iPad Pro 10.5からiPad Pro 11(2020)に買い替えました。新しい製品を購入すると、ワクワクしますねぇ。
買い替え理由としましては、iPad Pro 10.5インチの中古での売買価格が高いうちに売りたかったからです。2020年9月16日にアップルが新製品発表会をするらしく、その時に新しいiPad Airが登場しそうなんですよね。となると、プロセッサにはA13が採用されるはずなので、iPad Pro 10.5の優位性が完全になくなるなーと。
ということで、「いまや!」と思い切り、iPad Pro 11(2020)を購入することにしました。で、先に使ってみての感想を書いておくと、「iPad Proのサクサク感の進化はすでに止まっているな」と感じました。
1 iPad Pro 10.5からiPad Pro 11(2020)に買い替えてみて
では以下に、もう少し具体的に買い替えてみてのレビューを書いていきます。
1.1 外観
あ、ついでにアップルペンシル2も購入しました。
大きさもそんなに変わりません。
大きさは変わらないのですが、持ってみるとかなり持ちやすいんですよね。丸みを帯びていたデザインから角ばったデザインになり、これで持ちやすさが20%ほどアップした気がします。
1.2 Apple Pencil2が最高なのだ
なんと言っても、Apple Pencil2の充電が最高になりました。
最低の充電方法から、最高の充電方法に進化を遂げております。これでキャップをなくす心配もありません。
充電のしやすさもさることながら、「あれ?Apple Pencilどこに置いてたっけ?」ということも減りますね。
1.3 ケースはiPad Pro 10.5のが代用できる
iPad Pro 10.5のケースとして、クッソ高い純正のケースを購入していました。これ、iPad Pro 11(2020)でも使えます。ヨカッタ。
1.4 iPad Pro 10.5とiPad Pro 11(2020)のスペック比較
一応、スペックの違いを簡単にみておきましょう。ついでに一世代前のiPad Pro 2018のスペックとも比較します。
10.5インチ | 11インチ(2018) | 11インチ(2020) | |
ディスプレイ | Retinaディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ |
チップ | A10X Fusionチップ | A12X Bionicチップ | A12Z Bionicチップ |
Apple Pencil | 第1世代 | 第2世代 | 第2世代 |
キーボード | Smart Keyboard |
|
|
背面カメラ(写真) | 12MP広角カメラ | 12MP広角カメラ | 12MP広角カメラと10MP超広角カメラ |
背面カメラ(ビデオ) | 4Kビデオ撮影(30fps) | 4Kビデオ撮影(30fpsまたは60fps) | 4Kビデオ撮影(広角:24fps、30fpsまたは60fps、超広角:60fps) |
フロントカメラ | 7MPの写真 | 7MPの写真 | 7MPの写真 |
セキュア認証 | Touch ID | Face ID | Face ID |
Wi-Fi | Wi-Fi 5(ac)最大866Mbps | Wi-Fi 5(ac)最大866Mbps | Wi-Fi 6(ax)最大1.2Gbps |
Bluetooth | 4.2 | 5.0 | 5.0 |
LTE | LTE-Advanced(最大25バンド)、最大450Mbpsの速度 | ギガビット級LTE(29バンド) | ギガビット級LTE(30バンド) |
外部ポート | Lightning | USB-C | USB-C |
ざっくりまとめておきますと、
- メモリが4GBから6GBになった
- 背面カメラが2つになった
- LiDARスキャナが搭載された
- Wi-Fi6に対応した
で、体感なのですが、チップが性能アップしてようと、メモリがアップしてようと、とくに動作のサクサク感は感じません。
1.5 スクリーンショットでアプリが落ちなくなった
サクサク感はアップしていないのですが、スクリーンショットでアプリが落ちることがなくなりました。
- iPad Pro 10.5インチ:約11枚のスクリーンショットを連続で撮るとアプリが落ちる
- iPad Pro 11インチ(2020):41枚のスクリーンショットを連続で撮ったけれどアプリは落ちなかった
と、意外なところで進化を感じました。
1.6 iMovieでの書き出し速度はほぼ同じ
約1GBの動画ファイルを1080pで書き出して時間を比較してみました。なんと約6分くらいで、どちらも書き出し速度が同じでした。とても意外な結果なのです…。iMovieアプリの仕様上の問題なのですかねぇ🤔
