直葬ってどういうお葬式なのかな?
そんな疑問に答えます。
最近ちょくちょく耳にする直葬。このページにてまとめたいと思います。
結論から言いますと、直葬は、
- 火葬のみの葬儀形態(通夜・告別式が不要)
- 限られた関係者のみで行う
- 葬儀費用は20万円程度
- NHKの調査によると葬儀全体の20%が直葬
- 家族葬の費用より安い(家族葬は50万円前後)
になります。
直葬と一般的な葬儀の違い
一般的な葬儀では以下のような流れになります。
- 臨終
- お迎え・安置
- 納棺(のうかん)
- 通夜(1日目)
- 告別式(2日目)
- 出棺(しゅっかん)
- 火葬
- 骨上げ
になります。
直葬では、通夜と告別式が行われません。
- 臨終
- お迎え・安置
- 納棺(のうかん)
- 出棺(しゅっかん)
- 火葬
- 骨上げ
となります。法律により仕事24時間以内に火葬はしてはいけないと決められているため、直葬でも安置が必要になります。
直葬の葬儀費用は?→20万円前後
- 一般的な葬儀→平均120万円前後
- 直葬→平均20万円前後
となりますので、直葬はかなり出費を抑えることができます。
直葬のメリット→煩わしくない
- 費用を抑えられる
- 参列者への対応が不要
直送は、親族等の少人数で行うため、雑多な対応が不必要になります。また香典をいただいた方への香典返しなどもそういうものも最小限で済みます。
ゆっくりと死と向き合える
葬儀に多くの人を招くとその対応に追われ、故人とゆっくりと向き合う時間が減ってしまいます。そういう意味でも直葬は、故人と向き合う時間を作れるというメリットがあります。
直葬のデメリット→ご年配の理解を得るのが難しい
若い方ですと葬儀がないのは嬉しいことかもしれませんが、ご年配の方ですと葬儀を大切にされる方が多いです。
菩提寺に確認しておかないと納骨でトラブルになるかも
菩提寺(先祖代々の墓をおき,葬式や法事を行う寺)に直葬の旨を伝えておかないと、納骨の際にトラブルになるかもしれません。事前に承認を得ておく必要があります。
おわりに:葬式は誰のためにやるのか?
お葬式を安く済ませたい気持ちも分かります。本人が直葬を望んでいるのであれば、そうするべきでしょう。
ただ、葬儀は『亡くなった人を弔うというより、残された人の気持ちを整理するための儀式』という意味合いもあります。
故人と残された人にとってなにがベターなのか?という視点をお忘れなく。どうぞよしなに。それでは。
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