本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。
優秀な人ほど陥りやすい罠ってご存知ですか?世間一般的に言われる『人がよくて、仕事もできる人』と思われている人は気をつけたほうがいいです。
「もしかしたら自分のことかも・・・?」
と思われるならば、記事の続きをご覧になってください。
仕事ができて愛想の良い人が注意するべきこと
優秀な人は仕事に対して、『努力』することができます。
努力が実れば人生の成功につながるでしょう。
しかし、
成功につながったとき、世間(社内)からは1つの見方が生まれてしまいます。
「あいつは頼れるやつだ」
という見方です。
- 上司からしたら仕事ができないやつより、仕事ができるやつに頼みたいですよね
- 後輩からしたら頼りにならない先輩より、頼りになる先輩に相談したいですよね
- 同期からしたら頼りにならない同期より、頼りになる同期と仕事をしたいですよね
頼りにされたり、相談されることは悪いことではありません。しかし、全てにおいて良いわけでもありません。
頼りにされたり、相談されることの良い例としては、
- 上司「新しいプロジェクトを始めるけど、これは君に任せたい」
- 同期「この仕事面白そうだから、一緒にやってみない?」
- 後輩「先輩、私のこの考えってどう思われますか?」
などなど、チャレンジングなことや、自分とは違う考え方の提供などは、自分の成長を助けてくれるものです。
頼りにされること、相談されることの悪い面としては、
- 無駄な雑務
- 飲み会の幹事
- くだらない相談
- 愚痴だらけの会話
などなど、負の面は少なからずあります。むしろ割合的には負の数が多くなるはずです。
人の頼みごとを断れない優しい人ほど『全てをOK』してしまうのです。
これではダメです。
スティーブ・ジョブズ的に言えば、
「自分の人生を他人の人生に捧げてはならない」
です。
断ることの勇気を持たなければ、本当の意味で『優秀な人』になることはできません。優秀な人からいつのまにか『便利な人』に置き換わってしまってはダメなのです。
もちろん、全てを「No」とは言ってはいけません。ちょっと面倒でも、無駄なことかもしれないけど、多少の人付き合いは必要です。自分の人生には必要のないことだからと、全てにノーと言ってしまっては、ただの『付き合い方が下手な人』になってしまい、誰からも頼りにされなくて、相談もされない人になってしまいます。(本当に優秀な人を除いては)
軽いまとめとして、優秀な人がただの便利屋になってしまうステップを記します。
- 努力して結果を残し、周りから認められる
- 愛想よく人と接していれば、頼みやすく・相談しやすいと判断される
- 多くの仕事や相談を頼まれる
- 断れずに、その全てにOKしてしまう
- 自分の時間とエネルギーを奪われる
最後に書きましたが、自分の時間とエネルギーは無限ではありません。有限です。
- 時間
- エネルギー
この有限である2つのものを、多くのことに分散してしまえば、当然ながら結果を残すことができなくなってしまいます。
有限であるこの時間とエネルギーに対して、私たちは『選択』をしていかなければなりません。
ではどうやって選択していくべきか?を次にみていきます。
時間とエネルギーを選択する方法
私たちが選択する上で、前提として知っておかなければならないことは2つあります。
- 世の中のほとんどのものはやらなくて良いことばかり
- 全てにおいてトレードオフの関係
パッと見ただけで、わかることだと思います。
私たちの人生の中には、やらなくても良いことだらけです。むしろ普通に生きていれば、『やるべきことってなんだろう?』と思うかもしれません。しかし、その考えはすでに自分の人生が『やらなくても良いこと』に支配されている可能性があります。
まずは自分の生活を振り返って見て、やらなくても良いことをリストアップしてみてください。日常のことから仕事のこと、人間関係のことまでです。
次にトレードオフについて考えてみましょう。
トレードオフとは、これを選べば、あれは選べない、ということですね。例えば映画を観にいくのか、遊園地にいくのか、同じ時間の中ではどちらかしか選ぶことができません。
映画を観にいくことを選べば、『遊園地は選ばなかった』ということです。
このトレードオフを仕事上で考えてみると、ある人から仕事を頼まれたとして、私たちは、
- 頼まれた仕事を受け入れる
- 頼まれた仕事を受け入れない
の2つの行動をとることができます。
仕事を受け入れた場合、自分の時間は無くなるけど、相手からの評価を得ることができます。逆に、仕事を拒否した場合は、自分の時間は無くならないけど、相手からの評価は落ちるかもしれません。
さて、あなたはどうしますか?
これがトレードオフの考え方です。
あなたの人生において、その仕事をすることは重要なのでしょうか?その人からの評価を得ることが重要なのでしょうか?
自分の時間とエネルギーを自分の人生に使いたいならば、考えなくてはなりません。その人とどういった人間関係を築いていきたいか?その人は自分にとってどういう人なのか?など、判断基準は様々なので、一概に答えることはできません。
ですが1つの判断基準の例を示すとするならば、以下の3つを満たすかどうか?を考えてみるのが良いと思います。
- なぜ自分がやる必要があるのか?
- それは今やるべきことなのか?
- やろうとしていることは正しいことか?
の3つです。
自分以外の人でもやれることならば任せてしまえばいいし、今やる必要がなければまだやらなくていいし、正しくないことであればやる必要はありませんね。
逆に、この3つのことを満たす頼みごとや相談ならば、やるべきです。
『今、あなたにしかできない、正しい行い』
こういうのをチャンスというのかもしれませんね。
何かを得ようとするならば、必要でないことは捨てなければなりません。そのためには選択する力を身につけておく必要があります。
この力を身につけて、時間とエネルギーを自分の求めるべきモノに集めることができれば、納得のいく人生にすることができるでしょう。
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