US配列のHHKB Professional HYBRID Type-Sを2年くらい利用していました。HHKB歴でいうと3年くらいです。(>HHKB Professional HYBRID Type-S購入【レビュー】)
HHKBのキーの打ち心地、音、慣れるとたまらなく便利なショートカットキーに大満足していました。
そしてHHKB Professional HYBRIDからはBluetooth接続で複数のデバイスを切り替えられるようになったので、Mac、iPad、ときどきiPhoneに接続を切り替えては気持ちよくタイピングしていました。
が、HHKBからまたMagic Keyboardに戻すことにしました。苦渋の決断です。でも戻すしかなかったのです…。
HHKB HYBRIDからMagic Keyboardに戻した理由
HHKBからMagic Keyboardに戻すことにした決定的な理由は…
M1 iPad Proの性能がすごすぎる
からです。
2021年iPad Proからは、iPadにもMacと同じM1チップが積まれました。M1チップの凄さはこんな記事を読む方ならもうご存知ですよね。省エネ&パワーを兼ね備えた、すごすぎるチップなのです。パソコン作業をする人の80%は満足できるというか、スペックを活かしきれないくらいなのがM1チップなのです。
そんなスーパーチップがiPad Proにも搭載されたので、外出先でもスペック不足にイライラすることなく作業できるようになりました。そのためiPad Proを持ち運ぶ機会が増えたんですよね。だって外出先でも自宅にあるM1 Macと同じような快適さで、iPadを操作できるようになになったんだもん。家置きMacとお手軽に運べるiPadの性能が、こんなにもはやく同じになる未来なんて誰も想像できないっすよね。(>第4世代iPad Pro 12.9インチから第5世代(M1)に乗り換えて半年経ったのでレビュー)
で、ですよ。外出先でもタイピングをしたいわけなのですよ。
ここでHHKBの最大のデメリットが問題になってきます。
HHKBはでかいし重いのです。気軽に持ち運べれるレベルじゃないんですよ。それにHHKBはパームレストがないと手首が疲れちゃうので、パームレストも必須です。となるとさらに持ち物も重さも発生します。
「M1 iPad Proで出先でも快適にタイピングしたい!」という要求をHHKBに求めるのは、ちと厳しいんですわな。
当然ながらこう思う人もいるでしょう。
「出先用のキーボードとして軽いやつ使えば?」と。
わかります。もちろんそうなりますよね。
でもね、家と違うキーボードを使うと、結局気持ちよくタイピングできないんですよね。タイピングミスが爆発的に増えてしまうんです。ですから、家でも外出先でも同じキーボードを使いたい…キーボードを統一したい…ってなるわけです。
苦渋の決断でした。HHKBで統一するのか、Magic Keyboardで統一するのか。タイピングのしやすさは断然慣れたHHKB。でも携帯性を考えると断然Magic Keyboard。
ワイは…ワイは…
Magic Keyboardを選びました。泣きながら。(特にHHKBのカーソルキーの打ちやすさが慣れたら神すぎたので、これが使えなくなるのが一番の悔やみ)
Magic Keyboardのペチペチ感に戻った感想
Magic Keyboardに戻ってきました。このペチペチ感に戻ってきました。
戻ってきて余計に思いますね。「ワイ、HHKBの打鍵感が本当に好きだったんだ」って。
音もそうですね。ペチペチ音よりスコスコ音の方がタイピングしていて気持ちがいいです。
んでなによりも、Fnキーを使ったカーソル移動ができないのが一番のストレスです。マジでHHKBのカーソルキーは考えられてますわ。Magic Keyboardだとカーソルキーを触るために、ホームポジションを崩さないとダメなんですよね。「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、意外と精神面に負荷がかかるんですよ。
もちろんMagic KeyboardでもControl+Fで、カーソルを移動させることができます。タイピングしているときはそれでいいのですが、そこでしか使えないんですよね。
HHKBのFnキーを使ったカーソル移動はタイピングだけでなく、『ブロック間』も移動できたんですよ。ってこれ、伝えるのスゲー難しいです。たとえばこのブログはWordPressを使って書いているのですが、改行するまでは1つのブロック内で書き続けることになります。
ブロック内ではMagic Keyboardでもカーソル移動できます。でも、Magic Keyboardでは上のブロックや下のブロックに移動できないんですよ。ですから、ブロックを移動したいときはMagic MouseなりMagic Trackpadを使わないといけないんです。このブロック間の移動がHHKBならカーソルキーでできました。こーゆーことはWordPressだけでなく、他のアプリでもあります。多用しているマインドマップアプリがそうだったので心が萎えました。
まさかこMagic KeyboardとHHKBのカーソルキーで、こんな違いがあるなんて思いもしませんでした😭
ちなみにHHKB HYBRID Type-S US配列は2万円くらいで売却できた
思い出の品をずっと取っておくのもいいのですが、ホコリをかぶらせ使わないままなのが一番もったいない。
というわけでフリマサイトで売却することにしました。
約2年間使ったUS配列のHHKB Professional HYBRID Type-Sはいったいどれくらいの値段で売れるのか!(傷などなしです)
手数料、送料を引いて、手元に残ったお金は21000円でした!
2022年3月のAmazon価格は35200円なので、半額はいかないまでも約60%くらいの価値になっちゃうのですね。2年使って60%の価値が残るのを安いと高いとみるか。微妙なところですねー。
HHKBは耐久性もウリの1つなので、10年以上も使えたりします。またHHKBは電池なのでバッテリーと違い、バッテリーが劣化して交換が必要になることもないですし。(というかMagic Keyboardのバッテリーって交換できないので、買い替え1択ですけども)
いろいろ考えていくと、HHKBは売却しなくとも手元に置いておいてもヨカッタのかな…なんてことを売った後に考えていました。
参考までに。それでは!
(ちなもに初めてHHKBを使う人は、墨は選ばない方がいいと思います。墨の色、かっこいいですよね。わかります。でも墨を選んじゃうと、HHKBに慣れるのがさらに大変になると思うので。もちろん無刻印とかは初めては絶対やめた方がいいです。)
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