初の人口減少で日本がヤバイなんて言われています。
これが日本沈没の前兆であるなんてマスメディアが報道していたりしますが、
果たしてそうなのでしょうか?
中国なんかでは人口が増えすぎるから「一人っ子政策」で人口の抑制がとられていました。
つまり人口は増えることが良いんだ!なんてことではないのです。
減りすぎたり増えすぎたり極端なことが起きなければ国家としては問題ないんですね。
日本の人口の適正値はどれくらいなのでしょうか?
そのことについて今日は少し考えてみたいと思います。
日本の人口の推移
まずは日本の人口の推移を見てみましょう。
大正9年では6000万人弱だったのがわかります。
今では当時の人口の2倍になったようです。
日本以外の国の人口を見てみよう
日本以外の国を見てみましょう。
日本の国の広さと同じくらいの外国で比較してみましょう。(先進国のみ)
以下に簡単に表にしてみました。
面積(万平方キロメートル) |
人口 |
|
日本 | 38 | 1億2千万人 |
ドイツ | 36 |
8千万人 |
イタリア | 30 |
6千万人 |
ポーランド | 31 |
4千万人 |
フィンランド | 34 |
550万人 |
ノルウェー | 39 |
500万人 |
この表を見ても分かる通り、圧倒的に日本の人口は多いです。
ついでに日本人憧れのイギリスとアメリカも見てみましょう。
面積(万平方キロメートル) | 人口 | |
アメリカ | 983 | 3億1千万人 |
イギリス | 24 | 6千万人 |
単純な割り算をしてもらっても分かると思いますが、
面積あたりの日本の人口数は多すぎるのです。
人口が減少すれば国家が崩壊するなんてことは無いのです。
北欧のフィンランドやノルウェーを見てもらえれば分かると思います。
ということは何が問題なのでしょうか?
ここまでの結論で言うと、「人口が減少したっていいじゃない」です。
高齢者と若者の割合が問題
やっぱりこの問題にいきついてしまいます。
若者が減る=税収が減る=福利厚生などの公共事業が破綻
これが良くないんですよね・・・。
やっぱり人口はピラミッド構造が良いんだ!←そんなことない
高齢者の割合と若者の割合の話をすると、
すぐに人口はピラミッド構造が最高だ!なんて言い出す人がいますが、
全然そんなことはありません。
だってピラミッド構造だと多産多死を意味します。
多産多死ってことは40代くらいのときに学校の同窓会をすると、
半分くらいが死んでるってことになります。
そんなの先進国じゃないでしょ?
ということで、本質をつかむと高齢者と若者の割合が問題なのではありません。
働く人と働けない人の割合が問題
60歳で定年なんてのが良くないんです。
平均寿命が65歳の時代であればそれで良いでしょうが、
今や平均寿命は80歳を超えます。
そんな時代に定年が60歳で、仕事リタイアして残りの20年は遊んで暮らすぞ〜、
みたいな考えで若者に負担を押し付けるのがダメなのです。
(もちろん働きたくても制度的に退職するしかないという問題もありますが・・・)
働ける人はいつまででも働けるような制度や高齢者の心の変化が起これば、
大きく問題が解決するのです。
まとめ
- 人口減少は問題ない(日本と同面積の国を見ても)
- 大正9年を参考にすると人口は6000万人くらいでも問題なし
- 若者と高齢者の割合ではなく、働ける人と働けない人の割合が今後の課題