実家の松の木を3本切ったら10万円くらい費用がかかった話

雑記
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昨年親が亡くなりまして、実家を相続することになりました。>実際に相続してみて勉強になったことをまとめてみた

で、実家の庭には高さ4メートルを余裕で超えている松の木が何本もありました。

生前から親に「頼むから松の木を処理してくれ」と頼んでいたのですが、全く聞き入れてもらえずそのまま松の木がポンと相続されました。

松の木の維持ってめちゃくちゃお金かかるんですよ。大きくなりすぎている松の木の剪定を素人がするわけにもいかず、年に2回の剪定を頼み、 年に1度は害虫の予防も頼まなければなりません。

実家の松の木の維持のコストは、年に40万弱なのです!あほらしい! これを何十年にもわたって払い続けてきたのです。バブル期に生きていた人たちの金銭感覚というのは、どうもおかしいです。 (資産家なのであればいいのですが、田舎でただ庭が広いだけで、ただ松の木を植えているんですよね)

このお金を何十年も前から全世界株式などに投資していたら、恐ろしく儲かっていたはずなのに…たらればですけど。

松の木という負債を背負った私は、私の代で松の木を整理をすることにしました。 では伸びに伸びた松の木を整理するにはどのくらいのお金がかかるのか、ドキドキなのです。

結論から言うと4メートルを超える松木を3本切るのに10万円弱でした。

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松の木を切り倒す費用は1本3万円くらいだった

生前、なぜ親が松木を整理してくれなかったかと言うと、1つの理由が「めんどくさい」からと、もう一つの理由が「費用が高い」からでした。

親曰く、松木を切るにはクレーン車とかが必要になるから100万円くらいかかるのではないかと言っておりました。

おいおい、めちゃくちゃ費用がかかるやんけ。 永遠に松木を育成するわけじゃないんだから、早く切りましょうよ。子供にそんな負債を残すんじゃないよ!!!

費用もかかるし面倒だしで、親は松木を処理すると言うことを先送りしていたのでした。そしてそれは未来の世代に受け渡されていくと…まるで年金制度みたいですね。

で、びびりながら庭師さんに相談してみると、そんなにコストがかからないと言うことでした。仮に松木を移植するのであればクレーン車などを使う必要があるのですが、切り倒すのであればそこまでコストは必要ないと。

松の木の根っこは残った

松木を安く切り倒す方法ですと、残念ながら根っ子は残ってしまいます。抜根しようと思うと、 機械の力をふんだんに使う必要があるためコストが上がってしまいます。

そんな理由から、迷わず1番安い方法を選びました。松木をてっぺんからチェーンソーで輪切りしていく方法です。

こんな感じで切り株として残ります。

(ただし、根が残るということはシロアリのリスクも出てきます)

切った松の木の処理にも費用がかかる

輪切りした松の木の処理にもお金がかかります。産業廃棄物として廃棄しなければならないんですね。

そこにお金を出すのももったいないなと思ったので、私は自分で細く切り庭で燃やしていくことにしました。

とりあえず並べて保管です↓

まだ水分を含んでいるのでバリバリに重いです。

松の木の使い道

大量にある松の木たち。これは何かに使えないかな?と思って色々と調べてみました。

薪としては使いづらい松の木

これだけ大量にあるだから、薪として使いたくなっちゃうんじゃないですか。ところがどっこい、松の木は薪には向かないんです。

松の木は松ヤニ(油分)を含むため、燃やすととても高温になります。そのため、薪ストーブの故障の原因になるため薪ストーブには使えません。

また、松ヤニの香りが食材に移るため、バーベキューの薪としても使いづらいです。

さらに、松ヤニのおかげで火起こしには最適なのですが、すぐに燃え尽きてしまうので、私たちが一般的に想像するような「薪」の使い方がそもそも不向きなのです。

ちなみにこちらの動画では、臭い薪3選として、松木がワースト1位に選ばれております笑。

松の木は薪割りも難しい

まぁとりあえず燃やしてみようと思い、薪っぽい形にするために手斧を購入することにしました。購入者した手斧は、手斧界では有名なハスクバーナのものにしました。

でもね全然切れませんでした。薪割りのイメージの「パカーン」みたいな事はできませんでした。松の木めちゃくちゃ固いです。バイーンって手斧が弾かれるんですよね。びっくりなのです。(松の木は節がところどころにあるため切りづらいのだそうな)

で、参考になった動画がこちらです。端っこから削りとっていくような切り方をしていけば松でも切れます。

熾火(おきび)にすれば松の木も料理に使える

松木を燃やして料理に使うと松ヤニの匂いがついてだめだめなのですが、焚き火料理の基本の「熾火(おきび)」という状態にすれば、松木でもいけることが分かりました。

熾火(おきび)とは、薪を結構燃やして、赤くなった状態のことです。 こうなると松ヤニにも燃え尽きていますし、煙もほとんど出ない状態になっているので、料理に使えます。 (ただし松は燃え尽きるのが早いので、調理時間がかかる料理は不向き)

熾火にしてお餅を焼いてみたり、焼き芋作ってみたりしました。うまい!!!

以上、実家の松の木3本を切り倒したときの費用と、切り倒した松の使い道についてでした。焚き火っていいね!

参考までに。それでは!

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