ほとんどゲームをしない僕でもラストオブアスが面白すぎて徹夜した件

ラストオブアス 面白い ゲーム
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最近たま〜にゲームをするようになりました。
その理由は甥っ子と遊んであげるためです。
PS3のアンチャーテッド(黄金刀と消えた船団)を一緒にやってあげたら(と言っても私がプレーしてるだけで、甥っ子は見てるだけなのですが)、すごく喜んでくれたんですよね。
これに気を良くした私は甥っ子と他のゲームもやろうと思って、PS3のゲームの中でも名作中の名作と言われてる『ラストオブアス(The Last of Us)』を購入したのでした。

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高評価すぎるラストオブアス

ラストオブアスは2013年に発売されたゲームで、その人気っぷりは凄まじく、PS4でもHDリマスター版として発売もされています。
ちなみに2014年のゲーム大賞を取っている作品なのです。

ストーリー

とっても高評価という理由で私は即購入してしまったのですが、とてもじゃないけど甥っ子と一緒に遊べるようなゲームではありませんでした・・・。
その理由は18歳以上が推奨されるゾンビゲームだからです笑。
う〜ん、グロい!
ストーリーをウィキから引用しますね。

ある日突然謎の寄生菌のパンデミックが発生し、世界は荒廃していった。パンデミックから20年後、ブラックマーケットでの取引を生業とする主人公ジョエルは、武器取引を巡るトラブルに巻き込まれたことをきっかけに負傷した反乱軍の女リーダーから運び屋の仕事を頼まれる。その“荷”とはエリーというこの世界を救う鍵をにぎる14歳の少女。しかし受取先の反乱軍のメンバーは全滅。ジョエルは相棒も失い荒廃したアメリカを少女と二人で旅をして行く事になる。行く手には「感染者」の他、生き残るためには手段を選ばない略奪者たちとの戦いが待っていた。一方で様々な方法で生き残ってきた人々との出会いは彼らの旅に新たな希望と絶望をもたらす。
旅の合間に発生する戦闘はサバイバルそのもの。人間の文明活動がとまった街は崩壊し水浸しになり緑が生い茂る。残酷であるが美しくもある。そんな中を絶望的な旅を続けていく二人。
決して正義の味方ではないジョエルは敵に容赦はしない。自らの身を守り生き延びるには、殺し、奪わなければならない。エリーも自分の運命を呪いながらも戦い続ける。ジョエルとエリーは時に反発し合いながらも互いのピンチを助け合い、親子以上の信頼関係を築いていく。だが旅の終末に待っていたのは過酷な現実だった。

引用 ウィキペディア ラストオブアス

ゾンビ系のゲームは全くと言って手をつけてこなかった私。
18歳以上だとしてもこのゲームをやるのは怖くてドキドキしました笑。
しかし、すっごく面白かったんですね(`・ω・´)”
まさに評価通り。
プレーしてよかったですたい。
ちなみに今まで私がプレーしたPS3のゲームはというと、

  • ファイナルファンタジー13
  • アンチャーテッド

の2つ笑。
PS3本体はブルーレイディスク再生用の機械になっていました〜。

映画と言っていいでしょう

ゾンビゲームはやったことないのですが、意外とゾンビ映画は見ていたりします。
ドラマのウォーキングデッドはまだ見てないのですが、ゾンビ系の映画はこれまでに10数本は見てきました。
あのなんとも言えない絶妙な怖さと、ショッピングモールに乗り込む感じと、車を改造して脱出しながら仲間が次々に死んでいく感じが、ちょうどよい時間つぶしになるんですね笑。

このラストオブアスというゲームは、ゲームというより映画に近い感じでした。
もうストーリーが最高。
そして終わりも最高。
ハッピーエンドのような、ハッピーエンドじゃないような、プレーを終えた後に深い余韻を感じさせてくれます。
今まで経験したゾンビものの中ではぶっちぎりで1位の作品となりました(=゚ω゚)ノ

びっくりするのが苦手な私としては、インフェクテッド(感染者)が襲ってくるときはすごく怖かったのですが、徹夜してまで夢中になってゲームをしていました。

一番の敵は人間

ゾンビ系のゲームといえば、肩に目玉がついていたり、舌がウニョウニョしていたりと、ゲームが終盤に進めば進むほど気持ち悪さと強さが比例していきますが、ラストオブアスはそんなことありません。
そもそも『ボス』がいないんですよね。

「え?ゲームなのにボスがいない?」

ゲームといえば、小ボス、中ボス、大ボスというイメージがありますが、このゲームでこういうゲームの形も全然ありだなと思えました。
むしろボスを出さないことで、よりリアルになり、よりストーリーを重視し、より映画感が出ているんですね。

