初耳学に中室牧子先生が出ていたのでメモ

中室牧子先生

本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。

林先生が驚く初耳学で、中室牧子先生が出演されていました。中室牧子先生とは学力の経済学という本で有名な人です。

とても面白かったので備忘録的にメモします。

東大生の親の真似をしても東大には合格できない

例えば、子どもを全員東大に入れた母親の教育本があったとして、そこには小さい時から子どもに読書をさせたと書いてありました。

それを読むと僕たちは、

「読書と学力には因果関係があるんだなぁ」と思います。

しかし、一旦立ち止まって考えなければなりません。

因果関係

読書をしたから学力が高くなる。

これは、

読書という原因があって、学力という結果がもたらされているということです。

つまり、因果関係があると言えます。

しかし〇〇関係にはもう一つあって、それを考えてみます。

相関関係

相関関係とは、同時には起こっているが原因と結果が明らかでない場合のことを言います。

読書をしたから学力が高くなったのではなく、

「学力の高い子が本を読んでいるだけ」という可能性があります。

だとすれば、本を読んだからといって、頭が良くなるとは言い切れないのです。

スポーツをすると年収が高くなる?

一卵性双生児を対象にしたデータがあります。一卵性双生児であれば遺伝的性質が一緒で、家庭環境も同じです。

この一卵性双生児でスポーツをやっていた側と、やっていない側で調査し、スポーツをすることが収入を伸ばしたか?の因果関係を突き止めました。

中室先生の結果では、スポーツをやっていると正社員になる可能性が高いということがわかりました。

ノルウェーでの結果では収入が4〜5%がアップするという結果もあります。

なぜスポーツをすると年収が高くなるのでしょう?

教育経済学者の間では、スポーツをすることで「忍耐力」や「リーダーシップ」を獲得するから収入が上がると言われています。

脳科学的に言えば、運動することと脳には強い相関関係があると言われています。運動することは脳にも良い影響を与えるんですよね。

子どもの勉強意欲をなくす行動

45000人のデータから、子どもの勉強意欲を最もなくす行動というものがわかっています。

なんだと思います?

中室先生の小学低学年を対象とした実験で

  • 勉強したか確認
  • 勉強を横についてみる
  • 勉強する時間を決めて守らせる
  • 勉強するように言っている

上の4つのタイプの家庭で15年にわたり追跡調査を行ったところ、

「勉強しなさい!」というのが一番効果がありませんでした。

 

では4つのタイプで最も学習時間を増加させたものはというと、

「時間を決めて守らせる」でした。

親が自分の時間を犠牲にしてでも、子どもの勉強をチェックしてあげることが大切なんですね。

子どもの部屋でではなくて、リビングで勉強する方が子どもの成績が良くなるってのも、リビングで勉強させることで、親が隣で見てあげるという環境が作られることが原因であるとされています。

子どもに勉強の習慣をつけさせるには?

中室先生の36000人のデータによると、ご褒美で釣ることが効果的だそうです。

人間は目先の利益の方が、遠い未来の利益より高く見えます。運動することが将来の健康に良いとわかっていても・・・勉強することが将来に役立つということがわかっていても・・・

それがなかなかできません。

ご褒美をうまく与えることで、目先の利益を将来につなげていくことができます。

では、どうやってご褒美を与えるのでが良いのでしょうか?

ご褒美の与え方も正解と不正解があります。

  • テストで80点とったら二千円あげる
  • 1冊読み終わったら二百円あげる

どちらのパターンが良いと思いますか?

アメリカの実験ではアウトプットに対してご褒美を与えるより、インプットに対してご褒美を与えることが学力に良い結果をもたらすということがわかりました。

ここでいう1冊読み終わったら二百円あげることです。

なぜかというと、テストの点数を上げる方法って子どもには良くわかりません。それよりは本を一冊読んだら、という具体的な手順がわかっている方法を積み重ねていく方が学力向上につながるのです。

ご褒美は子どもを甘やかすという理由で教育上敬遠されがちですが、勉強するきっかけを作るという意味ではご褒美は効果的なのです。

どの大学に行こうが収入には関係ない

東大を出たAさんと、他の大学を出たBさんでは当然収入に変化はあると思います。

しかしAさんが東大を出た場合と、他の大学を出た場合での収入の差を考えなくてはなりません。中室先生はここに大きな差はないと言います。

どの大学に行ったかは、本人の能力が同じなら大きな差はないということです。大切なことは働いてからどうするか?ですからね。

こう言い切れるのもデータからで、2500組もの双子を調べたのです。外見、能力、家庭環境も同じ双子が別々の大学に行っても収入に大きな差はなかったのです。

これには大学入試が関係しています。

大学入試がどれくらい人々の能力を正しく測定できるのでしょうか?

テストには必ず標準語差というものがあります。例えば合格ラインが80点だとして、81点で合格の人と、79点で不合格の人がいます。つまり、偶然合格した人と、偶然不合格の人が出てきます。経済学ではこれをオン・ザ・バブルと言って、ボーダーラインギリギリで合格した人のことを言います。

だから81点と79点ではほとんど人の能力に差がないってことですね。

浪人制度は廃止した方が良い?

林先生は浪人制度を廃止した方が良いと言います。

高三の数(万人) 大学の定員(万人) 志願者数(万人)
1966 249 19.5 51.3
1992 205 54.2 92
2015 120 69.2 73.7

今の時代は73.7-69.2=4.5万人の浪人生が誕生します。

しかし、志願者数の中の現役生の数は66.9万人です。

どういうことかというと、浪人制度がなければ収まるのです。浪人制度があるので、浪人が次の浪人を押し出すようになっているのです。

昔ならともかく、今は浪人制度がビミョーですね。

[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”d6.jpg” name=“管理人”] この番組を観て、より中室先生に興味が出てきました。読みたい読みたいと思ってまだ読んでなかった学力の経済学。早速読んでみようと思います。[/speech_bubble]

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運営者:福山和寿

犬好きのアラサー男子。

モットーはだらけきった正義。
趣味はまったり読書、そわそわテニス観戦、適度な筋トレ。
将来の子どもたちのために何かできることはないかと模索中です。

サイトの内容を分けることにして、子どもの教育に関するサイトと、健康に関するサイトを新しく作りました。

 

記事によって「である調」や「ですます調」になっていますが、気分によって使い分けているだけなので、あまり気にせず読んでいただければと思います。

 

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