本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。
林修の今でしょ!講座で、北村弁護士が弁護士についてのお話をされていました。未知の世界を少しばかり知ることができましたので備忘録的に記事に残します。
弁護士は儲かるのか?
北村弁護士が弁護士になったのは33歳(平成元年)の時で、その時の年収が540万円だったそうです。高いといえば高いですけど、弁護士という職業と年齢を考えるとそこまで高いってわけではありませんね。
弁護士費用は?
弁護士と検察が戦うのが刑事事件で、弁護士と弁護士が戦うのが民事事件です。
民事事件で一般的にかかる費用はというと、
弁護士費用=相談料+着手金+成功報酬
となります。
- 相談料とは、文字どおり電話やメールで相談するときにかかる費用のことです。
- 着手金とは、弁護士に依頼するときに払う費用のことです。(調査費などに使われる)
- 成功報酬とは、裁判に勝ったときに弁護士に支払う費用のことです。
もし損害賠償で500万円を請求した場合、
- 相談料 1時間=1万円
- 着手金 500万円の5%+9万円=34万円
- 成功報酬 500万円の10%+18万円=68万円
つまり弁護士費用は103万円となります。
弁護士費用は裁判が長引いてもほぼ変わらないというのが意外なことでした。長引けば長引くほどお金がかかるのかと思っていました〜。
もし裁判で負けた場合は成功報酬が出ないので、相談料と着手金だけが弁護士の費用になります。もし裁判が1年とかかかったとすると、かなりの赤字になるそうです。
だから、
相談の段階で負けそうなら・・・
断る方向に話を持っていくそうです。
裁判に負けるなら弁護士としても依頼者としてもメリットがありませんからね。
弁護士の事務所は会社?
法律事務所は株式会社ではありません。
さらに、法律事務所を会社にしてはいけない理由があります。
その理由は、
弁護士は利益を追求する会社と違い、正義を守る職業のため会社にしてはいけないのです。
かっこいいですね!
「1個1個の事件の解決を通じて小さい正義を実現させていく。それが大きな社会の正義につながる」と北村弁護士はおっしゃってました。カッコイイ!
依頼されたのに断れるの?
黒を白にしてくれ!と依頼者に言われても断ることができるそうです。また、調査を進める中で、依頼者の説明と事実があまりにも異なる場合は、弁護士自ら辞退することができるそうです。(弁護士の辞任する自由 民法651条1項)
弁護士の面白さは?
- 経験関係なし
- 年齢関係なし
- 知名度関係なし
能力さえあれば公平に戦えるそうです。知名度があり経験がある弁護士と駆け出しの弁護士の戦いでも、裁判官は公平に判断してくれます。そこが一番の面白さだと北村弁護士はおっしゃられていました。
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