。
実験で明らかになっていることですが、頭がいいねと褒められた子は成績が下がる傾向にあり、頑張ったねと褒められた子は成績が上がる傾向にあります。
その子の才能(能力)を褒めるのではなく、努力を具体的に褒めてあげることが大切なんですね。
ちなみに悪い点を取った子に絶対に言ってはいけない言葉があります。
例えば、女の子が数学の悪い点を取ってきた場合、
「女の子は数学が苦手だから悪くても仕方がない」
は、絶対にダメです。
親の先入観から発せられた言葉が刷り込まれ、子どもの学力が下がるのです。
親のちょっとした言動が子どもの将来を変えるかもしれませんからね〜。学力の経済学をおすすめします!
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