1973年の統計開始以来、2018年の自殺者数は2万598人と最小を記録しました。が・・・
子どもの自殺者数は過去30年間で最多を記録
していることが文部科学省の調査で明らかになっています。内訳は、
- 小学校:6人
- 中学校:84人
- 高等学校:160人
このページは、
- https://this.kiji.is/481386740427310177?c=113147194022725109
- 週刊東洋経済2019.3.16 安部俊樹の「社会問題」入門
を参考にしています。
子どもの自殺は何が原因なのか?
厚生労働省がまとめた2017年の人口動態統計では、
戦後初めて日本人の10~14歳の死因として自殺が1位
になっていることが分かりました。
いじめ問題とは言い切れない
大人と違って子どもの自殺は遺書がないケースが多いため、自殺に至った原因が分からないことが多いのが現状です。
文部科学省の調査によれば、
- いじめ問題:10人
- 進路問題:33人
- 家庭不和:31人
- 不明:140人
と、自殺理由として、不明が圧倒的に多いことがわかっています。もちろんいじめ問題は学校側が隠蔽しがちですので、いじめが原因で自殺をする子どもはもっと多いはずです。
進路問題や家庭不和で自殺を選ぶ子どもがいるということも悲しいです。進路問題も家庭不和の1つに入りそうですので、そう考えると64人も家族とうまくコミュニケーションが取れずに自殺を選択しているのですね。
学校に行かなくていいは有効な手段になるのか?
「自殺するくらいなら学校に行かなくていい」
という言葉をよく耳にします。確かにその通りです。学校に行かないという選択は緊急的な措置としては有効です。
しかし、社会とのつながりが希薄になり、教育を受ける機会がなくなるという問題
が発生します。
では、大人としてどうするべきなのでしょうか?それは、
学校から逃げても社会と繋がれるし学べる社会の構築
をしていくべきなのでしょう。
学びについてはスタディサプリでほぼほぼ解決できています。あとは、学ぶためのモチベーションアップ、そして社会とのつながりの接点を持たせること。
親ができることは、
- 運動サークルかなにかに家族で参加する
- 「学校に行かなくてもいいよ」という考の人たちの輪に入る
- 学校任せの教育ではなく、親自身が勉強を教えるという姿勢をもつ
ことくらいではないでしょうか。
社会は急に変わりません。変われるのは自分だけ。そうであるならば、今からでも重い腰を持ちあげて、いつ子どもが不登校になっても大丈夫なように、基盤を整えておくべきではないかと思います。
難しいですけれど・・・。どうぞよしなに。
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