【4K/5Kはコスパ微妙】作業用モニターはWQHDがいいと思う

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M1 Mac mini 16GB 512GBのモニターとして、DELL製のWQHDの31.5インチ曲面モニターを1年以上使っています。(>DELLの31.5インチ曲面ディスプレイ(モニター)を購入したのでレビュー

フルHDモニターからWQHDモニターを購入する前は、「4Kモニターがいいかなー」とか「奮発して5Kモニターにしちゃおうかな…いや高すぎる、無理!」とか迷っていました。

でも今はこう断言できます。

「特定の職業以外の人は、作業用モニターに迷ったら27インチくらいのWQHDモニターにしておけ!それがもっともコスパがいいぞ!」

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4K/5KモニターではなくWQHDモニターを選ぶべき理由

では以下で具体的に、なぜ4K/5KモニターではなくWQHDモニターを選んだほうがいいのかについての理由を書いていきます。

(5Kはそもそも値段が高すぎるので、5Kモニターを余裕で購入できる潤沢なお金がある人のみが、5Kモニターで迷ってください!ということで、5Kモニターについてはあまり触れません。)

フルHD、WQHD、4Kの違いを表で確認

まずはHD、フルHD、WQHD、4Kの違いについてみていきましょう。

 解像度補足
HD1280×720 
フルHD(FHDともいう)1920×1080 
WQHD(QHDともいう)2560×1440HD画質1280×720の解像度を縦・横共に2倍にしたもの
4K3840×2160フルHD画質1920×1080の解像度を縦・横共に2倍にしたもの
5k5120×28804K解像度(3840×2160)にHD解像度(1280×720)が1つプラスされている

フルHDでも十分綺麗です。テレビであればソファーなどに座って離れてみるので、フルHDでも十分に満足がいくと思います。ですが作業用モニターとなると、目とモニターの距離が近いためフルHDだと若干の荒さが目立ちます。

だからここで4Kモニターの話が出てくるわけですな。4Kモニターにしたら綺麗に見えるじゃん!ってね。でもそこに意外なデメリットがあったりします。

4Kモニターのデメリット1:文字のサイズが小さくなる

フルHDと4Kを比べると、同じサイズのモニターであれば当然ながら4Kモニターの方が情報をたくさん表示できます。

なぜ情報をたくさん表示できるかと言いますと、モニターのパネルに並べられているドットと言われる小さな点(画素)が多いからです。

ドットの量を解像度で表すと、フルHDの解像度が1920×1080に対して、4Kは3840×2160。つまり4KはフルHDに比べて縦に2倍、横に2倍、計4倍の数のドットがあるわけです。

というわけで、同じサイズのモニターであれば、解像度の高い4Kの方がフルHDよりたくさんの情報を表示できるわけです。

じゃあさ、情報をたくさん表示できたらメリットばかりかと言いますと、そんなことありません。モニターに表示されている文字は小さくなっちゃうんですよ!(逆に言えば、文字を小さくできなければたくさんの情報をモニターに表示できない)

画像とか動画を扱う職業の人でない限り、普通は作業モニターって文字情報をガンガンに表示させますよね?その文字が小さくなって見づらくなったら、作業効率なんてガクーンと落ちちゃうんですわ。

かといって、ディスプレイの設定から文字を大きくしていくと、それに比例して情報量は減っていきますから、4Kモニターを使うメリットがどんどん薄れていくってね…。

「じゃあモニターのサイズを大きくしよう!」という解決策を思いつくかもしれません。4K27インチではなく、32インチ4Kモニターにすれば文字のサイズもその分だけ大きくなります。

んでも…作業用モニターが大きくなりすぎると、見づらくなりますし、扱いづらくなります。奥行きのある机じゃないと32インチは大きすぎてみづらくなります。27インチでも結構きついです。(>27インチディスプレイを使うなら最低でも机の奥行きは70cm以上はあった方がいいらしいぞー

4Kモニターのデメリット2:情報量が増えても人の作業効率はそこまでアップしない

4Kモニターは、フルHDモニターの4枚分の情報を表示できます。

「たくさんの情報を表示すれば、作業効率が上がるううぅぅぅぅ!」

と、私も一時期思っていました。でもそんなことないんです。作業効率はそこまでアップしません。

というか作業効率は下がる可能性すらあります。だって、いろんな情報を表示させたら気が散るんだもん。

「できる人はマルチタスク!」と称賛される時代がありましたが、いまは昔。マルチタスクが可能な作業って、所詮はその程度の作業なんですよね。つまり、「簡単な作業」、ってこと。

