HomePodはテレビのスピーカーになる?Apple TV 4Kでできること・注意点を解説

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「HomePodをテレビのスピーカーとして使えたら便利そう」

Apple製品を使っていると、一度はそう思うのではないでしょうか。

見た目はすっきりしていますし、Apple Musicも聴けます。テレビの横に置いて、映画も音楽もまとめて楽しめたらかなり良さそうですよね。

ただ、先に結論を言うと、HomePodをテレビに直接つなぐことはできません

HomePodには、HDMI端子、光デジタル端子、AUX入力のような音声入力がありません。一般的なBluetoothスピーカーのように、テレビとBluetooth接続して音を出す使い方もできません。

HomePod miniにはUSB-Cケーブルがありますが、これは基本的に電源用です。テレビの音声をUSB-Cで入力するためのものではありません。

では、テレビ用にはまったく使えないのか。

そこは大丈夫です。Apple TV 4Kと組み合わせれば、HomePodをテレビスピーカーのように使えます。

この記事では、HomePodをテレビの音に使うために必要なもの、HomePod miniとの違い、テレビ放送やゲーム機の音まで出せるのか、購入前に知っておきたい注意点をまとめます。

まず結論:HomePodはApple TV 4Kとセットで考える

HomePodはテレビに直接つなげず、Apple TV 4Kと組み合わせて使うことを示す図

HomePodは、テレビにケーブルで直接つなぐスピーカーではありません。

考え方としては、「テレビにHomePodをつなぐ」のではなく、「Apple TV 4Kの音をHomePodから出す」というイメージです。

テレビは映像を映す画面、Apple TV 4KはNetflixやYouTubeなどの動画アプリを再生する本体、HomePodはその音を鳴らすスピーカー。ざっくり言えば、この3つの役割分担です。

Apple TV 4KでNetflix、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、Disney+、YouTubeなどを再生し、その音声出力先としてHomePodを選ぶ。これが基本の使い方です。

ここを間違えてHomePodだけ先に買ってしまうと、「あれ、テレビにつなげない……」となります。

AirPlay対応テレビについても少し注意が必要です。「うちのテレビはAirPlay対応だから、テレビの音をHomePodに飛ばせるのでは?」と思うかもしれません。ただ、テレビのAirPlayは主にiPhoneやiPadの画面・音声をテレビへ送るための機能です。テレビの音を常にHomePodへ送れるという意味ではないので、ここは勘違いしない方がいいです。

HomePodをテレビ用に考えているなら、まずApple TV 4Kとセットで考える。ここを押さえておくと、かなりわかりやすくなります。

Apple TV 4Kがあると何ができる?

テレビ、Apple TV 4K、HomePodの役割分担を示した説明イラスト

Apple TV 4Kがあると、HomePodをApple TV 4Kのスピーカーとして設定できます。

設定すると、Apple TV 4Kで再生している動画の音が、テレビ内蔵スピーカーではなくHomePodから出るようになります。

テレビ内蔵スピーカーの音がこもって聞こえる。セリフが聞き取りにくい。もう少し音に厚みがほしい。

そう感じている人なら、これだけでもかなり満足感があります。

ただし、ここで大事なのは、まず対象になるのはApple TV 4K上で再生している音だということです。

Apple TV 4Kのアプリで見ているNetflixやU-NEXTの音はHomePodから出せます。一方で、地上波放送、テレビ内蔵アプリ、PS5、Nintendo Switch、Blu-rayレコーダーなどの音までHomePodから出したい場合は、ARC/eARCという別の条件が関係します。

この違いはかなり大事です。

Apple TV 4Kのアプリ音声を出したいなら、Apple TV 4KとHomePodの設定で対応できます。テレビ放送やゲーム機の音も出したいなら、ARC/eARC対応環境が必要になります

「Apple TV 4Kがあれば、テレビに関係する音が何でも簡単にHomePodから出る」と考えると、少しズレます。まずはApple TV 4Kで再生する音。テレビ側の音も出したいならARC/eARC。この2段階で考えると失敗しにくいです。

HomePodとHomePod mini、どちらを選ぶ?

