本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。
オランダに農業のイメージありますか?オランダといえば、チューリップ畑と水車のイメージしかないという人もいるかもしれません。しかし、オランダの農業ってすごくって、アメリカに次ぐ世界第二位の食料輸出国なのです。
「え?オランダでしょ・・・?それ本当?」
と思う気持ちもわかりますが、オランダはすごいんです。でも、それなら日本も食料輸出国になれるんじゃない?という記事になります。
オランダの農業力を学ぶ
オランダは九州と同じくらいの面積しかありません。
「え?ちっちゃいなぁ」
と思うかもしれませんが、日本は意外にも大きい国なんですね。ヨーロッパの国々と比べると、日本は超でかいです。
んで、そんな九州の面積しかないオランダが、食料輸出国の第2位(900億ドルくらい)。
「ちょっと信じられない」
と思う気持ちもわかります。それは世界も同じで、今オランダは農業に関してめちゃめちゃ注目されてる国なのです。
オランダの面積の約半分が、農業用地です。何を作っているかというと、
- トマト
- きゅうり
- じゃがいも
- ばれいしょ
- 玉ねぎ
- パプリカ
- チューリップ等の花
などです。
ちなみに、日本の農業用地は454万ヘクタールに対して、オランダは185万ヘクタールです。オランダの方が断然農業用地が小さいのに、食料輸出国第2位なのです!
これ、日本の農業の可能性を示すものですよね。オランダと同じような生産性をとることができれば、日本だって食料輸出大国なれるはずです。日本の野菜を育てる技術力・品質管理、どれをとっても世界に誇れるものです。
んで、オランダの農業力の根源は
- 少品種を集中的
- 大規模なガラスハウス
ガラスハウスで行われる農業はすごく効率的で、ガラスハウス内の照明をつけるために天然ガスで発電機を動かしますが、そこで出てくる二酸化炭素は植物へ、排熱は室温管理へとうまく回しているのです。
もう農業というか、工場的ですよね。私たち日本人がイメージする、農家が農業をやっているのではなくて、経営者が農業をやっているのです。
農業とAI
今、特に注目されているのがITを農業に取り入れることです。生産性を上げるにはITを導入するべきなんですね。最近、AIのディープラーニングにより、AIは画像認識をすることができるようになりました。(今までは文字は認識できたけど、画像は認識できなかった)
これ、どう農業に活かせると思いますか?
色や形から、AIが収穫できる野菜・果物を判別できるようになるのです。
今まで手作業でしかできなかったものが、機械に任せることができるようになるのです。いまでさえ、その野菜に適した温度と品質管理が機械が行ってくれていますが、収穫までできるようになるのですね。
IT技術と農業の組み合わせは、本当に夢がある話だと思います。日本の高品質の野菜や果物が輸出できるようになれば、必ず世界で受け入れられると思います。こう考えたらTPPも怖くないよね。
輸出に関しては日本は島国なのが痛いところだよね。オランダは日本と違い陸続きなので、日持ちしない野菜をガンガン輸出できるけど、日本は日持ちするものしか輸出できないよね。
参考文献
- 農林水産省 オランダの農林水産業概要
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