頭を使うような難しい作業はマルチタスクできません。集中してやるしかないんですわ。だから4Kモニターにたくさん情報を表示させることは逆効果だったりするんですな。

4Kモニターのデメリット3:4K出力をするのでそれ相応のPCスペックが必要

モニターに綺麗な映像を出力するには、それ相応のPCスペックが必要です。

ネットのサイトを見るくらいであればそこまで問題ありませんが、動画を見る、ゲームをするとなると、まぁパソコンには負荷がかかります。冷却ファンが全開になったりします。

最悪、「古いモニターだと問題なく使えてたけど、4Kモニターに買い替えたらカックカクになってパソコンが使えなくなった」みたいなことになっちゃうかもしれないのですよね。(そこまで酷いことになるとは思えませんが)

作業にはモニターの綺麗さも必要ですけれど、それ以上にカクカクしないってことの方が重要ではないでしょうか。

フルHDと4Kの間にあるWQHDこそベスト!

4Kモニターって意外と使いづらいんですよね。(作業用モニターとしては)

  • 4Kモニターの解像度のままで作業をしようとしたら文字が小さくなるし、
  • 解像度を下げたら4Kモニターを選んだ意味が薄れるし、
  • かといってモニターのサイズを大きくしたら机に置きづらいし、モニターがデカすぎて逆に見づらくなるし
  • パソコンに負荷がかかるので、それ相応のパソコンスペックが必要になるし、
  • あとシンプルに値段が高い

などなどの、デメリットがあったりします。

そうまでして4Kモニターにする必要があるのか?ってのが気になってくるんですわ。

ってことで、私はWQHDモニターを推したいと思います。

フルHDより解像度が高く、4Kよりは解像度が低い。つまり、作業用モニターとしてちょうどいいんです!

WQHDモニターのメリット

整理します。

WQHDのメリットを箇条書きしますと↓

  • フルHDより情報量を多くできる
  • 2560×1440の解像度で使えるので(スケーリングしなくてよい)、モニターのスペックそのままを使える
  • 4Kモニターより安い
  • 4Kモニターよりパソコンにかかる負荷が小さい

などです。作業用モニターとしてバランスが優れているんです!

(*「スケーリング」を超簡単に説明しますと、文字を大きくすることです。4Kや5Kをそのままの解像度で使ってしまうと文字が小さくてまともに作業ができません。ですから普通は、4K(3840×2160)は200%スケーリングしてフルHD(1920×1080)と同等みたいにしたり、5K(5120×2880)は200%スケーリングにしてWQHD(2540×1440)と同等みたいにします。)

あと綺麗さを求め出すと4Kだけじゃダメ

これは余談なのですが、4Kと聞くと解像度が高いので高画質って思いたくなりますよね。でも、画質はそれだけでは決まりません。

というのも、画質には『色』も重要だからです。

解像度ってようはドットの数ですからね。高解像度、つまりドットの数が増えたからといって、極端な話をするとドットが白と黒の2色しか表示できなければ、「それって高画質なんですかね?」って疑問が浮かびますよね。

ですから、高画質と言えばいいのか、綺麗さと言えばいいのかは分かりませんが、そーゆー系を求めようとすると、

  • 色域
  • 表示色
  • 色正確性

なども重要になってくるんです。

んで、そんなことを考え出すと、多くの方がEIZOのモニターに行き着くと思います笑↓

高い!

おわりに:作業向けモニターはWQHDがコスパ良し

以上、4Kモニターではなく、WQHDモニターをオススメする記事でした。

私ももともと「4Kっていいなー」って思ってるタイプでした。でもいろいろとモニターについて調べていくと、4Kのデメリットに気がついていきました。

で、いまでは作業用モニターはWQHDで十分!という結論に至っております。自分でもWQHDのモニターを購入し、1年以上使って満足しています。フルHDにはない作業領域の確保ができていますし、画面の荒さも感じませんし、WQHDモニターに大変満足しております。

参考までに。それでは!

Dellの27インチWQHDモニター↓

Dellの27インチ4Kモニター↓

4Kになると値段が上がりますねー。4Kだけじゃなく、USB-Cがあるのも魅力的です。

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