シリア難民の受け入れと日本

シリア難民

最近はシリア難民をめぐる悲痛なニュースが相次いでおり、欧州へ逃げ込む難民が増えていると報道されています。

最近はシリア難民をめぐる悲痛なニュースが相次いでおり、欧州へ逃げ込む難民が増えていると報道されています。

欧州に逃げ込むということは実際は簡単ではなく、移動中にも何人もの人が亡くなっています。

そのリスクを負ってまで「逃げたい」ということですから、平和な環境に生きる僕たちには分かりづらいことであり、きっと現場では想像を是するような環境なのだと思います。

日本から遠く離れた地域のことだからと無関心を気取るのはやめて、この問題について考えてみましょう。

ドイツ、「年50万人の難民受け入れ可能」

【9月9日 AFP】ドイツのジグマル・ガブリエル(Sigmar Gabriel)副首相は7日、欧州の移民危機の対応策として、同国が今後数年間にわたり年間50万人の難民を受け入れることができるとの見解を示した。

参考 http://www.afpbb.com/articles/-/3059761

ドイツの姿勢は本当に素晴らしいです。

難民を受け入れるということは、金銭的な問題以外にも文化と文化が衝突する可能性もあり、治安などの問題も発生してしまいますから。

ドイツはナチス政権下の中、半世紀前までユダヤ人を迫害していました。

そんな国が積極的に難民を受け入れるという姿勢を見せ、国としての変化の強さがわかりますね。

もちろんドイツの中でも難民受け入れに賛成の人、反対の人どちらもいます。

それを国策として大胆な行動に出るのは本当にすごいことです。支持率が・・・なんて気にしないのかな。

まぁドイツも労働力の確保というメリットがあるとは思いますが、それ以上に大きいリスクを取ってますよね。

英 シリア難民2万人受け入れへ 無人機攻撃も実施

ギリスのキャメロン首相は7日議会で、ヨーロッパ各国に難民や移民が押し寄せている問題や、その要因となっている内戦状態のシリア情勢について演説しました。
この中でキャメロン首相は、「最大2万人のシリア難民の受け入れを提案する」と述べ、今後5年間でシリア国境周辺の難民キャンプから子どもや孤児を優先して受け入れる方針を明らかにしました。

参照 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150908/k10010220161000.html

イギリスも難民を受け入れる方針です。

イギリスは難民の受け入れにはあまり寛容ではありませんでしたが、考えが変わったみたいですね。

ドイツからの要請もあったのでしょうが、一番の原因はトルコ海岸でシリア難民の子供の遺体の写真が報道されたからでしょう。

難民が目指す人気国のドイツとイギリスですから、イギリスは「もう難民の受け入れに限界だ!」というスタンスでした。

ドイツは車などの産業が発達しているので、イギリスよりは難民を受け入れてもある程度は労働者に回せますが、イギリスはそこまでの余裕がないでしょうから。(と、僕は思ったのですがどうやら違いそう。下に書きます)

なぜ難民はイギリスを目指すのか

理由の第1は、フランスやドイツと違って、イギリスでは亡命者としての身分を簡単に取得することができることである。亡命審査が行われている間、住居と食料、さらに週に35ポンド(約6300円、そのうち約4500円が商品交換券)が支給され、場合によってはそのまま逃亡することもできる。そのうえ、国内に6カ月以上留まると、労働許可証も支給されるが、イギリスには大規模な無許可労働市場があるため、実際には許可証なしに簡単に仕事を見つけることができる。
 難民にとってイギリスでの生活の1番の魅力的な面としては、他の欧州諸国にあるIDカード制度がないことである。イギリスでは、犯罪者として疑われているとき以外は、国籍などについて聞かれることはなく、安心して生活することができる。

参考 http://www.clair.or.jp/j/forum/forum/articles/jimusyo/146LOND/INDEX.HTM

こういう国の政策上の理由が難民にとって人気の理由になるんですね。

まぁたしかにそうだよね。いかに簡単に働けるかってのが重要だもんね。

ここまでくると職業選択の自由なんて言ってられない環境ですよね。

 

フランス 2万人規模で難民の受け入れへ

 

フランスのオランド大統領は7日、記者会見を開いて、「フランスとドイツは持続可能で義務を伴う措置をEUに提案しているが、重要なのは義務という点だ。この数か月、各国の対応は一様ではないからだ」と述べ、EU加盟国が難民の受け入れを公平に分担する措置が必要だとしたうえで、フランスとして今後2年間で新たに2万4000人の難民を受け入れる考えを表明しました。

参照 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150908/k10010219991000.html

フランスの国内でも難民の受け入れは大きな議論になっています。

もちろん賛成、反対の人もいますが、1万人を超える市民が集まり政府に対して難民の支援強化のデモが行われたそうです。

日本のデモとは大きな違いですね。

今起こってる日本のデモは自分の国のためだけに行われているはずです。

フランスでは自国のためではなく、困っている人のためにデモが行われています。

米、難民受け入れ枠5000人以上拡大へ 年間7万5000人超に

米国は、来年以降の難民受け入れ枠を少なくとも5000人拡大し、年間7万5000人とする方向で調整に入った。ただ、議会関係者によると、5000人の増加幅は少なすぎるとして、さらに拡大する可能性もあるという。