HomePod miniと通常サイズのHomePodの違いをわかりやすく示した比較イラスト

HomePod miniでも、Apple TV 4Kのスピーカーとして使えます。

1台でも使えますし、2台用意すればステレオペアにもできます。寝室や小さめの部屋で、テレビ内蔵スピーカーより聞きやすくしたい、という用途ならHomePod miniでも十分に便利です。

ただし、映画やドラマの迫力まで求めるなら、通常サイズのHomePodの方が向いています。

HomePod miniはサイズのわりに良い音ですが、重低音や音の広がりをしっかり楽しむタイプではありません。ニュースやYouTube、軽い動画視聴なら使いやすいですが、映画用のメインスピーカーとして考えると少し物足りないと思います。

ステレオペアの注意点

HomePodは同じモデルでしかステレオペアを作れないことを示したイラスト

ステレオペアを考えている人は、ここも注意です。

HomePodのステレオペアは、同じモデル同士でないと組めません。HomePod miniはHomePod mini同士、HomePod第1世代はHomePod第1世代同士、HomePod第2世代はHomePod第2世代同士でペアにする必要があります。

「まずHomePod miniを1台買って、あとで通常サイズのHomePodを足してステレオにしよう」という買い方はできません。

ステレオペアにしたいなら、最初から同じモデルを2台そろえる前提で考えた方がいいです。

設定はそこまで難しくない

Apple TV 4KとHomePodの設定は、思っているほど難しくありません。

基本は、Apple TV 4KとHomePodをホームアプリ上で同じ部屋に登録し、Apple TV 4Kの音声出力先にHomePodを選ぶだけです。

HomePodを2台使う場合は、先にステレオペアを作っておきます。

Apple TV 4K側に「HomePodスピーカーをApple TVスピーカーとして使用しますか?」のような案内が出た場合は、それに沿って選べば大丈夫です。

手動で設定する場合は、Apple TV 4Kの「設定」から「ビデオとオーディオ」へ進み、「オーディオ出力」でHomePodまたはHomePodのステレオペアを選びます。

iPhoneやiPadのホームアプリから設定する場合は、ホームアプリでApple TVを開き、「デフォルトオーディオ出力」からHomePodを選びます。

HomePodが表示されないときは、まずこのあたりを見直すと解決することがあります。

  • Apple TV 4KとHomePodが同じホームに登録されているか
  • Apple TV 4KとHomePodが同じ部屋に割り当てられているか
  • ソフトウェアが最新になっているか
  • Wi-Fiが不安定になっていないか
  • Apple TV 4KやHomePodを再起動しても変わらないか

ここまで設定できれば、Apple TV 4Kで再生する音はHomePodから出るようになります。

テレビ放送やゲーム機の音もHomePodから出したい場合

ARCやeARCを使ってテレビやゲーム機の音をHomePodから出す流れを示した図

Apple TV 4Kのアプリ音声だけでなく、地上波放送、テレビ内蔵アプリ、PS5、Nintendo Switch、Blu-rayレコーダーなどの音もHomePodから出したい場合は、ARCまたはeARCを使います。

ARC/eARCを使うと、テレビ側の音声をApple TV 4Kへ戻し、そこからHomePodへ送ることができます。

流れとしては、テレビ放送やゲーム機の音がテレビへ入り、そこからApple TV 4Kへ戻り、最後にHomePodから鳴る、というイメージです。

ただし、これには条件があります。

必要なのは、Apple TV 4K第2世代以降、HomePodまたはHomePod mini、そしてARCまたはeARCに対応したテレビです。さらに、Apple TV 4KをテレビのARC/eARC対応HDMI端子につなぐ必要があります。

ここはかなり大事です。

テレビによっては、ARC/eARC対応のHDMI端子が1つだけということがあります。すでにサウンドバーをその端子につないでいる場合は、接続をどうするか考える必要もあります。

設定は、Apple TV 4Kの「設定」から「ビデオとオーディオ」へ進み、「オーディオ出力」→「オーディオリターンチャンネル」で「テレビのオーディオを再生」を選びます。

「オン(ARC)」または「オン(eARC)」と表示されれば有効になっています。

ただし、ARC/eARCはテレビの機種や設定に左右されます。テレビ側でHDMI-CEC、ARC、eARCを有効にする必要がある場合もありますし、音声形式によっては期待通りに出ないこともあります。

なので、「ARC/eARC端子があるから勝ち確定」というより、「条件がそろえば、テレビ放送やゲーム機の音もHomePodから出せる場合がある」と考えた方が安全です。

ゲーム機やテレビ放送をよく使う人は、購入前にテレビのARC/eARC対応状況を確認しておくのがおすすめです。ここが不安なら、HomePodよりサウンドバーを選んだ方がシンプルです。

結局、どんな人に向いている?

