本日も「Gallagher Note」をお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、福山です。
築地の豊洲への移転ってなんでそんなにもめてんの?と思い調べてみました。
東京都民でもない私にとってあんまり興味深いニュースではなかったのですが、あまりにもグダグダしていて・・・気になって調べてみると、ちょっとした日本の社会的闇が見えてきました。
先日、環境基準を超える79倍相当のベンゼンが検出されました。
小池知事の英断に拍手を送りましょう。
移転後に発覚していたら大変な問題になるところでした。
築地移転の問題
そもそもなんで築地から豊洲に移動するの?
老朽化やアスベストの問題がきっかけで、1998年に、築地市場の臨海部への移転が検討され、2001年に豊洲への移転が決定しました。
なぜ汚染されてるの?
豊洲新市場の予定地は、東京ガス工場跡地に建てられます。
ですから、石炭から都市ガスを製造する過程において生成された副産物などで、土壌及び地下水の汚染が確認されています。
確認された7つの物質
- ベンゼン
- シアン化合物
- ヒ素
- 鉛
- 水銀
- 六価クロム
- カドミウム
土壌汚染対策法
要措置区域 | 汚染除去が必要 |
形質変更時要届出区域 |
人為的汚染 健康被害なし |
自然由来特例区域 |
自然由来の汚染 健康被害なし |
豊洲市場は形質変更時届出区域なので、人為的汚染はあるが健康被害なしと分類されています。
自然由来特例区域にまで目指そう!という話もあります。
豊洲の汚染対策
土壌汚染の対策の基本方針は盛り土をすることで、土を全て入れ替えなくてもOKなのです。そのため土壌汚染対策のために必要な盛り土をしたとのことでした。
しかし、
一部では盛り土が行われてなかったのです。
豊洲市場をめぐっては、土壌汚染対策を検討する専門家会議が平成20年7月、ベンゼンなどの有毒ガスが地表に漏れ出さないよう敷地内全域に高さ4.5メートルの盛り土をするよう提言。だが、都は提言に反して施設下については盛り土を行わず、コンクリート製の地下空洞を設置。都議会やホームページなどでは盛り土を行ったかのような説明を続けてきた。参照 https://news.livedoor.com/article/detail/12036860/
[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”r2.jpg” name=”受験勉強に必死なUSA さん”] 一体誰が?的なことでもめてるんですね。日本じゃよくあること。[/speech_bubble]
参考にしたい記事
豊洲問題。安全性が確認された場合、都庁の言い分を聞かずに早とちりで問題を大きくしてしまったこと、これからは外部顧問の意見だけでなく、都庁の言い分も聞いた上で判断することをしっかりと反省した上で、豊洲の安全性をしっかりと広報し、ただし工事代金の高騰問題は追及していくという姿勢が必要
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年9月20日
豊洲問題。地下空洞に合理性があれば小池さんと外部有識者の責任問題に発展する可能性あり。地下空洞に合理性がなければ小池さんの勢いはこのまま爆進。こういう状況でよくあることが、保身のための事実のねつ造。これから事実のねつ造が行われないかしっかりとチェックしていかなければならない。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年9月20日
豊洲問題。地下水由来でも土壌の無害化に成功していれば問題はなく、後は試運転中の地下水コントロール装置の正常運転が鍵。無害化に成功していれば盛土は念のための措置であり、地下空洞化に比べて一長一短というのが専門家の見方だ。安全なのに、内緒で空洞化したから移転しないというのは変な論理。
— 野村修也 (@NomuraShuya) 2016年9月20日
[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”d6.jpg” name=“管理人”] 情報がごちゃごちゃなってて調べきることができませんでした。また分かり次第、追記しようと思います。[/speech_bubble]
→【橋下×羽鳥】豊洲市場移転問題のまとめがわかりやすかったのでメモ
石原氏「豊洲移転を副知事に任せていたことを反省」
責任のなすりつけあいや、盛り土の犯人探しなんかしても意味はないと思います。
