「知らない」と「嫌い」は近い感情にある

「知らない」と「嫌い」は近い感情にある 雑記
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キングコング西野さんがよく使う言葉に、「知らない」と「嫌い」は近い感情にある、というものがあります。当然と言えば、当然のことですね。ヒトにとって「未知のもの」は「恐怖」なのです。

 

未知のものを怖がらなければ、ヒトは絶滅していたでしょう。たとえば、「ワーー!!!こんなところに変な形のキノコがはえてるーーー!スッゲーーーーー!!!初めて見たーーーー!!!食べてみよ!!!」みたいなヒトはいつか死んじゃいます。そんなヒトだらけなら、人類はどこかで絶滅していたでしょう。

 

『人類が生き残っている』ということは、危険なものは避けてきたということなのです。人類に限らず、生き残っている生物はだいたいがそうでしょうけれど。

で、この言葉は西野さんが考えたものだと思っていました。でも違いました。けんすうさんから聞いた言葉で、けんすうさんはセカオワから聞いた話だったそうな。

ということを、こちらのラジオで喋っておりました↓

キンコン西野はどこまで先の未来を見ているのか? | 西野亮廣(キングコング)「西野さんの朝礼」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「西野亮廣(キングコング)」の「キンコン西野はどこまで先の未来を見ているのか?(2020年1月30日放...

 

知らないものを嫌う、という感情は悪いことではありません。僕たちの本能に備わっているものです。意識ではなく、無意識で脳が勝手に処理しているのですね。(ダニエル・カーネマン的にいうとシステム1)

 

でもこれだけ科学が発達してきた世の中で、僕たちは気がつかなければならないことがあります。それは、本能に支配されてはならない、ということです。

 

「あ、これ、無意識で判断したかも」という癖をつけておくといいでしょう。本当に嫌いなのか、それとも知らないから嫌いなだけなのか。無意識の処理に抗って、意識の部分で判断を下せるようにしておくのがいいです。

 

なぜなら、チャンスに飛び付けない、ということが1つ。チャンスというものは新しいテクノロジーをともなって、生まれてるくることがほとんどです。新しいテクノロジーということは、ほとんどの人は拒絶の感情が生まれています。そのギャップに、チャンスがあるのですね。

 

それともう一つ重要なのか、多くの企業は人の本能に訴えかけるような商品やサービスを作りまくっている、という事実です(こっちの方が重要)。要は中毒にさせるということですね。たとえば、

  • そのスマホのゲームは本当に面白いのか?、それとも脳が中毒状態になるようにさせているだけなのか?
  • そのお菓子は本当においしいのか?、それとも人がおいしいと感じるような味付けをさせているだけなのか?

などなどです。

『僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』規制がない麻薬のようなもの

 

なぜテレビが無料なのか、なぜYouTubeが無料なのか、それは多くの企業が広告を流すからです。なぜ広告を流すのか?僕たちの無意識に「商品やサービスを購入した方がいい!」という価値観を受け付けたいからですね。

 

ヒトの本能(無意識)のまま行動していたら、現代を生きるのはきついです。罠がいっぱい仕掛けてあります。その罠を避けるためには、頭を鍛えていくしかありません。という、マッチョ論にいきついてしまうのが辛いところ。

 

この時代に生まれたら、知識武装していくしかないのですよね。いやはや、本当にきつい世界ですよ、まったく。それでは!

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