HomePodをテレビ用スピーカーとして使うメリットは、Apple製品との相性の良さです。

Apple TV 4K、iPhone、iPad、Apple Musicをよく使っている人なら、HomePodはかなり自然に生活に入ってきます。

テレビ用スピーカーとして使えるだけでなく、普段は音楽用スピーカーとしても使えます。サウンドバーは基本的にテレビ周りの機器ですが、HomePodは部屋のスピーカーとしても使いやすいです。

見た目がすっきりしているのも良いところです。テレビの前に横長のサウンドバーを置きたくない人にとっては、HomePodのデザインはかなり魅力的だと思います。

一方で、Apple TV 4Kを使わない人にとっては、テレビ用スピーカーとしての使い勝手はあまりよくありません。Fire TV、ゲーム機、テレビ放送を中心に使うなら、サウンドバーの方がシンプルです。

すでにApple TV 4Kを使っていて、Apple Musicもよく聴く人なら、HomePodはかなり相性の良い選択肢です。配線を少なくしたい人、テレビ用だけでなく音楽用スピーカーとしても使いたい人にも向いています。

逆に、Apple TV 4Kを持っていない人や、買う予定がない人は少し慎重になった方がいいです。テレビに直接ケーブルでつなぎたい人、ゲーム機やレコーダーの音を中心に使いたい人、接続や設定であまり悩みたくない人は、サウンドバーを選んだ方が失敗しにくいと思います。

そして個人的に一番怖いのが、1台買うと2台目が欲しくなることです。

HomePod miniを1台買うと、ステレオペアにしたくなります。通常サイズのHomePodを1台買うと、もう1台足したくなります。さらにApple TV 4Kも必要です。

気づくと、最初に想定していたよりもApple製品が増えています。

これがApple沼です。

便利なのは間違いありません。ただ、HomePodをテレビ用に使おうとすると、なかなか散財しやすい組み合わせでもあります。

置き場所でも音の印象は変わる

HomePodをテレビ用に使うなら、置き場所も意外と大事です。

1台で使う場合は、できるだけテレビの中央に近い場所へ置くと、映像と音の位置がズレにくくなります。ステレオペアで使う場合は、テレビの左右に1台ずつ置くのが基本です。

Appleは、HomePodを壁から25cm以内に置くこと、ステレオペアの場合は左右のHomePodを約1.2m離すことを案内しています。

とはいえ、実際の部屋ではテレビ台の幅やコンセントの位置もあります。

まずはテレビの左右に置いてみて、セリフが聞き取りやすいか、低音がこもらないか、音が片側に寄って聞こえないかを確認しながら調整するくらいでよいと思います。

棚の奥に押し込んだり、テレビの裏に隠したりすると、音がこもりやすくなります。できれば少し開けた場所に置いた方が、HomePodらしい音が出やすいです。

よくある質問

Apple TVなしでもHomePodをテレビスピーカーにできますか?

基本的には難しいです。HomePodにはテレビと直接つなぐための音声入力端子がありません。Apple TVなしでテレビの音を出したいなら、サウンドバーの方がシンプルです。

HomePodはBluetoothでテレビとつなげますか?

一般的なBluetoothスピーカーのように、テレビとペアリングしてテレビ音声を受ける使い方はできません。HomePodはAirPlayやApple TV 4Kとの連携を前提に考えた方がよいです。

HomePod miniでもテレビの音は出せますか?

Apple TV 4Kのスピーカーとして使うことはできます。1台でも使えますし、2台でステレオペアにもできます。ただし、映画の迫力やDolby Atmos、5.1/7.1サラウンドを重視するなら、通常サイズのHomePodの方が向いています。

テレビ放送やゲーム機の音もHomePodから出せますか?

Apple TV 4K第2世代以降とARC/eARC対応テレビがあれば、テレビ側の音声をHomePodから出せる場合があります。ただし、テレビ側の設定やHDMI端子の対応状況に左右されます。

HomePodとサウンドバーならどちらがいいですか?

Apple TV 4KやApple Musicをよく使うならHomePodはかなり便利です。一方で、テレビに直接つなぎたい人、ゲーム機やレコーダーを中心に使う人、Apple TV 4Kを使わない人は、サウンドバーの方が向いています。

まとめ

HomePodを買うとApple TVや2台目のHomePodが欲しくなるApple沼を表したイラスト

HomePodは、単体でテレビにつなぐスピーカーではありません。

テレビ用として使うなら、Apple TV 4Kとセットで考えるのが基本です。Apple TV 4Kで再生する動画の音をHomePodから出せますし、条件がそろえばARC/eARCを使ってテレビ放送やゲーム機の音まで出せる場合もあります。

Apple TV 4Kをすでに使っていて、Apple Musicもよく聴く人なら、HomePodはかなり相性の良いスピーカーです。

逆に、Apple TV 4Kを使わない人や、テレビに直接つなげるスピーカーがほしい人は、サウンドバーを選んだ方が失敗しにくいと思います。

HomePodは便利です。でも、1台買うと2台目が欲しくなります。Apple TV 4Kも欲しくなります。そこだけは本当に注意です笑

参考

  • Appleサポート「HomePod/HomePod miniとApple TV 4Kでホームシアターオーディオを設定する」
  • Appleサポート「Apple TV 4KでHDMI ARCまたはeARCを使う」
  • Appleサポート「HomePodのステレオペアを設定する」
  • HomePodユーザガイド「Apple TV 4KでHomePodを使用する」

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