インフェクテッドと戦うときは大変なのですが、その戦いより大変なのは組織化され・戦術をとる人間です。
ゲームに登場してくる人物、ビルもこう言っています。
「感染者は予測できるけど、人間はできない」

確かこんな風な言い草だったのですが、ビルの言う通りで、インフェクテドは意思なく、ただ本能のままに人間を襲うだけ。
でも人間は違います。
人間の狂気も後半描かれています。

蟻を洗脳する胞子

バイオハザードではゾンビ化するにはTウイルスに感染することですが、ラストオブアスでは『胞子』になります。
「胞子ってなんじゃらほい?」という方のために説明すると、キノコなどの菌が放出するものなんですね。

ラストオブアスの製作者にどのような意図があったのかはわかりませんが、胞子が生物を洗脳するってすごく面白くて、実際にそういうことってあるんですね。
確か南米のキノコだったはずなんですが、自分がより良い繁殖場所を探すために、胞子で蟻を洗脳するのです。
蟻の脳に寄生し、適切な繁殖場所に蟻を導き、そこでキノコがどんどん繁殖していくんですね。

これってすごく興味深いことですよね。
どちらかといえば植物として害なく生息していそうなキノコが、そういうことをするのですからね。
これの人間バージョンがラストオブアスで描かれていたものだと個人的には思っています。

人を襲う理由もしっくり

バイオハザードのTウィルスに感染した人が、なんのために人間を襲うのかの説明が微妙でした。
私の記憶では好物が人肉になるという理由だったはずです。
でもラストオブアスの感染者が人を襲う理由は、繁殖するためなのです。
繁殖するために人を噛み、そこから菌を送り込むと。
繁殖するためという、生物としての最も根源的なところの理由があるので、私としては人を襲う理由にすっきりしたのです。

愛する怖さ

主人公のジョエル(40代男性)は、20年前に愛する娘(サラ)を亡くしました。
そこから感情を押し込めて何年も過ごしていました。
ジョエルの元仕事仲間のビリーは「大切なものを持っているやつほど早く死ぬ」的なことを言っていました。
ジョエルもこの考えに同意しているようで、あえて愛を捨てることで、誰も心底好きになることはないようにしていました。
傷つくことを恐れ、自分を守るための心理が働いていたのですね。

だから、ゲームで相棒になるエリー(14歳)のことも最初は拒絶する仕草を見せていました。
自分の娘の面影を見るようで、余計にそうだったのかもしれません。

作中ではそんなジョエルとエリーの対比になるキャラクターが登場しています。
ヘンリーとサムの兄弟です。
ヘンリーは弟のサムを愛しており、幼いサムのすることなすことをすごく心配していました。
そんなサムは途中でインフェクテッドに噛まれ、感染してしまいます。
それを知ったヘンリーはサムを殺すことをためらいますが、サムがエリーを襲っていたので仕方なく自らの手で拳銃の引き金を引きました。
そしてそのあと、拳銃に自らの命も絶ったのです。

これは、ジョエルがサラを失った時の感情を表しており、そしてジョエルがエリーを愛することをためらう原因を示していたと思うのです。
こんな世界だからこそ、いつ死んでもおかしくない世界だからこそ、自分にとって大切なものを作らない。
一度大切な人を失ったジョエルにしてみれば、大切な人を失うという経験を繰り返してしまうことは、自分の死よりも恐ろしかったのでしょう。

父性を取り戻すジョエル

当然のことながら、作中ではジョエルが徐々に心を開いていく様子が伺えます。
エリーを見ていて、ジョエルは徐々に昔の自分を乗り越えようとしていくのです。
そしてエリーもジョエルを大切な人として、相棒以上の存在として、父親のような存在としてみていきます。

しかしゲームの最後では、その二人の感情が邪魔になります。
邪魔になるとは語弊があるかもしれませんが・・・。
全てを受け入れてエリーがとった行動、そして愛という感情を何よりも優先させたジョエルの行動。
これがゲームの最後で私に余韻をもたらせて、こんな駄文を書かせていたりするのです笑。

ゲームでこんな気持ちになったのはファイナルファンタジー10以来です。
ユウナがシンを倒すために究極召喚をする選択をしたのに対して、ティーダが感情を爆発させる感じ。
もしくはシンを倒すとティーダが消えちゃう感じ。

本やら映画やらで余韻を感じたい人には、『ラストオブアス』はオススメです(`・ω・´)”

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