日本は借金大国ではないけれど増税をする理由【嘘に騙されていた】

日本は本当に借金大国? 政治・経済
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日本は借金大国という人もいるし、借金なんかないという人もいるし・・・どちらを信じていいか分からない。

そんな疑問に答えます。

結論から言いますと、資産を考えるかどうかで変わってきます。資産を考慮すれば今テレビやニュースで言われているような1000兆円を超える借金はありません。他の先進国と同じくらいの借金額になります。

以下ではもう少し具体的に日本の借金について書いていきます。このページは元大蔵省(今でいう財務省)の高橋洋一さんの著書『経済のギモンぶっちゃけてもいいですか?』を参考にしています。

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日本は本当に借金大国なのか?

日本が借金大国かどうか、それは貸借対照表を見れば分かるとのことです。貸借対照表はバランスシートとも言われているものでして、一定の時点における企業の財務状態を明らかにするために作成され、負債・資本・資産が記載された表になります。

そして日本の貸借対照表を作成したのが、

 

なんと高橋洋一さん

 

なのです。大蔵省にいた頃に作ったのだとか。当時は損益計算書だけがあり、「それだと国の経済活動がわからない!」ということで、作ったらしいです。国(政府)の貸借対照表を見た結果・・・

日本の貸借対照表を見ると

そして、貸借対照表を作ってびっくりしたことがあるそうです。

「思った以上に国には資産がたくさんあった」p186

という意外な事実が分かりました。日本は資産がたくさんあったということです。どういう資産かというと、

  • 有価証券:財産権を表彰する証券のこと(手形・小切手・株・債券など)
  • 貸与金(子会社に対する資金供与):返済してもらったり売却もできる

などです。

 

これらのデータは私らでも見ることができて、『国の財務書類』とグーグル先生で検索すると出てきます。平成27年度のデータを下に貼っておきます。(画像が粗いので、詳しくは自分で調べてみてください)

*単位は百万円単位

国の貸借対照表

資産を売却すれば日本は借金大国ではなくなる

民間企業が経営がピンチになると、関係子会社を売却します。だから国(政府)も同じように、

 

貸借対照表に出ている資産を売却すれば、借金を返せる

 

ことになります。

政府が資産を売却しない理由

しかし政府は借金が積もろうとも資産を売却しません。こんなにも借金が増えているのになぜ資産を売却しないのでしょうか?その理由は・・・

 

政府の関係子会社は、つまり天下り先

 

だからです。そしてその子会社(天下り先)は100社以上にも及びます。

 

国に借金があるからといって天下り先を売却したら、甘い汁を吸えなくなります。だから売却せずに「増税!増税!」と国民を騙して財源を確保しようとしています。

政府の資産・子会社とは?

では国(政府)の資産とか子会社はいったいどんなモノなのでしょうか?しかし、それについては分からないようになっているそうです。

資産については説明しない。天下り先がバレると困るからさ。

とのことです。

 

ちなみに他の先進国は、日本のようにこんなにもたくさん関係子会社がないそうです。つまり資産がないと言うことですね。

 

国がこんなにも資産を持っているのは日本だけ

 

だから日本が不況でも円高になったりしたとのことです。

本当に負債を減らしたいなら、資産を売却すればいいんだ。
でも、売却しないで「負債が大きい」とアピールしてるんだから、天下り先があることが害なんだよ(笑)

売ることで借金を減らす、というまともな議論ができないんだから。

とのことです。本来であれば、官僚になる人たちは超優秀な人たちなのですから、天下り先なんていらないはずなのですが・・・

おわりに:増税をしたい派が惑わしている

この記事では『日本は本当に借金大国なのか?』について書いてきました。

国(政府)の資産をちゃんと計算に入れたら借金大国ではありません。それにしても政府の方針でガンガン借金しているのに、自分たちの身の安全は確保しつつ増税するって、やっぱりおかしいですよねぇ。ブラック企業で身を粉にしながら納税している人たちがいるのに・・・。

それでは!

高橋洋一さんのこちらの記事も参考になります↓↓↓

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