ケリー国務長官は記者団に対し、米政府は内戦を逃れたシリア難民の一段の受け入れに「コミットしている」と表明した。

電話会見した国務省高官によると、米は過去3年間、年間7万人の難民を受け入れており、来年は「小幅な拡大」を計画しているという。

複数の政府筋は、ケリー長官が議員らに対し、5000人の受け入れ枠拡大を計画中であると述べたことを確認した。

参考 http://jp.reuters.com/article/2015/09/10/europe-migrants-kerry-idJPKCN0RA0HU20150910

アメリカも難民の受け入れ枠を増やしました。

ただ、このシリア難民問題の元凶はアメリカという事実をしっておかねばなりません。

第2次湾岸戦争で大量破壊兵器を保持しているという理由でイラクのフセイン政権を倒したのがアメリカです。

結局、大量破壊兵器は見当たらず、濡れ衣に終わりました。

中途半端にアメリカが関与したことによって、国は荒れ、いまのISが誕生しているのです。

さて、日本はというと

日本はシリアから遠く離れ、無関係に思えるかもしれないが、国内に400人以上のシリア人が暮らし、そのうち約60人が難民申請中である。
ビジネスや留学などで以前から日本に滞在していた人、安全を求めて国内外を転々とするなかでたまたま縁もゆかりもない日本にたどり着いた人など事情は様々だが、現在のシリアの国内状況では帰国ができないのは明らか。にもかかわらず日本政府が難民として認定したのは現在までにわずか3人。申請の結果が出た38人には人道的配慮による在留の一時許可が付与されたものの、欧米諸国の状況に比べて極めて冷淡な対応だ。

参考 http://www.huffingtonpost.jp/japan-association-for-refugees/syrian-refugees_b_8098966.html?utm_hp_ref=japan-world

難民に寛容な国であるとは言い難い日本の現状です。

いま日本が掲げているスローガンは「積極的平和主義」なはずです。

この現状をみるに、そのスローガンとはなんだったの?と疑問を持ちそうです。

たしかに、移民の受け入れというのは相当問題があります。

外国籍の人は生活保護を受給しやすいのです。

日本の中には生活保護を15万円ほど受給して、気楽に暮らしているが外国人がいるのも事実です。

なぜこんなことが起こるのか?

それは法的な設備が十分になれてないからです。

難民を受け入れることは大切ですが、法の設備が整ってないままでは危険があります。

一刻も早く福祉系の法を整えねばなりません。

さてさて、いまの話では「難民」と「移民」を一緒に考えてしまったのですが、生活保護のことを考えるのは「移民」のほうです。

「難民」は永住権はないので生活保護のことを考える必要もないような気もします。

一緒に考えてはならない問題ですが、どうも重なるんだろうなと僕は考えてしまいます。

ここを踏まえてどう法を整えていくかが重要なんだろうねぇ。

まとめ

難民の受け入れはとても大切なことだけど、問題があるのも事実。

こういう現状が起こることを想定して早めに法の設備を整えておくべきです。

アメリカの子分である日本は「難民受け入れ」についてどうしていくのかが今後の課題でしょう。

歴史的にみると、大国の最大の条件は「寛容性」だそうです。

多民族、多文化、多様な価値観を認めることです。

アメリカがそうですよね。欧州でもそうだと思います。

ここから見ると「日本」は寛容性にとても欠けている国なんでしょう。

島国だからでは言い訳できない時代がきてます。

日本がさらなる発展をするためには移民を入れて、多様性を獲得するほかないのです!

 

追記

ドイツがオーストリア国境で入国審査導入-難民流入急増に対応

ドイツのデメジエール内相はベルリンでの記者会見で、「ドイツへの難民の流入を制限し、秩序ある入国プロセスを回復するために」入国審査が必要になったと述べ、「治安上の理由から緊急に必要な措置だ」と説明した。
20年前に撤廃した入国審査をドイツが復活させたのは、今年到着すると予想される推定80万人の難民への対応で同国が一段の支援を必要としていることを他の欧州諸国に示すメッセージとなる。他の欧州連合(EU)首脳は事態を静観する姿勢にとどまっているため、難民の受け入れに前向きなメルケル独首相の対応にはリスクも内包していることが浮き彫りになった。

参考 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NUMV0I6JTSE801.html

治安上の問題と言われると仕方ないよね。というかやるべきですよね。

難民に紛れてテロリストが入ってくるなんてことがあったら最悪だもんね。。。。

数十万人の受け入れなんだから、やっぱりリスクはあるよねぇ。

追記

EU、難民12万人受け入れへ…理事会で承認

ロイター通信などによると、中東などから難民らが押し寄せている問題で欧州連合(EU)は22日に開いた臨時の法相・内相理事会で、ギリシャなどに到着した難民12万人を追加で加盟国が分担して受け入れる案を投票の結果、承認した。

参考 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150923-00050005-yom-int

EUすごいねぇ。東欧諸国は反発してるらしいけど。

そりゃあ反発する人の気持ちもわかるよ。

 

「シリア難民」の3割が国籍偽装=ドイツ

ドイツ内務省報道官は25日、ドイツに到着した難民のうち、内戦下のシリア出身を自称する人々の30%が別の国の出身者とみられると述べた。
 連邦警察や難民管理当局の担当者による現場での観察に基づいた見積もりという。
 ただ、報道官は、政府は国籍を偽装した難民の数に関する公式の統計は持っていないと強調した。 

参考 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150925-00000242-jij-eurp

悲しいニュースだねぇ。。。3割って何万人もが偽装したってことでしょ。。。

 

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犬好きのアラサー男子。

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