今更石原さん叩くことなんてもっと意味ないよね。
豊洲問題。東京の中心部の地下水なんてそもそも飲めないだろ。なんで豊洲の地下水は飲料用を目指すのか?豊洲の新市場では地下水は飲まないのに。そしてこのように万一汚染物質が検出された時の対策を講じるために建物下に地下空洞を設けた。地下空洞がなければ建物を壊して土を掘り返すしかない。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年9月20日
浜渦という人物、私が副知事で行ったときには、石原さんは縁を切っていました。浜渦氏はどういう人だったのかね、と訊ねると、都庁の役人はことごとく顔をしかめて、もうこりごりと話題にしたがらない。
役人に…https://t.co/cwYHRLfSiM #NewsPicks— 猪瀬直樹/inosenaoki (@inosenaoki) 2016年9月20日
「無責任体制」 by小池知事
リンク→小池知事、「無責任体制」と批判 歴代市場長に対し、豊洲問題
小池知事は、土壌汚染対策が議論された2007年以降の中央卸売市場長5人が都の調査に対し、地下空間の存在を認識していなかったと説明していることを認めた上で、「これこそがガバナンスの問題。誰のお金でやっていて、誰のための市場なのか」と指摘した。
地下空洞問題は、情報開示と都庁のガバナンスが問題です。これは役人体質とか無責任な人たちと思われても仕方ないよねぇ。誰かが「まぁいいでしょ」と思ったらそれが連鎖していくのが人間。責任ある立場を理解して仕事をしてもらわなきゃね。まぁ言う分には簡単なんだけど、この構造を改善しようと思ったらどうするべきなのか・・・具体案が浮かびません。
1つ言えることは、腐ったみかん箱の中に新鮮なみかんを入れたら、新鮮なみかんも次第に腐っていくってこと。箱の中や空気中にカビ菌が蔓延してるんだわ。
豊洲問題。産経新聞が数ミリの隙間があるので有害ガス漏出のおそれ、と報道。繰り返しになるが、当初は土壌にも地下水にも揮発性の汚染物質を残した上での対策方針だったが、それが揮発性の汚染物質は除去する方針に変更。汚染物質がなければそもそも漏出のおそれはない。まずは汚染物質の確認が先。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年9月24日
逆に言いたいが、豊洲のつまらない話はもうやめてほしい。大事な予算編成の時期をこんなことでつぶす小池知事は「機会費用」を理解していない。失望した。
— 池田信夫 (@ikedanob) 2016年9月24日
盛り土ではなく換気を提案!?
東京都の豊洲市場(東京・江東)の土壌汚染対策を検討する専門家会議は、市場棟の地下に換気設備の設置を提案する。会議は有害物質の影響を遮断する目的で盛り土を求めたが建物の下に盛り土はなく、空間になっている。盛り土なしで使う場合の安全性を検証する。築地市場(東京・中央)の卸事業者に水と空気の測定値を定期的に示し、意見交換する方針だ。
盛り土じゃなくて「換気でOK」ってこと?そんなバカな。本当にかなり汚染されているのだとしたら、汚染された空気をいくら換気しても、汚染源を除去しない限りそんなところに市場を作るべきではないよね。
豊洲問題。地下空洞は不安を招くおそれがあったから積極的に広報していなかったとの証言が出てきた。これは空洞が危険だという認識からではなく、万一のための対策が不安を招くという認識だろう。絶対的なものを求められると万一が言えなくなる。原発の絶対的安全神話と同じ心理構造。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年9月24日
豊洲問題。地下に溜まっていた水は、飲めるほどきれない水とのこと。これだけ雨風にさらされながら。豊洲はどんだけ完璧にきれいやねん!!莫大な金をかけ最先端の技術を結集した結果だ。東京に、大阪に、飲めるほどの水が地下に溜まる建物があるか!豊洲は今、富士山麓状態。凄過ぎる。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年9月25日
この結果からだと、もう盛り土も換気も必要ないよね。不必要にお金をかけるだけ無駄無駄無駄。
地下水に基準を超えるベンゼンとヒ素検出
環境基準値を超えるベンゼンとヒ素が検出されました。
高くても1.9倍なので、そこまで大幅に基準値を超えるものではないのですが、移転延期は英断でしたね。
でもここで言われてるのが、築地はどうなの?って話。
