2018年6月2日の共同通信のサイトにこんな記事がありました。
安倍政権が人づくり革命の目玉施策の一つとして実施する大学など高等教育の無償化で、私立大に通う住民税非課税世帯の学生の授業料について、最大で年70万円程度減額し、入学金も私立大平均の25万円程度を上限に免除する方向で政府が検討していることが2日、分かった。国立大は授業料に相当する標準額約54万円、入学金約28万円を全額免除する。
これとは別に教科書代などの修学費や通学費、下宿生の食費、光熱費などの生活費を対象に返済不要の給付型奨学金も支給。年収270万円未満が目安の住民税非課税世帯をベースに、年収300万円未満の世帯もこれの3分の2の額を支援する。
つまり、「大学に行くなら最大で年間70万円補助しまっせー」てな話です。これについてどう思われます?
まずは大学の選択と集中が大切
何度も言ってる話になるんですが、補助金を出す前に大学の選択と集中をするべきです。なぜかというと、大学教育ができていない大学が存在しているからです。
例えば、中学生で習うような英語を教えている大学が存在しています。そんな大学に行く意味あるの?そんなところにお金出す意味あるの?
お金が無限にあるならいいけど・・・
財政に余裕があるのであれば、どんな大学に行く学生にもお金を出していいと思います。でも、今って財政が厳しいんですよね、1000兆円の借金があるんですよね。
それって税金なんですよね
政府がお金を出すということは、つまり私たちの税金からお金が使われていくということです。知ってる人にはもう耳タコになる話ですけど、知らない人は自分たちの税金から存在かちの内容な大学にまでお金が使われているということを知っておいてください。
いらない大学は早く潰すべき
厳しい事を言うようですが、存在価値のない大学は早く潰れるべきです。どこに税金をかけてどこに税金をかけないかということをはっきりとしなくてはなりません。
ボランティアで政治が行われているわけではありません。日本の未来を考えて政治は行われるべきなんですね。
大学に行けば勝ちという時代も終わってる
大学に進学するメリットというのは、今の時代そこまでありません。一流大学であれば、進学する価値はありますが、Fラン大学と呼ばれるような大学にお金を使い、4年間という時間をかけて進学するべきなのか・・・というのは難しい問題になります。
少なくとも税金を投入するべきではありませんね。
インターネットが発達した今、今なら誰でも安く学ぶことができます。それなのに大学にそこまでお金をかける必要があるのでしょうか?
ただの卒業資格を得るためだけに大学が存在しているのであれば、なおさら必要ありません。
おわりに
林修先生の本にこんなことが書かれていました。
「俺は勉強していい大学にいく、お前はうまい寿司を握る」
みたいなことです。
何が言いたいかというと、大学に進学することはすごいことじゃないんだぞってことです。人の価値は大学で測ることはできません。勉強できるって事は確かにすごいことかもしれませんが、うまい寿司を握ることも同じぐらいすごいことなんです。
つまりたくさんの“モノサシ”を持とうってことですね。
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