インターネットでよく使われる『引用・出典・参考』の違いってご存知ですか?
私は結構曖昧な感じで使ってたんですけど・・・これじゃあダメだってことできちんと調べて見ました。
引用・出典・参考の違いを曖昧なままにしている人は参考にしてみてください。こういうのをちゃんとしておかないと、痛い目に合う可能性がありますからね(`・ω・´)”
引用・出典・参考の違い
とりあえず辞書(大辞林)で調べてみました。
- 引用(quotation): 古人の言や他人の文章,また他人の説や事例などを自分の文章の中に引いて説明に用いること
- 出典(source):故事成語あるいは引用した語句などの出所である書物。典拠
- 参考(reference): 種々の資料などを利用し,考えること。また,その資料
辞書だとまだまだ分かりづらいのでネットや本を参考に詳しく調べてみました。
引用のルール
引用は、文章などの一部をそっくりそのまま載せることです。
で、ルールがあります。
- 引用した部分がわかるようにすること
- 「カッコをつける」
- 斜体にする
-
ワードプレスを使ってるなら引用はこんな感じに簡単にできる
- 引用元を明記すること(著者・年・著作物・出版社・ページ数)
- 不必要に長く引用しない
具体例を出してみますね。
私は、消費専門家で、なに一つ生産していません。浦川君なんかとちがって、私には、いま何か生産しようと思っても、なんにもできません、しかし、私は、いい人間になることは出来ます。自分がいい人間になって、いい人間を一人この世の中に生み出すことは、私にも出来るのです。そして、そのつもりにさえなれば、これ以上のものを生み出せる人間にだって、なれると思います。(吉野源三郎 1982 君たちはどう生きるか 岩波文庫 297)
出典のルール
引用で示した()内が出典になります。
多くの場合、記事の最後に参考文献として明記するみたいです。
参考文献:吉野源三郎 1982 君たちはどう生きるか 岩波文庫 297
参考のルール
参考は、著作物の内容を自分なりに要約して引くことです。
参考は引用ほど厳しいルールはありませんが、参考元は明記するようにしましょう。
引用と同じように具体例を出します。
コペル君はおじさんとの対話を通して、学生の自分が今できる大切なことに気づいた。(吉野源三郎 1982 君たちはどう生きるか 岩波文庫 297)
まとめ
- 引用はそっくりのままま
- 参考は自分なりに要約して
- とりあえず引用・参考にしたものは著者・年・著作物・出版社・ページ数を明記しておくこと
- 引用と言っても、長すぎる文章をコピーするのは、ダメですからね。注意してください。
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