きたーーー!!!!
SHURE X2Uの後継機が発売されたぞーーーー!!!
その名も「SHURE MVX2U」。
前モデルと比べて、
- USB-C to USB-Cになってる
- 小型化
- +60dbのゲインアップができる
- SHUREのアプリが使える
という感じの順当な進化を遂げております。
「小難しいオーディオインターフェースは不要だから、さくっとマイクに繋げていい音で録音したい!」という要望をお持ちの方にとっては神デバイスになっているのではないでしょうか。
(追記:購入しました>SHURE MVX2Uのレビュー【使ってみて分かったメリットとデメリット】)
SHURE MVX2Uの詳細
では以下にSHURE MVX2Uの情報をまとめていきます。
SHURE MVX2Uのなにがいいのか?
SHURE MVX2Uのなにがいいのかっていう話なんですけど、
いいマイクを頭を使うことなくUSB接続できる!
っていう一点に集約されるかと思います。
マイクのことを知らない人からすると、「???」と疑問符がつきまくる話かと思います。
基本的に『ある程度の値段がするいいマイク』ってUSB接続ができません。XLRケーブルというごっついケーブルを使う必要があります。さらにオーディオインターフェースという機材も必要になってきます。
オーディオインターフェースはこんなのです↓
つまり、 良い音で録音したいと思う初心者が、いいマイクを買ったところですぐに録音なんてできないんです。
そんなときに登場したのがX2Uで、そこから数年が経ち新しいモデルが発売されたのです! これをマイクに接続して、そこからUSBを伸ばせばパソコンやタブレットに簡単に接続でき、すぐに録音できるようになります!(MacでもWindowsでも使えます)
MVX2Uデジタルオーディオインターフェースを使用すれば、XLR接続のマイクロホンをPCに簡単に直接接続できます。 さまざまなダイナミックマイクロホンまたはコンデンサーマイクロホンでレコーディングやストリーミングを始めることができるこのコンパクトなXLR – USBデバイスは、無料の ShurePlus MOTIV™デスクトップアプリを使用すると、内蔵されたDSP機能でゲインやEQ、3段階の調整可能なリミッター・コンプレッサーなどがリアルタイムでコントロールできるようになります。サウンドをアップグレードしたいと考えているポッドキャスター、クリエイター、ミュージシャンに最適です。
https://www.shure.com/ja-JP/products/accessories/mvx2u_xlr_usb_interface
USB-C to USB-Cになっている
なんとUSB-Cで接続できます!
USB-C to USB-Cなのです!ここ、とっても重要です。
なんせ比較的最近発売されたShure MV7とかもなぜかマイクロUSB to USB-Cでしたからね。Shureの製品はとにかくマイクロUSBがガンガンに使われておりました。
ようやくどちらもUSB-Cになりました。ケーブルの煩雑さから解放されます。
もちろんUSB-Cケーブルは付属されます。長さは1mです。
USB-C to USB-Aでも使える
付属のケーブルはUSB-C to USB-Cですが、家にUSB-C to USB-Aケーブルがあればこちらでも動作します。
MVX2Uは、USB-C to CおよびUSB-C to Aケーブルで動作します。
https://service.shure.com/Service/s/article/MVX2U-to-USB-A-port?language=ja
小型化してるのでさらに運びやすくなっている
旧モデルのX2Uと比べると、サイズの違いは一目瞭然です。
これが、
こうなっています。
半分くらいのサイズになっています。これぐらいのサイズであれば持ち運びもらくらくですね。
+60dbのゲインアップができちゃう
ダイナミックマイクの録音の音が小さい問題ってのが、ダイナミックマイクにはつきものなのです。
でもSHURE MVX2Uは+60dbできます。これ、結構すごいです。
SHURE MV7もゲインアップできたのですが、MV7ができるゲインアップのMAXは+36dbでした。
SHURE MVX2UはMV7に比べてよりゲインアップできるようになっています。この辺りも痒いところに手が届いております。
超有名マイクのSM7Bを使っている人には朗報かもですね。
最 大 6 0 d B の ク リ ー ン な ゲ イ ン を 提 供 し 、伝 説 的 な S M 7 B な ど 、お 気 に入りのダイナミックマイクロホンの性能を最大限に発揮させるための十分なパワーを備えています。
https://content-files.shure.com/publications/specSheet/ja/mvx2u.pdf
48Vのファンタム電源の供給はできるが、iPadでは無理かも
パソコンに接続すれば48Vのファンタム電源の供給ができます。つまりコンデンサーマイクが使えるという事ですね。
ただ、iPadだといまのところ無理っぽいです。
こちらの動画が参考になりました↓
アップデートに期待したいところですが、公式サイトによると↓
公式には、MVX2Uはラップトップおよびデスクトップコンピュータでの使用を想定して設計されています。ShurePlusのMOTIVデスクトップアプリを使用すると、MVX2Uの全機能にアクセスできないため、XLRマイクをMVX2UとiPadに接続することはお勧めしません。
https://service.shure.com/Service/s/article/Use-MVX2U-with-iPad?language=ja
いまのところiPadの対応のやる気はない感じですね。
iPadとコンデンサーマイクを組み合わせて使おうと思われていた方は、ご注意ください。
iPhoneも同様です。
公式には、MVX2Uはノートパソコンやデスクトップパソコンでの使用を想定して設計されています。ShurePlusのMOTIVデスクトップアプリを使用すると、MVX2Uの全機能にアクセスできないため、XLRマイクをiPhoneに接続してMVX2Uを使用することはお勧めしません。
https://service.shure.com/Service/s/article/Use-MVX2U-with-iPhone?language=ja
さすがにiPhoneだと電源供給が厳しそうなので、対応することはないでしょう。
MVX2UはPS4/PS5/XBOX/Swithに使えない
「SHURE MVX2Uは最高だぜー!!!」という記事を書いてきたのですが、ここで超残念なお知らせです。PlayStation 4、5、XBOX Series X、XS、Nintendo Switchなどのゲーム機にSHURE MVX2Uは接続できません!!!ちくしょー!!!
MVX2Uは、現在の標準規格であるUSB Audio Class 2をサポートしています。MVX2UはUSB Audio Class 2をサポートしています。現在、PlayStation 4、5、XBOX Series X、XS、Nintendo SwitchはすべてUSB Audio Class 1を使用しており、MVX2Uは互換性がありません。ゲーム業界では、この古いUSBオーディオ規格を使用することで、顧客に自社独自のハードウェアをシステムで使用させることができるという議論が盛んに行われています。
https://service.shure.com/Service/s/article/MVX2U-connected-to-game-console?language=ja
なるほどなー。あえて古い基準のUSB Audio Class 1を使うことで、ゲーム業界はなんらかの恩恵を受けているのですな。
USB Audio Class 1についてちょっと調べてみると、ずいぶん前からUSB Audio Class 2は登場しているのに、USB Audio Class 1が使われているっぽいです。2012年の記事から引用します↓
こちらには2012年6月現在、USB Audio Class 1.0と、同2.0、2つの世代が利用されている。Mac OS Xは10.6.4時点で両方がOSの標準ドライバとしてサポート済み、一方、Windowsは2000以降、最新のWindows 7も含めてOS標準サウンドドライバとしてのサポートはUSB Audio Class 1.0までとなっている。
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1206/21/news007.html
おいおい、PS5さん、なぜにUSB Audio Class 1なんだよ😭
システム要件
よほど古いパソコンを使ってない限りは、SHURE MVX2Uは何も気にせず使えます。
一応システム要件を公式サイトのものを貼っておきます↓
以上、SHURE MVX2Uについてでした。参考までに。それでは!
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