*関連記事
>Mac・iPhone SE2・iPad Pro 10.5でiMovieの4kの書き出し時間を比較してみた
1.7 内蔵マイクがめちゃくちゃ進化してた
個人的にもっとも驚いたのが、内蔵マイクの進化です。iPad Pro 2020は内蔵マイクが5つもあります。で、マイク力のアップのせいかiPad Pro 10.5の内蔵マイクとは比べられないくらいに音質がよくなっていました。ホワイトノイズの入り方が全然違います。
動画で比較しています↓
iPad Pro 2020であれば、iPadのために外部マイクは用意しなくてもいいかもですね。もちろん外部マイクを用意したほうがいい音質で録音ができます。でも、外部マイクも値段がピンキリでして、いいやつを選ぼうと思えば1万円を超えます。そしてiPadに装着することや、持ち運ぶことを考えると、けっこうゴチャゴチャするんですよね😱
これほどの音質で録音できるのであれば、iPad Pro 2020モデルには外部マイクは特にいらないのではないかなーと思っております。もちろん用途にもよりますけれど。
私はiPhoneでの録音用にShure MV88+を購入していますが、これからはiPad Proで録音・動画撮影をしようかと考えています。いままではiPadにカメラって必要あるの?iPhoneでよくない?と思っていたタイプなのですが、iPadならではの大きさを生かし、マイクがどんどんと進化するのであれば、iPadで動画撮影もありやなと考えています🤔
1.8 雑誌が読みやすくなった!
10.5インチから11インチと、少しだけ画面のサイズが大きくなったので雑誌が読みやすくなりました。10.5インチだと横向きで雑誌を見開き状態にすると、目を凝らさないと小さな字を読めませんでした。それが11インチだと、目を凝らさなくても読めるようになりました。もちろん12.9インチと比べると全然なものの、11インチでも見開きの雑誌が読みやすくなったのは、予想外だったので嬉しいです。
1.9 iPad ProのFace IDはめちゃくちゃ使いやすい
iPhoneのFace IDの評判は悪いです。実際私もiPhone XR、11を使ってみて「Face IDめちゃくちゃ便利!最高!」とは思いませんでした。まぁ可もなく不可もなくという印象を持っています。
それに対して、iPad ProのFace IDはとても良いです。iPad Proは基本的に室内で使うためマスクをしてないというのもありますが、それを差し引いてもiPad ProのFace IDはいいです。iPad ProのTouch IDと比べると、ロックの解除のしやすさが1.3倍くらいアップしています。
Face IDのロックの解除方法ですが、
- iPad Proの方を向く
- 画面をタッチする
- 上にスワイプ
で、ロックを解除できます。これだけ聞くと、「まぁ普通やな」という印象ですよね。でも実際に使ってみると、ホームボタンに親指を合わせるという動作がなくなっているので、ロックの解除がやりやすくなっています。
で、本領発揮と言いましょうか、キーボードと組み合わせたときにさらにロックの解除がしやすいです。
- iPad Proの方を向く
- 画面をタッチする
- キーボードのどこかのキーを押す
これでロック解除ができます。キーボードがあれば上にスワイプしなくていいのです。これは便利。すごく便利。
1.10 ここまでiPad Proが進化してくると気になるのがMacBook Air
余談です。ここまでiPad Proが進化するとなると、iPad ProとMacBook Airで迷うかと思います。どちらが性能がいいの?というと、本当に五分五分だと思います。
マルチタスクのしやすさや、アプリの豊富さでいうとまだまだMacBook Airが上ですが、
- Apple Pencilが使える
- ソファーでだらんと座りながら操作ができる
- 電子書籍などが読みやすい
- カメラで写真を撮ってすぐに編集ができる
などと、MacBook Airにはない利点がiPad Proにはあります。いやはや、これは迷う選択肢ですね😅
おわりに:iPad Pro 10.5から買い換えるべきなのか?
サクサク感を求めるのであれば、そこまで買い換える必要はないかと。USB-Cで拡張性を求めたいならば買い換える価値はあるでしょう。
個人的にはApple Pencil2の使いやすさだけで買い換える価値があるように感じます。だって、Apple Pencil1の充電ってめんどくさいじゃないですか?Lightningケーブルで充電するにも変換が必要だし、本体で充電するのは最悪のカタチになるしで笑
参考までに。それでは!
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