豊洲問題。豊洲の地下水は飲むものでも、利用するものでもない。ここをきっちりと押さえた議論をしないと安全基準はどの程度のものかが見えなくなる。環境基準を目標としていることは念には念のためであって、それを少し上回ったところで問題はない。これは専門家会議の提言でしっかり示されている。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年9月29日
橋下さんが言う通り、この水は飲むわけではないんだよね。どこを移転の議論ポイントにしているのか、はっきりしてほしいですねぇ。
責任者特定できず
リンク→盛り土問題、責任者は特定できず
築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の建物下に土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で、都が、地下空間の設置を決めた時期や責任者を特定できなかったとする報告書をまとめたことが29日、都関係者への取材で分かった。
一般企業ではあり得ないような話ですね。そうなるだろうなと思った通りでしたが・・・。責任者特定ができないなんて一体どうなってるのでしょうか。役所の人たちはなんのために必死で書類を作っているのでしょう笑。
金額にして「兆」を超える計画の責任者が見つからないなんて、一体どうなってるの。これが今の日本の機構なんだよってことを学生にもっと知ってもらいたいなぁ。
退職者含め責任明確に
リンク→豊洲問題「退職者含め責任明確に」 小池氏、処分に言及
「(担当部局トップの)歴代の市場長については、退職者も含めて責任の所在を明確にする。その他の幹部職員についても、個人の特定などの行政監察手続きを進め、懲戒処分などの対応をとる」。小池氏は5日、公明党都議の質問に答え、豊洲市場で土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で、厳しい措置をとる考えを明かした。処分に言及したのは初めてだ。
小池知事のこの姿勢はとてもすごいと思います。真っ当なことで、大切なことでもありますが、小池知事の身が心配になっちゃうほどです。
豊洲移転の延期コスト
移転の延期によるコストがわかりました。別記事に簡単にまとめているので参考にしてください。→築地移転延期の損失高すぎぃ。ランニングコストが3億って
NEW:環境基準79倍のベンゼンの検出
しばらく音沙汰のなかった豊洲新市場問題ですが、とうとう豊洲移転を本格的に中止せざるを得ないような事実がわかりました。
地下水モニタリング調査の最終結果で有害物質のベンゼンが最大で環境基準の79倍に及んだのです。
この不可解なところが、小池さんが知事に就任する前は水質調査で基準を超えていないにもかかわらず、就任後の検査で基準を超える結果が出ていることです。
これ、本当に同じ調査方法で行ったのでしょうか?
疑問を感じずにはいられません。
正しい調査方法をしていないならば、今後どのようなデータが出ても信じることができません。そんな信憑性のない調査ならお金の無駄です。
これは、移転中止に王手だと思います。
(豊洲問題)論理的に考えるべき。まず一番重要なのは建物内の環境基準。ここで市場が営まれるのだから。地下水は水自体が基準値を超えていても排水基準内に処理して排水すればいいだけ。その処理システムがきちんと動くかポイント。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2017年1月14日
(豊洲問題)地下水は基準値を超えていても排水基準内に処理して排水すればいいだけ。最大のポイントは地下水のベンゼン。ベンゼンが気化して建物内に影響することを専門家会議は懸念したが、それが心配し過ぎであることは公にすれば判明する。そこまでは心配無用と都民の安心につながる。情報公開だ!
— 橋下徹 (@t_ishin) 2017年1月14日
(豊洲問題)今回の水質モニタリングの結果で判明した地下水の基準値超えの数値でも「地上で生鮮食品を扱っても影響ない」という専門家会議のコメントを、メディアは徹底して報道すべき。数値に惑わされない本質を突く報道を。これこそがメディアの役割だ。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2017年1月15日
橋下さんのツイートを抜粋してみました。問題なのは建物内の基準値ですね。
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