本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。
AIやロボットの進化は私たちの仕事を奪うかもしれません。でもそれはある意味、自由になることかもしれません。働かなくて良い時代が来た時、私たちはどうしたら良いのでしょうか。今回の記事ではそれについて少し触れてみたいと思います。
労働はしなくて良い時代がくるかも
働かざるもの食うべからず
人類は長い間、生きるため、つまり生活の糧を得るために働いて来ました。しかし私たちがこれから目にする時代は、生活の糧を得るために働くことは必要ない時代かもしれません。
AIやロボットの進化がそれを可能にするのです。
ベーシックインカム(BI)についても最近はよく耳にするようになりました。ベーシックインカムをご存知なければ過去記事を参考にしてください。
→【ベーシックインカム】日本国民に月8万円を支給するとしたら?
生活のために働くのは別に人間じゃなくてもOKですもんね。別にロボットでも構わないのです。
ベーシックインカムが可能になるのはまだまだ先の話でしょうが、視野には入れておいてもいいはずです。
AIとロボットにはそれほどの可能性が満ち溢れているのです。→ホワイトカラーの仕事はAIに代替されるのか?
いきなり365日休みになることはないでしょうが、週休3日から始まり、それが4日、5日となる可能性は十分にあります。実際、ヤフーが週休3日を導入しましたよね。→新卒一括採用と終身雇用制度が生むリスク
だから私たちはそろそろ「自由」について考え始めるべきなのです。『会社で働くこと=人生」だと思っていた男性は、定年後、生きる意味を見失って精神を病んでしまう場合もあります。そういう人が大勢いたからこそ、セカンドライフを楽しもうという風潮が生まれたのですね。
自由の刑
哲学者サルトルは自由について
「人間は自由の刑に処せられている」
と言いました。
自由というものは恐怖でもあるのです。「はい、明日から会社も学校にも行かなくていいから。あとは自分で好き勝手にしていいよ。」
と言われたら困りませんか?
1ヶ月ほどはインターネットで暇つぶしできるかもしれません。ゲームをすればゲームをクリアするまでは楽しいかもしれません。
でも、それが飽きた時・・・どうするの・・・?
インターネットやゲームなど趣味が楽しい理由は、時間が限られているからなんだと思います。忙しい毎日があって、それの息抜きができるから趣味って楽しいだと思います。
心の底から本当に好きで、熱中できるものがあれば良いでしょう。でもそれがない人にとって永遠に続く自由はきついはずなんですよね。
労働ではなく仕事へ
「労働」と「仕事」よく似た言葉ですが、少し違います。
- 労働:生きるためにすること
- 仕事:生きるため以外にすること
自由が増えれば、みんなが労働から仕事へ移るはずです。
古代ギリシャでは、奴隷をつかえた階級の人たちは労働から解放され「哲学」に勤しみました。
- なぜ人間は生きているのか?
- なぜ人間は考えることができるのか?
- この世界はぜ存在しているか?
などなど。
きっと労働から解放された人間は、今も昔も変わらずこのようなことを考え出すでしょう。
その時に知的欲求が爆発するはずなんです。宇宙の果てを知りたい、みたいな。
その知的欲求を満たそうと動くことが、きっとクリエイティブなことであり、「仕事」なはずです。
なんでも好きなことを仕事にしていいなら何を選ぶ?
今からこれを自分に問うてみるといいと思います。「自分は一体なんなのか?」、アイデンティティ無くして私たちは生きることができません。しかし、自由に向かう道は、自分のアイデンティティを破壊していくことかもしれません。
自由という新しい時代に適したアイデンティティを今のうちから探しましょう。
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