安倍晋三首相って本当に義理人情に厚い男だと思うのですね。
日本の政治体制は議院内閣制なので、国民が国のトップを選ぶのではなく、政党の人たちが自分たちのトップを選べるようになっております。今で言うと、与党である自民党から、自民党のトップを選出すると言うことですね。
つまり首相になりたければ、自分が所属する政党内でご機嫌とりをしなければなりません。「ワイを首相に選んでくれたら、今度お返しするよ!」的なことが行われているのでしょう。
優秀な人が大臣になるわけではない
安倍晋三首相は、『ご機嫌とり』が非常に巧みなのだと思います。だからこそ、これほど長くの政権を維持できているのでしょう。
「安倍晋三氏に恩を売っておけば、リターンが返ってくる」というのが分かっており、自分の利益を最大化するためには言うことを聞いておくのが最善、という構造ができあがっているのだと思います。どちらもWIn-Win。
その証拠に、首相から任命されるIT大臣は今までパソコンを触ってこなかった人(前任)。そして今回は78歳の、しかもIT化とは真逆のハンコを養護する側の人が大臣となっております。
優秀な人が大臣に選ばれるわけではありません。この国では。国益よりも義理人情なのです。安倍首相は、首相選出に1票投じてくれた人に、リターンを返しているだけなのです。Give&Takeです。
ちなみに、デジタルとハンコのハイブリッド型をめざそうしているみたいです。余計な手間が増えるだけですね。手間が増えれば、人員を増やす必要があるので、公務員としては職業が増えて嬉しいのかもしれませんけれど。
こうして日本のIT化は、他国と比較してどんどんと差をつけられていきます。
軽減税率の導入といい、おかしなことをおかしいままにやり続ける我が国JAPANは、この先どうなることやら。安倍晋三首相は人間的にはスゲーいい人なのだと思います。でも、トップに立つべき人間ではないでしょうね。
トーマス・クーン大先生は、「パラダイムシフトは世代が変わると起こるよー」と申しております。これが日本の一番の問題。若い人が少なくて、お年寄りが多い世界では、パラダイムシフトが起こりづらいのですね。世代が全然変わりません。
- バブル期の感覚を引きずったまま
- 「日本は世界第2位の経済大国や!超先進国や!」という勘違いをしたまま
- ハンコ文化を残したまま
大きな負債を、いきなりドカンと若い世代に受け渡すことになるのでしょう。そして「最近の若いやつらわ」と、日本の衰退の原因を若者に押し付けるのでしょうね。未来が見えます🤔
絶望感がすごい。それでは!
コメント